ゆめ色ふあんた

ゆめ色ふあんた

マヤよーこによる動物をメインにしたファンタジー少女漫画作品。小学館の学年誌に連載していたため、連載していた時期に応じて作品内容が変化している。また未収録のエピソードも多く、コミックスだけでは話が繋がらない部分もある。動物たちとの触れあいを描いた1年目、チェリーとのライバル関係とジンジャー・エールへの想いを描いた2年目、エールに異変が起きる4年目は草原みるくを主人公としており、コミックスへの収録話数が非常に少ない3年目のみ双葉ミントが主人公となっている。

正式名称
ゆめ色ふあんた
ふりがな
ゆめいろふあんた
作者
ジャンル
魔法使い・魔法少女
レーベル
てんとう虫コミックス(小学館)
巻数
全3巻完結
関連商品
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概要・あらすじ

小学校に通う内気で泣き虫な少女・草原みるくは、遠足に行った先で不思議な子犬ふあんたを拾う。日本語を話し、魔法も使えるふあんたと一緒に暮らすことにしたみるくは、町中で困っている動物たちやみるく自身の恋の難問を、ふあんたの魔法の力を借りながら解決していく。

登場人物・キャラクター

草原 みるく (くさはら みるく)

動物や植物が大好きな少女。遠足に行った先で子犬のふあんたと出会い、そのまま家に連れ帰って飼うことになる。ふあんたが魔法を使えることや日本語を話せることなど、細かいことは気にしないおおらかな性格。動物たちが困っている時や自身が困難に遭った際には、ふあんたの魔法で助けられている。クラスメイトのジンジャー・エールに好意を寄せ、同じくエールに好意を寄せるチェリーから嫌がらせを受けている。 しかし、のちにエールとは両想いが成立し、以降はチェリーとはライバル関係にありながらもいい友情を築いている。

双葉 ミント (ふたば みんと)

快活でスポーツ万能な少女。男勝りな性格ではあるが草花を愛し、こっそりと愛でている。何かと意地悪ばかりをしてくるエリカに対しても分け隔てなく優しく接するが、幼なじみであるセイジが絡むとなぜかモヤモヤしてしまう。担任教諭の野々原ユリ子に憧れ、教師を目指している。花の中から生まれたふあんたを飼い、一緒に行動している。

ふあんた

魔法の力が使える不思議な子犬。草原みるくと双葉ミントのどちらが主人公となっている作品にも登場している唯一の存在。人間でいうと3歳くらいの知能を持っている。おいしい物には目がなく、ごちそうを前にするとそれまで考えていたことを忘れてしまうこともしばしばある。どんな動物とも話すことができ、捜し物に関する聞き込みをしたり、悩みを聞くことができる。 「ふあんたー!」と叫ぶことによって翼と角が生えた姿に変身し、魔法を自由に使うことが可能になる。ふあんたの魔法は自由度が高く、空を飛ぶことや食べ物を出すこと、またみるくやミントの姿を変えること、写真や絵本の中の世界に入ることまでできる。ちなみに、ミントと出会ったふあんたは花の中から生まれた。

ジンジャー・エール (じんじゃーえーる)

草原みるくとチェリーが想いを寄せるクラスメイトの男子。当初は「外国からの転校生」としか語られていなかったが、実はエイルランドという国の王子。誰にでも分け隔てなく優しいので女子から人気が高いが、のちにみるくと両想いになる。しかし4年目になると急にみるくに冷たく当たる人格が生まれたり、命を狙われていることを理由に世界中を旅して回ることになる。

チェリー

草原みるくのクラスメイトの女子で、ジンジャー・エールをめぐる恋のライバル。売れっ子の子役スターで、両親も非常に金持ちらしく、専属シェフを抱えていたり、自家用クルーザーでパーティーを開催している。エールがエイルランドの王子ということを知っており、貧しい国を救うため、父親の会社から無償の援助をする代わりにエールとの結婚を目論んでいた。 のちにみるくとの関係が急激に改善され、仲のいい女友達になる。

