エリアの騎士

主人公のサッカー選手逢沢駆が、将来を嘱望されながらも交通事故で死亡した兄逢沢傑の心臓と魂を受け継ぎ、全国高校サッカー選手権の頂点をめざす。その後五輪代表やJリーグでもプレーし、世界に通用する選手へと成長していく。それと並行して、幼馴染美島奈々が女子日本代表なでしこジャパンの一員としてプレーする姿も描かれていく。原作は伊賀大晃。

正式名称
エリアの騎士
原作
作画
ジャンル
サッカー
レーベル
講談社コミックス(講談社)
巻数
全57巻
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概要・あらすじ

サッカー少年逢沢駆の兄・逢沢傑はU-15日本代表と将来を嘱望されたサッカー選手。元は自身も選手だっただが、あるトラウマから一線を離れ、兄と同じサッカー部のマネージャーとして日々を過ごしていた。そんなある日、二人は交通事故に逢ってしまう。傑は亡くなってしまうも、傑から心臓移植を受けたは一命をとりとめた。

は兄の魂を受け継ぎ、理想的なFWの選手像であるエリアの騎士をめざして、江ノ島高校の仲間とともにインターハイと全国高校サッカー選手権を戦い抜く。激闘を終えたは高校生ながらU-22日本代表(五輪代表)に選出。Jリーグに活躍の場を移すのだった。一方、幼馴染の美島奈々は女子日本代表なでしこジャパンの一員となり、奮闘していく。

登場人物・キャラクター

逢沢 駆

鎌倉学館中等部2年でサッカー部のマネージャー。精神面の弱さと、将来を嘱望されている兄逢沢傑へのコンプレックスから選手を離れていたが、兄傑は選手への復帰を願っていた。その矢先に二人は交通事故に遭い傑は死亡してしまう。同じく重体に陥った駆は傑の心臓を移植されて一命をとりとめ、彼の魂とともに選手に復帰することを決意する。 その後全国高校サッカー選手権での活躍が認められU-22日本代表(五輪代表)に召集される。Jリーグ2部の湘南ブルーインパルスに特別指定選手として入団。ポジションはFW。「純血種(サラブレッド)ストライカー」の異名をとる。得意技は「ラン・ウィズ・ザ・ボール」で、時折兄が乗り移ったかのようなプレーを見せる。 とくにボールが消えるかのようなフェイントはφトリック(ファイトリック)と呼ばれる。幼馴染の美島奈々は初恋の相手であり、将来ともに日本代表のユニフォームを着る約束をしている。

逢沢 傑

主人公逢沢駆の兄。鎌倉学館中等部3年。サッカーU-15日本代表で背番号10を背負うMF。11歳にしてU-13日本代表に選出され、スペインで開かれた世界大会では得点王に輝くが、不本意な警告により決勝のブラジル戦には出場できなかった。自らを王様タイプと称し、理想のパートナー像であるエリアの騎士となる選手を探し求める。 サッカー部でマネージャーをしていた弟駆に選手に復帰することを勧めた矢先に交通事故に遭い死亡。その心臓は弟駆に移植される。

美島 奈々

主人公逢沢駆と、その兄逢沢傑の幼馴染。名前の「なな」からあだ名はセブン。アメリカから帰国し鎌倉学館に転入。サッカー部のマネージャーとなる。自らも優秀なプレイヤーであり、アメリカでは「リトル・ウィッチィ」(小さな魔女)の異名をとった。ポジションはFW。宇宙人のマスクをした謎のプレイヤーに扮し、駆とともに夜の公園で練習を続ける。 その後駆と同じ江ノ島高校に進学。クラブチームには属さず、引き続きサッカー部のマネージャーを務める。卓越したサッカー理論の持ち主でもある。高校1年でなでしこジャパンに選出されるが、日本とアメリカの二重国籍でありどちらの代表を選択するか迷う。 得意技は「ウィッチィ・ターン」。

荒木 竜一

サッカーU-15日本代表の合宿で逢沢傑に力を認められる。それを知った逢沢駆は彼の通う江ノ島高校へ進学することを決めたが、荒木竜一はサッカーを辞めており、漫才研究会の部員であった。駆の説得によりサッカー選手に復帰。ポジションはMF。一本のパスやドリブルでチャンスを作り出すファンタジスタ。 太りやすい体質が欠点。U-16日本代表に選出され、遠征先の韓国でテロリストの人質となるが、自力で脱出する。全国高校サッカー選手権で活躍した後、U-22日本代表に召集。

