概要・あらすじ
植物館職員の大森日向子は、まだ高校生だった7年前に自分の弟に恋愛感情をいだき、二人で家出をするという事件を起こした過去を持つ。その際に事故を起こして弟は大ケガを負ってしまい、両親は離婚。それ以来、弟とは離れて暮らしてきたのだった。しかし、そんなある日、弟の興梠夏樹が日向子の勤める植物館を訪ねてくる。成長した夏樹もまた、日向子に対して恋愛感情を抱くようになっているのだった。
登場人物・キャラクター
大森 日向子 (おおもり ひなこ)
植物館に勤める女性。ロングヘアでメガネを掛けている。7年前、高校生の頃に自分の弟に恋愛感情を抱き、二人で家出するという事件を起こす。その際に事故を起こし、弟に大ケガを負わせてしまう。そのために両親は離婚、母親や弟たちとは離れて暮らしていた。その事件によって、自分のことを悪人だと感じており、他人とはなるべくかかわりを持たず、世間から隠れるように暮らしている。
興梠 夏樹 (こおろぎ なつき)
大学生。大森日向子の実の弟。7年前に、姉といっしょに家出をして交通事故を起こし、大ケガを負ったことがある。事件後は母親と妹の興梠瑞樹と共に暮らしている。ケガを負ったせいか、事件時の記憶は曖昧。しかし、その時に見た姉の顔が忘れられず、いつしか姉に対して恋愛感情を抱くようになっている。SNSの投稿で偶然日向子の勤務先を知り、職場を訪れて日向子と再会する。
興梠 瑞樹 (こおろぎ みずき)
大学生で、大森日向子の実の妹。興梠夏樹の双子の妹だが、ごくふつうの大学生風の夏樹に比べると、派手な黒ギャル風のファッションをしている。日向子のせいで家族がバラバラになったと思っており、日向子のことを憎んですらいる。
書誌情報
わるいあね 3巻 小学館〈ビッグ コミックス〉
第1巻
(2019-12-26発行、 978-4098604838)
第2巻
(2020-04-27発行、 978-4098606009)
第3巻
(2020-09-30発行、 978-4098607150)