概要・あらすじ
宇宙人の軍隊ケロン軍が地球侵略の尖兵として送り込んだ先行隊ケロロ小隊。隊長ケロロ軍曹は他の隊員とはぐれたうえに地球の民間人に捕縛されてしまう。作戦失敗とみたケロン軍本隊は一時撤退、地球に取り残されたケロロは自分を捕らえた日向家で居候する羽目になる。
登場人物・キャラクター
ケロロ
カエル型宇宙人の軍隊ケロン軍の軍人。階級は軍曹。地球侵略の先行隊ケロロ小隊隊長。潜入した日向家で拘束され、本隊から置いてきぼりにされたことで仕方なく居候になり家政夫のように働かされる。 地球文化に染まり、『機動戦士ガンダム』シリーズのプラモデルのマニアックな愛好家となる。冬樹とは種族や立場を超えた親友の絆を結ぶ。
タママ
カエル型宇宙人の軍隊ケロン軍の軍人。ケロロ率いるケロロ小隊のメンバーで階級は二等兵。他の隊員とはぐれたところを桃華に救われ、ペット的な存在として西澤家にかくまわれていた。 隊の最年少で子供のようにあどけないが毒舌で腹黒い。怒りで我を忘れると凶暴な人格にスイッチする。ケロロに好意を抱いておりモアに対抗意識を燃やす。
アンゴル・モア (あんごるもあ)
人型宇宙人アンゴル族の少女。地球に伝わる恐怖の大王本人とされる。500年前に地球を滅ぼす予定だったが居眠りして21世紀に目覚めた。何かあるたび地球を破壊しようとするが、ケロロに止められて使命を保留中。 幼少期から知るケロロをおじさまと呼んで慕い、恋心を寄せる。地球で暮らすためにコギャル女子高生の姿をコピーしているが、本人の性格は素直で大人しい。
日向 冬樹 (ひなた ふゆき)
日向家長男。中学1年生。理知的な少年だが、宇宙人やUMAなどオカルトをこよなく愛好している。学校ではオカルト部の部長だが部員は冬樹以外には桃華1人しかいない。宇宙人であるケロロが家へやってきたことを大いに喜び、共に過ごすうち親友の絆を結んでいく。 姉の夏美には頭が上がらない。
ケロロ小隊 (けろろしょうたい)
『ケロロ軍曹』に登場する部隊。ケロン軍が地球へ本格侵攻するのに先駆けて各種工作を行うため送り込まれたが失敗、地球に取り残された。隊員はケロロ、タママ、ギロロ、クルル、ゼロロ。 このうちゼロロのみ隊を離脱した。
西澤 桃華 (にしざわ ももか)
冬樹と同級生の中学1年生。タママが居候している大富豪・西澤家の一人娘。小学時代から冬樹に片想いしている。基本的にはおしとやかで可憐なお嬢様だが、怒りによって暴力的な人格へと豹変するところがタママと共通している。 冬樹が部長をつとめるオカルト研究部唯一の部員で、彼と2人になれる時間を堪能している。母親は世界有数の武闘家で各国を放浪中。
日向 秋 (ひなた あき)
冬樹と夏美の母親。日向家の家長。出版社の漫画雑誌の制作部門で働いている。志望者や作家へ厳しい指摘と温かい励ましを欠かさない有能な編集者。多忙で家を空けることも多いが、子供たちへの愛情は深い。 その知性と身体能力はケロロたち侵略者の視点からも高く評価される。動物が苦手だが宇宙人という興味深い存在であるケロロの居候は快諾した。
ケロン軍 (けろんぐん)
『ケロロ軍曹』に登場する軍隊。宇宙各地を征圧してまわっているカエル型宇宙人の軍事勢力で、地球へも手を伸ばそうとしている。ケロロ小隊の先行工作が失敗したことで、地球へ派遣された本隊はいったん引き上げた。
東谷 小雪 (あずまや こゆき)
中学2年生。忍者の里の出身。超人的な身体能力をもち、さまざまな忍術を操る。ドロロの命の恩人で、彼が地球の味方になるきっかけを作った。郊外にある庵のような和風住宅にドロロと2人で暮らしている。 性格は明るく人懐っこい。夏美へ好意を抱いており、彼女のためならどんな尽力も惜しまない。
クルル
カエル型宇宙人の軍隊ケロン軍の軍人。ケロロ率いるケロロ小隊のメンバーで階級は曹長。役割は作戦通信参謀。必要に応じて様々な装置を開発する天才メカニック。しかし性格が陰険で、敵でも味方でも人のいやがることを好み、隊長のケロロの頼みでも簡単には聞こうとしない。 地球で変わり者の少年と出会い、当人たちいわく「同盟」を結んだ。
ドロロ
ケロロ率いるケロロ小隊のメンバーで階級は兵長だったが、隊を離脱した。暗殺兵としての訓練を積んでおり、特殊な戦闘スキルをもつ。地球で忍者の里の住人に救われ、自然を愛する心を学んだことで任務を放棄。 ゼロロという名をドロロへ改め、地球を守る道を選んだ。性格は温厚で、暴走しがちなケロロたちのストッパー。相棒は忍者少女の東小雪。
日向 夏美 (ひなた なつみ)
日向家長女。冬樹の姉。中学2年生。運動神経抜群の快活な少女で、ケロン軍の精鋭であるギロロから好意をこめて戦士と評されるほどの強さをもつ。ケロロたちの視点では夏美が地球の最終防衛ラインと認識されている。 隙あらば家事をサボって調子に乗るケロロをしめあげる役目。
ギロロ
カエル型宇宙人の軍隊ケロン軍の軍人。ケロロ率いるケロロ小隊のメンバーで階級は伍長。武器・火薬のあつかいに長けた精鋭で、戦場を生きる場所とする生粋の軍人気質。真面目で熱い性格のため、ずぼらなケロロには神経を逆なでされて激怒することがしばしばある。 日向家を襲撃したさい夏美に敗北し、その戦いぶりに惚れて片想いするようになる。
場所
日向家 (ひなたけ)
冬樹たち一家の住居。ケロロの居候先。地下にはケロロが自分のために改装した私室があり、ケロロ小隊が侵略作戦を立てるために集合する秘密基地への入り口も設けられている。近所から見ればごくありふれた二階建ての一軒家でありながら、地球侵略と防衛の最前線になっている。 家族構成は長女夏美、長男冬樹、母秋。
その他キーワード
ケロボール
ケロン軍の高度なテクノロジーによって造られた万能装置。サッカーボールほどの大きさの球体で、表面に様々なボタンがついている。電気攻撃、無線通信、瞬間移動など様々な機能がある。軍から隊長格への支給品。 ケロロはこれを日向家に取り上げられて侵略が滞ることになる。
クレジット
原作
ケロロ軍曹 (けろろぐんそう)
宇宙からの侵略者・ケロロ小隊のケロロ軍曹たちは、ひょんなことから地球人の家で居候暮らしをする羽目に。侵略を諦めずに大騒動を起こしながらも、周辺の人々と友情を育んでいく。 関連ページ:ケロロ軍曹