イキにやろうぜイキによ

イキにやろうぜイキによ

学園のアイドル的存在の落合苫子が、頑張り屋だが目立たない星野清吉に惚れこんで、周囲が騒ぎを大きくしていく。「お祭りコメディシリーズ」と銘打たれている。当初は読切連載の形式で掲載された。読切連載時のタイトルは表題の『~にやろうぜ~によ』を継承している。

正式名称
イキにやろうぜイキによ
作者
ジャンル
ラブコメ
レーベル
集英社文庫 コミック版(集英社)
巻数
全4巻
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概要・あらすじ

落合苫子扶桑高校のアイドル。様々な伝説を持つ彼女は、ボクシング部の星野峻平に一目惚れする。目立たない存在の峻平にぞっこん惚れこんだ苫子の、下町を舞台にした健気で本気の恋物語。

登場人物・キャラクター

落合 苫子 (おちあい とまこ)

ソバージュの長い髪と長身の目立つ女子。都立扶桑高校の2年生として登場。家は昔ながらの土建屋。下町で生まれ育った、成績優秀、眉目秀麗、生徒たちから注目される、気っぷのいい学園のアイドル。全学生からの信頼も厚く、さまざまな問題を解決していく。腕っぷしも強く、チカンを投げ飛ばしたりもする。 家に魚の配達に来た同級生の星野峻平に一目惚れ。その夜、思い立ってランニングをすると峻平に再会。魚屋になる運命を感じる。それからは生活の中心が峻平になり、魚の捌き方なども勉強するようになった。なかなかなびかない峻平に猛アタックをかける。プロボクサーになると言い出した峻平の夢に、自分の居場所がないことを感じ取り、一度は諦めた。 正義感も責任感も強く、納得のいかないことはしない。峻平への一目惚れは、顔よりも純粋な目が気に入ったもの。峻平がカッコよくなっていくことを当然だと捉え、恋のライバルにも正面から立ち向かっていく。一方で、峻平の席に座って緊張する、子供のような恋をする女の子でもある。

星野 峻平 (ほしの しゅんぺい)

小柄なかわいい顔をした男の子。都立扶桑高校の2年生として登場。弱小ボクシング部所属。家は魚屋の魚清で、跡を継ぐつもりでいる。落合苫子の家は近所で、配達などで行き来する範囲。練習試合で鎌仲克己に敗れてボクシングに目覚め、一迫ボクシングジムに通い始める。 インターハイでは鎌仲に勝ち、プロボクサーも視野に入れた。ただし、プロボクサーの選手生命が短いことを念頭に、20代の終わりからは魚屋を継ぐという生活設計だった。しかし、プロ試験には受かったものの、プロボクサーとしての強さは求めているものと違うことを感じて断念。父の星野清吉が一度は閉めた魚清を再開し、苫子にプロポーズした。 あまりにも出来すぎな苫子のアタックに興味がなさそうだったが本心では嬉しく、プロボクサーになっても自分のことを見ていてほしいと思っていた。父からチケットをもらった、苫子との初デートの場所は浅草5656会館。だが、プロボクサーになるよりも、苫子を選んだ。 プロボクサーの福田健吾のファン。

小松 真一 (こまつ しんいち)

男子校の上原高校の生徒会長。家はSK企業で小松理佳子は妹。落合苫子に興味を持っていたところ、扶桑高校の西校舎の増築工事が遅れたため、文化祭の後夜祭にグラウンドを貸してほしいという提案を苫子とのダンスを条件に受諾。苫子が好きな星野峻平がやっていると聞いてボクシングを始めた。 インターハイで1試合を戦い、勝利したがやはり向いていないと辞めてしまう。頭脳派の平和主義者。

小松 理佳子 (こまつ りかこ)

都立扶桑高校の1年生として登場。家はSK企業で小松真一の妹でブラコン。落合苫子に憧れて、自慢の兄の彼女は苫子でなければ、と思っている。苫子の思い人の星野峻平にがっかりし、その前では普通の女の子になってしまう苫子に不満を持つ。だが苫子が惹かれる峻平の魅力を認め、ボクシング部のマネージャーを自称。 鎌仲克己のいる仁村高校に練習試合を申し込む。峻平の気持ちが自分に向くことがないことに気付いて身を引いた。苫子への憧れは強いが、迎合はしない。

鎌仲 克己 (かまなか かつみ)

二ね等高校のボクシング部を率いる高校チャンピオン。面識がないまま落合苫子を彼女にしようとしていた。星野峻平とは階級が異なっていたが、苫子の思い人だと知って、練習試合で叩きのめす。一迫ボクシングジムで再会したが、まったく相手にするつもりはなかった。峻平の体格が大きくなり、インターハイでは同じ階級となって試合であたりKOされる。 その後、ボクシングに真剣になってプロボクサーを目指して鍛練し、峻平と同時にプロ試験に合格した。

