カミワザワンダ

TVアニメ『カミワザ・ワンダ』のコミカライズ版。ワザワイプログラムの影響で発生したバグミンにより混乱に陥った地球を救うため、ワンダー星の王子、ワンダがやって来た。男子小学生の神谷ユートとコンビを組んだワンダが、バグミンをデバッグしていく姿を描いたアクション漫画。「コロコロイチバン!」2016年5月号から2017年5月号にかけて掲載された。

正式名称
カミワザワンダ
ふりがな
かみわざわんだ
原作者
タカラトミー
作者
ジャンル
アクション
レーベル
てんとう虫コミックススペシャル(小学館)
巻数
全3巻完結
関連商品
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あらすじ

第1巻

ワンダー星ドン・バグデスの侵攻を受け、バグミンに滅ぼされかけていた。しかし、時の王であるワンダー王は、惑星自体を凍結させてバグミンの侵攻を食い止める。バグミンを封じられたバグデスはそれ以上の攻撃をあきらめ、次のターゲットである地球への侵攻を開始。バグデスの野望を阻止するため、ワンダー王の命で地球へ向かった王子のワンダは、そこで地球人の少年、神谷ユートと出会う。ワンダを犬扱いし、協力を拒否していたユートだったが、バグミンとの戦いでケガを負ったワンダを見て態度を改め、ワンダが持って来たカミワザショットを携えてバグミンと対峙する。そしてユートは、ワンダとの連携で見事バグミンを捕獲する事に成功するのだった。ワンダはユートの力を認め、地球を脅かすバグミンを倒すために協力してほしいと告げる。(第1話「ユート&ワンダ、名コンビ誕生!?」。ほか、3エピソード収録)

第2巻

神谷ユートワンダは夏の暑さを避けるため、与田じいの駄菓子屋でアイスを食べていた。夕刻まで存分に楽しみ、帰宅を始めた二人は、そこで街が迷路になっている事に気づく。これがバグミンの仕業であると察した二人は、迷路からの脱出を図るが、小松デトックスなる悪食な女性との出会いで混乱したり、暑さのせいで思考が働かず、夜になっても脱出する事ができなかった。万策が尽きた二人は、ドリルミンに迷路の破壊を依頼するが、夕飯を食べるという理由で、ドリルミンは出動要請を拒否する。一計を案じたユートが、壊し放題の壁がたくさんあると伝えた事により、目の色を変えたドリルミンが登場。ドリルミンが迷路の壁を壊しまくった事で、二人はなんとか脱出を果たすのだった。(第5話「お家に帰れない…!!」。ほか、4エピソード収録)

第3巻

プロミンの属性パワーが集まった事で、突如として輝きだしたカミワザシェイカー。強力なプロミンであるファクトプロミンを見つける機会を得た神谷ユートは、カミワザシェイカーから放たれた光が指し示した、宇宙博物館へと向かう。しかし、バグミンの影響で現地のロボットが暴走し、ユート達は襲撃されてしまう。ロボットの攻撃によってターボミンが大ピンチに陥ったその瞬間、カミワザシャイカーが輝き、ファクトプロミンである「ロケットミン」が出現するのだった。その現場に、ファクトプロミンを消滅させるためにドン・バグデスが姿を現す。バグデスによって消滅させらそうになった瞬間、ロケットミンはカミワザシェイカーに入り、事なきを得る。しかし、不治の病に侵されたの妹のためにファクトプロミンを欲していたマサトが、カミワザシェイカーを奪おうと、ユートに迫るのだった。(第10話「バグデス、来襲!?」。ほか、3エピソード収録)

登場人物・キャラクター

ワンダ

犬のような姿をしている宇宙人の王子。ワンダー星からやって来た。とても陽気で、行動力のあるアクティブな性格の持ち主。語尾に「ワン」を付けるのが特徴で、からあげが大好物。バグミンをあやつるドン・バグデスの地球侵攻を食い止めるため、ワンダー王に命じられて地球までやって来た。そこで地球人の少年、神谷ユートと出会い、彼と協力してバグミンをデバッグ(浄化)するようになる。カミワザフラッシュでバグミンを発見する役割を担っている。犬によく似た容姿をしているため、ユートをはじめとした地球人からは、犬扱いされる事が非常に多く、そのたびに怒っていた。使命感とやる気は十分だが、バグミンとの戦闘ではいまいち役に立たない事が多いため、自信を喪失してしまう事もあった。ユートの事は単なるパートナーを超えた親友だと思っている。