佐伯 祐介

鎌倉学館で主人公逢沢駆の同級生。ポジションはMF。中学3年ではサッカー部のキャプテンで司令塔を務める。熊谷監督によってボランチとしての適性を見出される。鎌倉学館高等部に進学し、インターハイに出場。U-16日本代表。

峰 綾花

臨床心理士。カウンセラーとして逢沢傑のメンタルケアを担当。傑の死後は弟の逢沢駆のカウンセリングを担当する。岩城鉄平とは高校・大学時代の同級生。江ノ島高校でサッカー部のマネージャーをしていた。

中塚 公太

鎌倉学館で主人公逢沢駆の同級生。サッカー部のレギュラーでポジションはDFだが、攻撃参加が得意。性格は能天気で女好き。「夜の司令塔」の異名をもつ。成績不足で高等部に進めず、江ノ島高校に進学。サッカー公式部であるSCに入部するも、雰囲気になじめずFCに移る。サッカー部統合後はMFに転向。

熊谷

鎌倉学館サッカー部監督。中等部と高等部を兼任し、高等部では実績をあげているが中等部についてはほぼ放置状態。逢沢駆の成長を見逃したことを反省し、中等部を別の監督に任せ高等部に専念。

国松 広実

鎌倉学館サッカー部所属。主人公逢沢駆の兄、逢沢傑の同級生。駆にとって中学最後の試合で、彼を試合に起用するよう監督の熊谷に進言した。高校2年生でスイーパーのレギュラーに定着。駆が進学した江ノ島高校に立ちはだかる。

レオナルド・シルバ

サッカーU-15ブラジル代表の司令塔。「ブラジルの至宝」「ロナウジーニョの再来」と呼ばれる。そのプレーはブラジルサッカーの神髄と言われる身体リズムジンガを体現する。逢沢傑の墓参りに現れ、逢沢駆と対面する。日本に留学し東京蹴球学園に入学。全国高校サッカー選手権決勝で駆が所属する江ノ島高校と激突する。 傑とはかつてスペインで開催されたU-13世界大会で対面し、何度か対戦。練習試合で10分間だけチームメイトとしてプレーしたこともある。

岩城 鉄平

江ノ島高校の国語教師で、逢沢駆らの担任。サッカー同好会FC(フットボールクラブ)の創設者であり監督。選手時代にSC(サッカークラブ)の方針に反発してFCを設立。SCを破って学校代表となり神奈川県予選を制した。その後教師として江ノ島高校に着任。駆らを擁したFCはSCとの試合に引き分ける。 FCとSCは統合し、新生江ノ島高校サッカー部が誕生。その監督に就任した。楽しいサッカーをモットーとするが、優しさと厳しさをあわせ持つ。生徒たちの活躍に触発され、自らも諦めていたプロへの道を再度志す。全国高校サッカー選手権の終了後にJリーグ横浜エルマーレスと契約。

的場 薫

江ノ島高校でサッカー部(SC)の入部テストを不合格となり、同好会(FC)に入部。逢沢駆らとともにプレーする。ポジションはFW。

高瀬 道朗

江ノ島高校で逢沢駆らの同級生。サッカー公式部であるSCに所属。189cmの長身を誇り、「江ノ島タワー」の異名をとる。ポジションはFW。中学時代はバスケットボールの選手だったが、父の会社の倒産をきっかけにサッカーに転向した。

織田 涼真

江ノ島高校では逢沢駆の1年先輩。後にキャプテンとなる。ポジションは守備的MF。ジュニアユース時代に膝を故障し、強豪校への進学をあきらめるが、全体を見通し攻撃の起点となるレジスタ(演出家)としての素質を買われ江ノ島高校に入学する。

鷹匠 瑛

鎌倉学館サッカー部のキャプテン。逢沢駆の2年先輩、逢沢 傑の1年先輩にあたる。ポジションはFW。鎌倉学館のエースストライカーであり、U-19日本代表。

兵藤 誠

江ノ島高校のサッカー同好会FC(フットボールクラブ)のキャプテン。逢沢駆をFCに勧誘する。愛称は「マコ」。ポジションはMF。サッカー部統合後は副キャプテンを務める。荒木竜一とは漫才コンビ「イエローカード」を結成。

日比野 光一

逢沢駆とは同学年で、かつて同じクラブでプレイしていた幼馴染。オランダのチームでプレイした後、湘南大付属高校では1年生からレギュラー。ポジションはDF。「キャノンフリーキック」と呼ばれる強烈なフリーキックの持ち主。かつて駆との接触プレーで左ヒザを負傷している。

