ようこそ! 微笑寮へ

ようこそ! 微笑寮へ

規則で恋愛が禁じられている全寮制の学園に入学した少女と、不思議な魅力のある少年が、規則に縛られつつもも、互いに好意を寄せあいながら成長していく。思春期の少年少女が抱き勝ちな悩みをも織り込んで展開する青春ラブストーリー。「なかよし」1994年3月号から1996年2月号にかけて連載された。

正式名称
ようこそ! 微笑寮へ
原作者
遠藤 察男
作者
ジャンル
青春
レーベル
講談社コミックスなかよし(講談社)
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概要・あらすじ

全寮制の微笑学園に入学し、「微笑寮」に入寮することになった間島麻琴は、入寮日に自信過剰な男子である橘誠に出会う。誠のどこか横柄な態度に、反感を覚えた麻琴であったが、入寮後、誠が努力家で優しいところもあるということを知り、次第に惹かれていくようになる。しかし、「微笑寮」には恋愛禁止という厳しい規則があった。

規則や周囲の妨害といったさまざまな障害を乗り越えて、麻琴は自身の想いを貫いて成長していくのだった。

登場人物・キャラクター

間島 麻琴 (マジマ マコト)

微笑学園に通う中学1年生の女子。「微笑寮」で暮らしている。元気で明るく、友人想いの性格だが、やや行き過ぎてお節介になってしまうことがある。入寮日に落とし物を拾ってあげたにも関わらず、失礼な態度を取ってきた橘誠のことを最初は嫌っていた。しかし、彼が隠れて練習している姿などを見て、徐々に見直すようになり、誠を追ってサッカー部のマネージャーとなった。 部活で誠と関わっていくうちに、いつしか異性として好意を抱くようになっていく。しかし、学内で一番人気のある西寺先輩にアプローチをされたり、幼なじみの伊集院悟に告白されたりと邪魔が入ることが多く、誠に対してなかなか素直になれずにいる。

橘 誠 (タチバナ マコト)

微笑学園に通う中学1年生の男子。「微笑寮」で暮らしている。サッカー部に所属している。サッカーの技術は確かで、新入生の中でもトップの実力を誇る。一方で自信過剰で少々お調子者なところがあり、自身のことを「サッカーの天才」と公言し、先輩のいる前で堂々と練習をさぼることもある。しかし、それは熱心に練習をしている姿を周囲に見られるのが恥ずかしいからで、実は深夜に1人っきりで練習をしている努力家。 入寮の日に出会った間島麻琴に惹かれている。麻琴の悪口を聞くなり相手に殴りかかるほどだが、麻琴に対してはなかなか素直になれずにいる。

西寺先輩 (ニシデラセンパイ)

微笑学園に通う中学3年生の男子。「微笑寮」で暮らしている。サッカー部に所属している。部の中でもトップの実力の持ち主で、卒業後を見据え、サッカーの名門校からスカウトも来ている。さらにイケメンで頭も良いため、学園のアイドルとして女子生徒に非情に高い人気を誇っている。サッカー部のマネージャーをはじめ、大半の女子生徒が自身に明らかな好意を向ける中、あまり興味を見せない間島麻琴に好奇心を刺激され、やがて恋愛感情を抱くようになっていく。

伊集院 悟 (イジュウイン サトル)

微笑学園に通う中学1年生の男子。二学期になって間島麻琴のクラスに転入して来た。「微笑寮」で暮らしている。実は麻琴の幼なじみで、親の転勤で引っ越してからは会えなくなっていた。麻琴と別れて以後も、父親の転勤が重なり、数え切れないほど転校を繰り返していた。そこで、もう転校しないですむようにと、全寮制の微笑学園への編入を決めた経緯がある。 昔は優しくて素直な性格をしていたが、転校先で苛めに遭ったことなどが重なり、現在は性格が歪んでいる。そのため「転校生はなめられたら終わり」と考えるようになっており、微笑学園に転校して来た時も、転校初日に理由のない暴力沙汰を起こした。難しいことで知られる微笑学園への編入試験を、楽々と突破するほど頭が良いだけでなく、幼い頃からボクシングをしていたため喧嘩も強い。 再会した麻琴に好意を抱き、力尽くでキスをしようとするなど、積極的にアプローチする。