神谷 ユート (かみや ゆうと)

地球人の男子小学生。ぐうたらで、面倒ごとが嫌いな性格。スケボーを大の得意としている。地球にやって来た宇宙人のワンダと出会い、成り行きからパートナーとなってカミワザショットをあやつり、バグミン退治に協力する事になった。基本的にあまりやる気はないが、窮地に陥ると本気を出し、ワンダとの抜群のコンビネーションを駆使して、見事にバグミンをデバッグする。「ちょっくら本気を出しますか!」という台詞が、本気を出す際の合図となっている。ワンダの事は、出会った当初から犬扱いしていたが、バグミンとの戦いを通じて友情を育み、親友同士となる。ワンダが持ち込んだカミワザショットを独力で修理したり、2体のプロミンを合成させるカミワザシェイカーというガジェットを開発するなど、機械工作に関しては天才的な能力を発揮する。実家はおもちゃ屋を営んでおり、両親のほかに「ユイ」という妹がいる。

与田じい (よだじい)

駄菓子屋を経営しているお爺さん。優しい性格をしている。本名は不詳。駄菓子屋にはワンダと神谷ユートがよく遊びに行っており、彼らの来訪を喜んでいた。からあげ味のアイスクリームが置いてあるなど、駄菓子屋の品ぞろえは微妙にマニアック。

マサト

目つきが鋭い男子小学生。不良っぽい雰囲気を漂わせている。神谷ユートが通う小学校に転校して来た。ワンダー星出身の宇宙人、マイティをパートナーにして、バグミンをデバッグしている。黒いカミワザショットを所持しており、デバッグの技術に長けている。バグミンのサーチからチャージまでを一人でこなす事ができ、ユート達が思いもよらぬ、荒っぽい方法でバグミンをチャージしていた。ユート達のバグミンへの対処方法を「甘い」と認識しており、のちにやり方を巡って対立する事になる。ファクトプロミンを集めて強大な力を手に入れ、不治の病に侵された妹のマコを助けようとしていた。

マイティ

犬のような姿をした宇宙人。ワンダー星出身で、ワンダの友人。性別は不詳。語尾に「~ごザル」と付ける、古風なしゃべり方をする。地球人の少年、マサトをパートナーにしてバグミンをデバッグしている。ほかの惑星を調査しているあいだにバグミンによってワンダー星が侵略されてしまい、母星を守れなかったワンダー王とワンダの事を役立たずな弱者として見下している。ファクトプロミンを集めて強大な力を手に入れ、地球を第2のワンダー星に変える事を真の目的としていた。コロッケが大好きで、コロッケはからあげより美味いというのを持論としている。

テララ

ドン・バグデスが生み出した生命体。性別は女性で、バグミンを増殖させる活動に従事する「バグバイツ」のリーダー的な存在。非常に気が強く、「バグバイツ」の活動の邪魔をする神谷ユートを敵視し、地球人自体も見下している。もともとは捨てられた人形だったが、バグデスによって命と意思を与えられた。バグデスの命に従い、ワザワイプログラムを地球に巻いてバグを増やし、負のエネルギーを集め続けている。負のエネルギーによってバグデスが完全体になった暁には、テララ自身も完全体にしてくれるという約束を信じ、熱心に活動していた。のちにバグデスに裏切られ、自分達が利用されるだけの存在に過ぎなかった事を理解する。

ギガガ

ドン・バグデスが生み出した生命体。体格が大きく、パワーあふれる男性。語尾に「~だぎゃ」と付けてしゃべる。バグミンを増殖させる活動に従事する「バグバイツ」の一員。もともとは捨てられたロボットの人形だったが、バグデスによって命と意思を与えられた。バグデスの命に従い、ワザワイプログラムを地球に巻いてバグを増やし、負のエネルギーを集め続けている。バグデスの手で完全体にしてもらうため、熱心に活動していた。のちにバグデスに用済みとされてしまう。

メガガ

ドン・バグデスが生み出した生命体。細身の男性で、敬語を使ってしゃべる。バグミンを増殖させる活動に従事する「バグバイツ」の一員。もともとは捨てられた人形だったが、バグデスによって命と意思を与えられた。バグデスの命に従い、ワザワイプログラムを地球に巻いてバグを増やし、負のエネルギーを集め続けている。完全体になるために熱心に活動していたが、のちにバグデスに裏切られ、用済みとされてしまう。