ミーナ・マイヤー

女子サッカードイツ代表。18歳にして次期エースと呼ばれる実力を持ち、モデルとしても活躍。ヨーロッパではアイドル的な存在で、女子サッカー界のシャラポワと言われる。

飛鳥 亨

葉蔭学園サッカー部所属。ポジションはDF。神奈川のナンバーワンDFで、皇帝の異名をとる天才リベロ。年代別日本代表にも選ばれている。医者である父からはサッカーの才能がないと言われるが、それに反発して家を出て努力で才能をカバーしている。

群咲 舞衣

東京蹴球学園に所属し、学園ではアイドル的存在。なでしこジャパンの一員。美島奈々をライバル視し、逢沢駆に好意を抱く。ブラジルからの帰国子女で明るい性格だが、自己主張の強さからなでしこジャパンでは浮いた存在に。

城之内 健吾

フリージャーナリスト。逢沢駆の心臓が兄逢沢傑から移植されたものであることを知り、江ノ島高校の全国大会敗退後にスクープ記事にしようと目論む。

李 秋俊

主人公逢沢駆が所属する江ノ島高校サッカー部の選手で2年先輩にあたる。ポジションはゴールキーパー。ケガのため控えにまわることもあるが、守護神の座を獲得している。好セーブでたびたび江ノ島高校のピンチを防ぐ。全国高校サッカー選手権の最中に、U-22韓国代表の誘いを受けていることを明かす。 卒業後は韓国でプレーし、韓国名「イ・チュジュン」としてU-22日本代表の前に立ちはだかる。

竹田 伸司

サッカー日本女子代表なでしこジャパンの監督。もとはサッカー解説者だったが、前任者が病気のため辞任したため、J2の監督のオファーを蹴って自ら立候補した。的確な解説をすることもあるが、女好きな性格で美島奈々らをたびたび不安にさせる。ユニフォームをミニスカートに変えようとしたことも。

金 大順

辻堂学園サッカー部の選手で、ポジションはMF。フリーキック並みの威力をもつフリースロー「レーザービームスロー」を武器とし、江ノ島高校をおおいに苦しめた。U-16韓国代表に選出され、U-16日本代表との試合でもレーザービームスローから得点を奪った。

集団・組織

鎌倉学館

『エリアの騎士』に登場する学校。略称は「鎌学」。主人公逢沢駆と兄逢沢傑はともに中等部に在籍。サッカー部は中等部・高等部ともに名門で知られ、熊谷監督が両者を兼任している。インターハイでは決勝まで進むも東京蹴球学園に敗れ準優勝に終わる。全国高校サッカー選手権神奈川県予選の決勝で、逢沢 駆らが進学した江ノ島高校と対戦した。

江ノ島高校

『エリアの騎士』に登場する学校。略称は「江ノ高」。主人公逢沢駆は、兄逢沢傑が高く評価していた荒木竜一と一緒にプレーすることを望み、鎌倉学館ではなく江ノ島高校への進学を決めた。同様に美島奈々と中塚公太も鎌倉学館から進学してくる。サッカー部は公式クラブであるSC(サッカークラブ)と、同好会のFC(フットボールクラブ)に分裂している状態。 FCに入部した逢沢駆らはインターハイ予選への出場権をかけてSCと対戦する。試合後両者は和解し、統合され新生サッカー部となった。FCの監督であった岩城鉄平が引き続き監督を務める。全国高校サッカー選手権神奈川県予選で優勝し、全国大会に進出。レオナルド・シルバらが所属する東京蹴球学園と決戦の時を迎える。

東京蹴球学園

『エリアの騎士』に登場する学校。サッカー選手の育成を目的に東京に設立され、全国から有望な選手を集める。また、目玉選手としてブラジルからレオナルド・シルバを加入させた。全寮制。インターハイで全国優勝を達成。全国高校サッカー選手権大会の決勝戦で江ノ島高校と対戦する。

相模ヶ浦高校

『エリアの騎士』に登場する学校。全国高校サッカー選手権神奈川県予選で江ノ島高校と対戦。双子の兄弟天童一英、天童次英を中心としたチーム。校庭がコンクリートというハンデを乗り越え、かつてオランダ代表が取り入れた戦術トータルフットボールを進化させた、ネオ・トータルフットボールで勝ち上がっていく。

葉蔭学院

『エリアの騎士』に登場する学校。全国高校サッカー選手権神奈川県予選の準決勝で江ノ島高校と対戦。U-19日本代表の守備の要飛鳥亨のほか、U-16日本代表の鬼丸春樹、1年生の長身FWの蝦夷巧らの選手を擁する。