青井 そーだ (あおい そーだ)

草原みるくのクラスメイトで、みるくとともに学級新聞の当番をすることになった男子。非常に勝ち気でみるくを馬鹿にしたような言動が目立つ。また物事に対する諦めが早く、学級新聞に掲載する事件を探すことや、逃げたキューちゃんを探すことをあっさりと諦めてしまう。

おばあさん

学級新聞に掲載する事件を探していた草原みるくと青井そーだが公園で出会った着物姿の老女。一人暮らしをしているため、九官鳥のキューちゃんを、家族として友人として大事にしている。サッカーボールが当たったことで鳥かごが破損し、キューちゃんが逃げた際には泣き崩れて悲しんだ。

キューちゃん

学級新聞に掲載する事件を探していた草原みるくと青井そーだが公園で出会ったおばあさんの飼っている九官鳥。おばあさんを「オバーチャン」と呼び、非常に懐いている。サッカーボールが鳥かごに当たった際にはパニックに陥り飛んで逃げたが、逃げた先では飼い主のいない不安で震えながら泣いていた。

ビール

草原みるくの家の近所に住んでいる獰猛な犬。子供たちの間では「四丁目のかみつき犬」と呼ばれ、100人、または1000人に噛みついたという噂が広まっている。実は飼い主の家族からろくに構ってもらえないばかりか散歩にも連れ出してもらえず、ストレスが溜まっていた。

ラムネ

草原みるくが、祖母の家の近くにある砂浜で出会った少女。関西弁と讃岐弁が混ざったような方言で話し、よそ者のみるくに対しては高圧的な態度で接する。海や砂浜を大事にしており、ウミガメの卵を守るため大人たちに内緒で浜を警備していた。

カリン

4年目から登場する、草原みるくと同じ小学校に通う5年生の女子。世界的に活躍するモデルでもあり、チェリー以上の大金持ちの令嬢。ジンジャー・エールに興味を持っており、なにかと接触を図る。のちに、ふあんたの魔法の力をエールのものと勘違いしていることが判明する。

ペーター

ジンジャー・エールを追ってアルプスを訪れた草原みるくが、崖から落ちそうになっていたところを助けた少年。山羊を飼っており、エールの情報を教える代わりに2~3日滞在して仕事を手伝うよう要求した。その間にみるくに好意を抱き、告白する。

エリカ

3年目に登場する。双葉ミントのクラスメイトで、お嬢様口調で話す女子。セイジに思いを寄せており、幼なじみというだけで側にいるミントを憎んですらいる。野々原ユリ子に憧れるミントを見て、媚びを売っていると判断するような歪んだ性格の持ち主。

セイジ

3年目に登場する。双葉ミントの幼なじみでクラスメイトの男子。体を動かすのが好きでじっとしている写生などは苦手だが、実は学習塾では全国トップの成績を誇る天才。ミントに好意を持っているがケンカ友達としての位置にいるため、素直になれず何かとちょっかいをかけている。エリカから好意を寄せられていることに気づいており、邪険にはできないでいる。

野々原 ユリ子 (ののはら ゆりこ)

3年目に登場する。双葉ミントたちのクラスの担任を務める女性教諭。髪を短く切りそろえた活動的な容姿で、ミントたちのクラスが初担任の新人教諭。はっきりとした物言いと竹を割ったような性格で、野々原ユリ子に憧れたミントが教師を目指すきっかけにもなった。

場所

エイルランド

ジンジャー・エールの故郷の国。世界一小さい国土のため王城を修繕する費用もないとされ、その費用をチェリーの父親がエールとチェリーの結婚を条件に肩代わりしていた。子供同士でも結婚式が挙げられる希有な国で、チェリーはエールと結婚式を行うためにエイルランドに滞在していたことがある。

書誌情報

ゆめ色ふあんた 全3巻 小学館〈てんとう虫コミックス〉 完結

第1巻

(1994年11月発行、 978-4091422811)

第2巻

(1995年12月発行、 978-4091422828)

第3巻

(1996年2月発行、 978-4091422835)

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