シュウ

眼鏡をかけた知的な男子小学生。神谷ユートの友人。未知の物事やガジェットに対する好奇心が旺盛で、ワンダのパートナーとなったユート達に、プロミンを見せてくれるようにせがんでいた。実家は総菜屋を営み、販売されるからあげはワンダの大好物になっている。

ミライ

朗らかな性格をした女子小学生。神谷ユートの友人。キャンプに行った際にぐうたらなユートを陰からコントロールして、人並に働かせようとするなど、しっかりした性格の持ち主。クールなマイティを気に入っていた。実家は花屋を営んでいる。

ターボミン

頭が鋭くとがり、足が車輪のようになっているプロミンの一体。性別は不詳。ダッシュを得意としており、排気口から炎を噴出させて高速移動できる。動きの素早さとは裏腹に、家ではのんびりしている。神谷ユートとはスケボー遊びを通じて、心を通わせていた。ワザワイプログラムに浸食された際は、自動車を高速で暴走させる「バグターボミン」と化していた。

トンカミン

顔がトンカチのような形をしているプロミンの一体。性別は不詳。工作を得意としておりで、あらゆる物を作る事ができる。バグミンとの戦いでは、バグミン閉じ込める檻を瞬時に作っていた。やわらかいものを苦手にしている。ワザワイプログラムに浸食された際は、周囲の物を見境なく壊す、「バグトンカミン」と化していた。

ジェットミン

小さな戦闘機のような姿をしているプロミンの一体。性別は不詳。戦闘力が高く、空中を高速で移動できる。マサトによって使われ、神谷ユートとの対決では、高速移動した際に発生する衝撃波で彼らを大いに苦しめる。マサトの妹を思う必死な気持ちに感化されており、彼の力になりたいと考えている。ワザワイプログラムに浸食された際は、高速移動で相手をかく乱する「バグジェットミン」と化し、ユートに体当たりなどで攻撃していた。

レールミン

デフォルメされた電車のような姿をしたプロミンの一体。性別は不詳。レールを敷く事を得意としており、その上を高速で移動する事ができる。ワザワイプログラムに浸食された際は、人間を抱え込んでからレールを高速移動して恐怖させる「バグレールミン」と化していた。

ズーズミン

頭に動物の骨をかぶっているプロミンの一体。性別は不詳。ホイッスルを吹くだけで猫を大量に呼び寄せるなど、動物を自在にあやつる事ができる。カミワザシェイカーでレールミンと合成した時は「ズールミン」となり、レールを使って遠くの場所にいる動物を呼び寄せていた。

ガーゼミン

宙に浮いているプロミンの一体。かわいらしい顔をしている。性別は不詳。下半身がチューブのようになっており、そこからケガを治す包帯を放出でき、包帯でグルグル巻きにした相手を宙にもち上げる事もできる。優しい性格をしているが、怒らせると非常に怖い。カミワザシェイカーでジェットミンと合成した時は「ガートミン」となり、空中を高速移動して複数のケガ人をまとめて治療していた。

ドリルミン

両手がドリルになっているプロミンの一体。性別は不詳。分厚い壁であっても、ドリルを使って簡単に貫く事ができる。プライベートを大事にする性格で、夕飯を食べるという理由で神谷ユートの呼び出しを拒否する事もあった。ドリルを使って物を壊す事に目がない、非常に危険なタイプ。

小松 デトックス (こまつ でとっくす)

恰幅がいいうえ、なんでも食べる悪食な女性。池で泳いで捕らえた生魚を食べたり、落ちているバグミンを食べてしまうなど食欲が異常なほど旺盛。出会ったワンダと神谷ユートを驚愕させていた。いつの間にかユートの家で食事をしているなど、神出鬼没の存在で、その正体はまったく謎に包まれている。

マコ

不治の病にかかっている小さな女の子。マサトの妹で、ずっと病院で過ごしている。すでに命の火は尽きようとしており、マサトは彼女の命を救うため、マイティの誘いを受けて強大な力を持つという、ファクトプロミンを集めようとしていた。

ワンダープロミン

究極の超強力なプロミン。6体のファクトプロミンが集まり、人々のきずなの力が高まった時に現れる。性別は不詳。全知全能を司る、伝説級のプロミンとされている。高熱の蒸気をあやつる事ができ、凄まじいまでのパワーを誇る。完全体となったドン・バグデスと対決する。

ワンダー王 (わんだーおう)

犬のような姿をしている王。ワンダー星を統治している。ドン・バグデスによって滅びかけたワンダー星を守るため、自らを含む惑星全体を完全に凍結させた。地球への侵攻を開始したバグデスの野望を食い止めるため、息子である王子のワンダに地球行きを命じる。