島野 キヨコ (しまの きよこ)

黒いストレートヘア。都立扶桑高校の2年生として登場。落合苫子の親友で、学年トップの才女。家も近く、深夜に苫子に叩き起こされてランニングにつきあわされたりもする。同級生の山田と付き合うようになり、卒業後は一緒に北海道の大学に通って、獣医を目指すことにした。

みどり

都立扶桑高校の2年生として登場。大きなリボンで髪をまとめている。落合苫子の親友。父は商社マンで母は銀行家の娘というお嬢様。たいへんなメンクイで、ドラマチックな恋愛に憧れている。小松真一に恋をしているが、小松は苫子が好きなので悩んでいる。自宅の土地が小松の親のSK企業に買い取られて立ち退くため、南米に転居することになった。 苫子たちの計らいで小松に思いを明かした。3年の冬に卒業を待たずに南米に渡った。

小野 章子 (おの あきこ)

仁村高校のアナウンス担当。鎌仲克己の幼馴染みで、告白もしたが落合苫子と付き合っていると言われて失恋。だが、苫子と付き合っているのは嘘だった。誰かに鎌仲を倒してほしいと思っていたが、インターハイで星野峻平に倒されたときは、やはり面白くなかった様子。たいへんなボクシング好きで、峻平と同じ福田健吾ファンとして意気投合。

山田 (やまだ)

都立扶桑高校の目立たない男子。島野キヨコと付き合っている。小さいころから動物好きで、自宅ではブタを飼っている。獣医になることが夢だったが、成績が届かず畜産家を目指す。キヨコに同じ大学に行こうと声をかけて受諾された。

宇野 勝也 (うの かつや)

都立扶桑高校の2年生として登場。弱小ボクシング部所属。星野峻平の親友で、一緒にボクシングを始めた仲。落合苫子のファンなので、峻平の応援に苫子が現れるだけで嬉しい。父の反対で軟禁された苫子と峻平の逢引の手助けをする。

星野 清吉 (ほしの せいきち)

星野峻平の父。魚屋としては近所でも評判。妻は華族の出で、寿司屋の見習い時代の得意先の娘。駆け落ちをしたが連れ戻され、離婚されたらしい。峻平は五男で、長男の平助、次男の順は勘当した。三男の健はオーストラリア在住。四男の良一は大学生。思い込みが激しく「早とちりの清さん」として知られる。 苫子の母にも、ちょっと笑顔を向けられただけで惚れられたと勘違い、その後振られたと思い込んでいる。そのため、ぎっくり腰で寝込んだ際に、手伝いに来た苫子も峻平の結婚相手だと思い込み、冷たくあたっていた。

場所

一迫ボクシングジム (いちさこぼくしんぐじむ)

落合苫子に後押しされて星野峻平が通い始めたボクシングジム。プロとアマを同じように扱う。扶桑高校に近く、苫子に声をかけられるという理由で鎌仲克己、父がスポンサーをしている小松真一も同様の理由で通っている。峻平は窓の外から練習を覗いていたのを会長に覚えられていた。 ここでのインターハイ前のスパーリングで、峻平は鎌仲を倒したことがある。会長は峻平がプロに向いていないと考えている。

魚清 (うおせい)

稲瀬二丁目にある星野峻平の家。近所でもいい魚を仕入れていると評判。落合苫子の父も魚清の魚でないとダメだというほど。もっとも経営は苦しく、借金も抱えていた。星野清吉の喧嘩っ早い性格のため、長男と次男は勘当され、三男と四男も魚屋を嫌い、跡継ぎは五男の峻平くらい。その峻平がプロボクサーをしている間の10年間を四男の良一に頼もうとしたが、清吉は閉店を決意。 一度は完全に畳んでしまう。だが峻平が独断で再開を決断。改めて魚清をスタートさせた。

扶桑高校 (ふそうこうこう)

音町三丁目バス停そばにある落合苫子たちが通う都内の高校。首都高速近くのレンガ作りの校舎で校庭も都内にしては広い。校風はかなり自由。苫子がいなければ何も始まらないと言われるほど、彼女の存在感が強い。

書誌情報

イキにやろうぜイキによ 全4巻 〈集英社文庫 コミック版〉 完結

第1巻

(1999年10月発行、 978-4086174978)

第2巻

(1999年10月発行、 978-4086174985)

第3巻

(1999年12月発行、 978-4086174992)

第4巻

(1999年12月発行、 978-4086175005)

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