ギガタウン 漫符図譜

ギガタウン 漫符図譜

有名な古典の絵巻物「鳥獣人物戯画」に現代的なアレンジを施した漫画作品。本編では1作品ごとに漫画の表現記号である漫符を必ず使ったうえで、その解説もしている。独特で不思議な魅力を漂わせながら実用性も備わった、格調高いほのぼの4コマ漫画。「一冊の本」2015年6月号から2017年12月号にかけて掲載された。

正式名称
ギガタウン 漫符図譜
ふりがな
ぎがたうん まんぷずふ
作者
ジャンル
日常
関連商品
Amazon 楽天

あらすじ

第1巻

八百屋まで買い物にやって来た宇佐美みみの母親は、そこで人参が1皿100円で特売されているのを見て大興奮。しかし、彼女が人参をなんの料理に使おうかと思案しているうちに、あおいの母親に人参を全皿買われてしまうのだった。(第1話。ほか、112エピソード収録)

登場人物・キャラクター

宇佐美 みみ

ギガ町小学校に通ううさぎの少女。左耳にリボンを付けている。明るく活動的な性格で、終日元気に動き回っている。運動を大の得意としており、何度もリレーの選手に選ばれているほど足が速い。その反面勉強は大の苦手。計画性にも難があり、夏休みの宿題も最終日にヘトヘトになりながら、まとめてやっていた。朝起きるのは苦手ながら、寝坊してもダッシュで登校するために遅刻はそこまで多くない。弟に驚愕されるほどの食いしん坊で、つくしやたんぽぽ、はこべといった野草から、プリンやさくら餅までなんでもよく食べる。

あおい

ギガ町小学校に通うカエルの少年。宇佐美みみの親友で、いつも学生帽をかぶっている。困った人を見かけると放っておけない、頼りになる性格をしている。なにもしなくても顔が青ざめているため、恐縮していると勘違いされる事がある。寒くなると自宅にある地下室で家族といっしょに冬眠するため、正月はいつも寝正月になっている。音楽センスに優れており、楽器の演奏がうまい。なぜか外国人に好かれやすいという変わった一面を持つ。潮風や海水が大の苦手で、船の模型が大好き。実はみみと互角に渡り合えるほど、足が速い。

きい子

ギガ町小学校に通う日本猿の少女。宇佐美みみの親友で、おっとりとした優しい性格。顔がいつも赤いため、なにもないのにはにかんでいると勘違いされる事がある。みみとは反対で勉強はよくできるタイプで、そろばんも大の得意としている。計算の宿題で困っていたみみにそろばんを教えた時は、いつもの穏やかさとは真逆のスパルタ方式でみみを教育していた。

人魚

ギガ町小学校に留学生としてやって来た人魚の少女。目鼻立ちが整った美少女で、言葉はしゃべらない。道端で迷っていた際、あおいに親切にされた事をきっかけに、いい仲になった。その後、あおいを地元へ招待するが、人魚が海水を好むのに対し、カエルが淡水を好む事から、「水が合わない気がする」という理由で破局している。

紺野

ギガ町小学校に勤めている学校の先生。狐の女性。優しい性格な事から、宇佐美みみをはじめとする生徒達から慕われている。何事にも熱心ながら、運動会の障害物競争で試走した校長がケがを負うほど危ないコースを作るなど、加減の仕方がわからない面がある。

野呂

ギガ町小学校に通う亀の少年。親族揃って非常に気が長く、動きも遅いスローライフな生活を実践している。小学生の宇佐美みみの弟に、ひいおじいちゃんが遊びに来るという話をした十数年後、成人した野呂のもとに、ようやくおじいちゃんが遊びに来ていた。

ホウスケ

ギガ町小学校に通うフクロウの少年。宇佐美みみのクラスメイトで、鳥全般に詳しい博識なタイプ。学級新聞を作っており、河原に飛来した渡り鳥の情報を調べたり、直接出向いて写真を撮ったりしていた。

渡り鳥

学校の近くにある川に突如飛来した鳥。ロシア語をしゃべる。宇佐美みみ達のあいだで話題になり、学級新聞でインタビューされる事になった。カエルを食べるという情報に警戒し、剣道の防具に身を包んで会いにいったあおいに対し、「キミハウマソーダ……」と声をかけていた。

その他キーワード

漫符 (まんぷ)

漫画に使われる特有の表現記号を指した言葉。登場キャラクターの心情を表す「汗」や「ハート」といったものから、声の調子を表す吹き出しの形状、さらにその場の雰囲気を表す背景の効果など、さまざまな種類が存在する。いずれの漫符も特に名前は存在しないため、作中では使用例となる本編の横に漫符の見本が記載され、それぞれが丁寧に解説されている。

鳥獣人物戯画

擬人化されたうさぎやカエルといった動物が数多く登場する、絵巻物の古典。作中では、鳥獣人物戯画に登場するキャラクターの姿はそのままに、時事風俗や言葉使いを現代風にアレンジした物語が展開される。

SHARE
EC
Amazon
logo