鳳凰学園

『エリアの騎士』に登場する学校。全国高校サッカー選手権滋賀県代表。全国大会の準決勝で江ノ島高校と対戦。楽しいサッカーをモットーとする。司令塔の司馬良介に喫煙疑惑がかかり、大会を辞退寸前まで追い込まれるが、マネージャーの日向向日葵の尽力により疑いは晴れる。しかし、彼女は無理がたたり倒れてしまう。

その他キーワード

エリアの騎士

『エリアの騎士』に登場する用語。本作の表題となっている、サッカー選手の理想像。ピッチの王様である司令塔の信頼に応え、ペナルティエリアの中で決定的な仕事ができる勇猛果敢なFWのこと。日本代表に欠けている存在とされる。逢沢傑が生前追い求めたパートナー像であり、弟の逢沢駆が目指す姿である。

φトリック

『エリアの騎士』に登場する技。主人公逢沢駆が使うテクニック。ドリブルにおいて目線でフェイントをかけ、ディフェンスにとってはボールが消えたかのような感覚を覚える。ボールとプレイヤーが別れ、また合流する動きをギリシャ文字のφ(ファイ)に見立てて命名された。後にφトリックエボリューション、さらにφトリックレボリューションへと進化する。

書誌情報

エリアの騎士 全57巻 講談社〈講談社コミックス〉 完結

第1巻

(2006年8月発行、 978-4063637120)

第2巻

(2006年9月発行、 978-4063637250)

第3巻

(2006年11月発行、 978-4063637496)

第4巻

(2007年2月発行、 978-4063637946)

第5巻

(2007年4月発行、 978-4063638196)

第6巻

(2007年6月発行、 978-4063638424)

第7巻

(2007年9月発行、 978-4063638882)

第8巻

(2007年11月発行、 978-4063639124)

第9巻

(2008年2月発行、 978-4063639506)

第10巻

(2008年4月発行、 978-4063639728)

第11巻

(2008年6月発行、 978-4063840018)

第12巻

(2008年8月発行、 978-4063840223)

第13巻

(2008年11月発行、 978-4063840636)

第14巻

(2009年2月発行、 978-4063840858)

第15巻

(2009年4月発行、 978-4063841220)

第16巻

(2009年6月発行、 978-4063841466)

第17巻

(2009年8月発行、 978-4063841718)

第18巻

(2009年11月発行、 978-4063842098)

第19巻

(2010年2月発行、 978-4063842470)

第20巻

(2010年4月発行、 978-4063842814)

第21巻

(2010年6月発行、 978-4063843125)

第22巻

(2010年9月発行、 978-4063843620)

第23巻

(2010年12月発行、 978-4063844177)

第24巻

(2011年2月発行、 978-4063844443)

第25巻

(2011年4月発行、 978-4063844740)

第26巻

(2011年6月発行、 978-4063845044)

第27巻

(2011年9月発行、 978-4063845518)

第28巻

(2011年11月発行、 978-4063845792)

第29巻

(2012年1月発行、 978-4063846133)

第30巻

(2012年3月発行、 978-4063846423)

第31巻

(2012年6月発行、 978-4063846874)

第32巻

(2012年8月発行、 978-4063847314)

第33巻

(2012年10月発行、 978-4063847475)

第34巻

(2012年12月発行、 978-4063847932)

第35巻

(2013年3月発行、 978-4063848267)

第36巻

(2013年5月発行、 978-4063848632)

第37巻

(2013年8月発行、 978-4063949094)

第38巻

(2013年10月発行、 978-4063949421)

第39巻

(2014年1月発行、 978-4063949834)

第40巻

(2014年3月発行、 978-4063950243)

第41巻

(2014年6月17日発行、 978-4063950786)

第42巻

(2014年9月17日発行、 978-4063951882)

第43巻

(2014年11月17日発行、 978-4063952438)

第44巻

(2015年1月16日発行、 978-4063952896)

第45巻

(2015年3月17日発行、 978-4063953459)

第46巻

(2015年5月15日発行、 978-4063954012)

第47巻

(2015年7月17日発行、 978-4063954371)

第48巻

(2015年10月16日発行、 978-4063954883)

第49巻

(2015年12月17日発行、 978-4063955606)

第50巻

(2016年2月17日発行、 978-4063956030)

第51巻

(2016年4月15日発行、 978-4063956528)

第52巻

(2016年6月17日発行、 978-4063956887)

第53巻

(2016年8月17日発行、 978-4063957273)

第54巻

(2016年11月17日発行、 978-4063957792)

第55巻

(2017年1月17日発行、 978-4063958546)

第56巻

(2017年3月17日発行、 978-4063958966)

第57巻

(2017年5月17日発行、 978-4063959444)

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