ドン・バグデス

ワンダー星を侵略したバグミンの首領。性別は不詳。邪悪な顔だけが宙に浮かんでいる、異様な出で立ちをしている。バグミンをあやつって方々でバグを発生させ、負のエネルギーを集めている。負のエネルギーを充満させて完全体となったうえで、地球および宇宙の恒久的支配を目論んでいる。強大な力を持つファクトプロミンの存在を敵視しており、6体が集まる前に排除しようとしていた。その正体はワンダー星を司るマザーコンピュ―ターに発生したバグ。

場所

ワンダー星 (わんだーせい)

遠い宇宙にある惑星。ワンダの母星で、ワンダー王が治めている。ドン・バグデスがあやつるバグミンの襲撃を受けて滅びかけたが、ワンダー王がバグミンもろとも惑星全体を凍らせたため、寸前で滅亡が食い止められた。

その他キーワード

バグミン

バグによって世界に混乱をもたらす、姿が見えない邪悪な存在を指した言葉。プロミンがワザワイプログラムの影響で暴走したもので、カミワザフラッシュを使う事で可視化できる。カミワザショットで捕獲し、デバッグ(浄化)する事で元のプロミンへと戻す事ができる。

プロミン

妖精のような姿をした、小さな生命体を指した言葉。肉眼で見る事ができないのが大きな特徴で、工事を手伝ったり、ケガを治療したりするなど、それぞれが陰から人間の役に立つ仕事をしている。ワザワイプログラムの影響を受けるとバグに変化してしまい、自動車を暴走させたり、物を破壊したりするなど、世に混乱をもたらす邪悪な存在になる。

ファクトプロミン

強大な力を持つ特殊なプロミンを指した言葉。同じ属性のプロミンがたくさん集まると現れるとされている。「ロケットミン」「メットミン」「ドーザミン」「スライサミン」「メリーゴミン」「バキューミン」の6体が存在する。

ワザワイプログラム

ドン・バグデスが配下の者にバラ巻かせていた特殊プログラムを指した言葉。プロミンに悪い影響を与え、世に混乱をもたらす邪悪なバグへと変貌させてしまう。バグとなったプロミンは、カミワザショットでデバッグしない限り、元に戻す事はできない。

カミワザフラッシュ

バグミンを発見するための特殊なガジェット。先端から光を発して「カミワザサーチ」を行い、範囲内に捉えたバグミンを可視化する。ワンダが地球へと持ち込み、バグミンを捕獲する第一の手順となる。神谷ユートとコンビを組んだワンダは、この手順を担当していた。

カミワザショット

バグミンを捕獲するための特殊なガジェット。ワンダが地球へと持ち込み、カメラに似た形をしており、カミワザフラッシュで可視化したバグミンをロックオンして、先端から発する光に捉えてから引っ張る事で、バグミンを捕獲(カミワザキャッチ)できる。捕らえたバグミンは浄化(デバッグ)する事で元のプロミンへと戻す事ができる。神谷ユートがカミワザショットを修理した際に地球の部品を使ったため、地球人にしか扱えなくなった。

カミワザプロカ

カミワザショットでデバッグしたプロミンの情報が入った特殊なカード。このカードをカミワザショットでタッチすると、該当するプロミンを呼び出す事ができる。神谷ユートがカミワザショットを修理した際に地球の部品を使ったため、地球人にしかプロミンを呼び出す事ができなくなっている。

カミワザシェイカー

2体のプロミンを合成させて、より強力なプロミンに生まれ変わらせる特殊なガジェット。バグミンのサーチから捕獲までを一人でこなすマサトの優れたデバッグ技術を目の当たりにした神谷ユートが、彼に対抗するために作った。合成に失敗した場合は、得体の知れないプロミンが生まれてしまう。

ブラックカミワザショット

マサトが持っている黒いカミワザショット。バグミンのサーチから捕獲、デバッグまでを1台でこなす事ができる。神谷ユートとの対決で、バグミンの捕獲を競った際にその性能を披露し、デバッグまでの速度の違いを見せつける事になった。

クレジット

原作

タカラトミー

監修

タカラトミー

書誌情報

カミワザワンダ 全3巻 小学館〈てんとう虫コミックススペシャル〉 完結

第1巻

(2016年7月28日発行、 978-4091421951)

第2巻

(2016年12月28日発行、 978-4091423290)

第3巻

(2017年4月28日発行、 978-4091423979)

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