鈴ヶ丘 美笛 (スズガオカ ミテキ)

微笑学園に通う中学1年生の女子。間島麻琴のクラスメイトであり、「微笑寮」のルームメイトでもある。華やかな美貌の持ち主で、アイドルになることをを夢見ている。入学早々、親衛隊ができるなど、微笑学園のマドンナ的な存在となったが、目立ち過ぎたので女の先輩から嫉妬されている。集団での呼び出しを受けて、暴力を振るわれそうになったこともあるが、鈴ヶ丘美笛本人は周囲の嫉妬や憎しみを相手にせず、いつも飄々としている。 オーディションを受けても、うまくいかずに落選することが多いが、その失敗をバネにできる強さを持つ。

藤井 さより (フジイ サヨリ)

微笑学園に通う中学1年生の女子。間島麻琴のクラスメイトであり、「微笑寮」のルームメイトでもある。クールな性格で、周囲と馴れ合うことを好まない、マイペースな一匹狼。軽音部に所属していて、1日に10曲も作曲できるほどの才能を持つ。ただし曲のセンスは独特で、万人受けするものではない。そのため、せっかく作った曲や詞をまともに聴いてもらえず、悩んでいる。 もともと、異性関係や恋に乱れることを、ふしだらだと否定的に捉えていた。そこへ金山一郎太から悩みを相談され、歌を聴かせて欲しいと言われたことをきっかけに、彼を異性として意識するようになる。

大井 太 (オオイ フトシ)

微笑学園に通う中学1年生の男子。橘誠のクラスメイトであり、「微笑寮」のルームメイトでもある。父親は大会社を経営しているため金持ちで、幼い頃から甘やかされてきたため、少々わがままな性格をしている。また、何かと金の力で物事を解決しようとする癖がある。入寮日早々、自身を特別扱いして、一人部屋を準備するように主張し、間島麻琴をはじめとする周囲の人々の顰蹙(ひんしゅく)を買った。 入寮後は、ルームメイトの誠や金山一郎太との交流を通して、少しずつ協調性や社交性に目覚めていく。鈴ヶ丘美笛に一目惚れをして、彼女の親衛隊を結成するなどして、アピールしている。

金山 一郎太 (カネヤマ イチロウタ)

微笑学園に通う中学1年生の男子。橘誠のクラスメイトであり、「微笑寮」のルームメイトでもある。サッカー部に所属していて、熱心に練習をしているが、なかなか実力を伸ばすことができずにいる。ルームメイトの誠はサッカーが得意、大井太は金持ちという長所があるのに対し、金山一郎太自身はよく食べる以外の取り柄がないので、コンプレックスを持っている。 また、自身の顔がパッとしないことも気にしている。たまたま、藤井さよりと2人きりになった時に、それらの悩みを相談した。すると、彼女から救いの言葉をかけてもらい、コンプレックスから解放された。以来、さよりのことを異性として意識している。

場所

微笑寮 (ホホエミリョウ)

微笑学園の寮。微笑学園は全寮制のため、学生は全員この寮に入ることになる。一部屋に3人の学生が割り振られる。ルームメイトである3人は生活の大部分を一緒に過ごすため、特別な友情で結ばれることとなる。寮の門限は6時で、消灯は10時。また、寮則は以下の4つとなっている。その1、お菓子や化粧品の部屋への持ち込み禁止。その2、ゲーム類や淫らなビデオや雑誌の持ち込み禁止。 その3、男子の部屋への女子の立ち入り及び女子の部屋への男子の立ち入り禁止。その4、寮生同士の男女交際の禁止。これらの寮則を破った場合、親が呼び出されて厳重注意を受ける他、停学や退学になることもある。中でも男女交際に関する規則は特に厳しく、噂が立っただけでも注意を受けてしまうことがある。 恋愛を禁止する寮則を、自身の心を縛るものと感じ、不満を持つ学生も多い。

クレジット

原作

遠藤 察男

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