アリと巨人

戦後の混乱期から高度成長期における当時の世相を背景にした社会派作品。激動する時代の波に翻弄される2人の男の友情と裏切り、挫折と希望の物語。「中学1年コース」1961年4月号から1年半にわたり連載された。

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正式名称
アリと巨人
作者
ジャンル
社会派
 
ミステリー、推理一般

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アリと巨人(漫画)の総合スレッド
2016.10.19 13:57

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概要

終戦直後、静岡のある地方都市。小高い丘に立つ巨大なクスノキの根本で、固い友情で結ばれた戦災孤児のマサやんムギやんは、お互いの将来を語り合う。やがてマサやんは占領下の東京に出て新聞記者となるが、故郷に残ったムギやんは裏社会に足を踏み入れる。そんな中、大物政治家の不審死を追っていたマサやんは、暴漢に襲われ一時的に失明してしまう。

一方、ムギやんはアメリカに渡り、数年後に身分を変えて帰国。目が完治したマサやんは、記者を辞め郷里の教師となっていた。青年となった2人は高度成長期を迎えた故郷で再会するが、制止するマサやんを振り切り、ムギやんは黒幕の依頼で郷土に巨大な軍需工場を創設してしまう。だが、重大な秘密が発覚したことにより窮地に陥った彼は、小型機で逃亡を図るもクスノキに衝突。

傷ついたムギやんの前に、ある思いを胸に秘めたマサやんが姿を現すのだった。

登場人物・キャラクター

主人公
戦争で父を亡くし、故郷のクスノキを父親代わりに育つ。幼児の頃から大人に脅されても動じないほどの強い正義感を持つ。母も空襲で亡くし孤児となるが、親友のムギやんと励ましあって明るく生きる。成人してからは「...
幼児期は、戦災孤児という同じ境遇の親友マサやんを頼るおとなしい性格であったが、貧しさからやくざの道に足を踏み入れる。そしてマサやんを裏切り、ボスの命令で重大な違法行為に手を染めてしまう。
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