ゲモノが通す

ゲモノが通す

作者、堀北カモメの初連載作品。特殊な力を持つ「ゲモノ」たちが排除され、ヒトとの共存が終わりを告げた時代。宗教を支持母体とする清浄党が国家権力をほしいままにしている架空の日本が舞台。補修屋の仕事に就き、人間として地道に生きるゲモノの生き残り、金子は、かつての舎弟、ノブオから「裏切り者」と呼ばれ、命を狙われる。特殊な存在ゆえに不当な虐待を受けてきたゲモノたちの死闘を描いたバトルポリティカルアクション。作者は元・補修職人であり、職人の世界や補修技術がリアルかつ詳細に描かれているのが特徴。また、ゲモノの職人同士のバトルは、荒唐無稽ながらも熱量が高く、傷つきながらも戦う不撓(ふとう)不屈の精神が込められているという。リイド社「トーチweb」にて2020年10月5日より連載開始。

正式名称
ゲモノが通す
ふりがな
げものがとおす
作者
ジャンル
職人・芸術家
 
バトル
レーベル
トーチコミックス(リイド社)
巻数
既刊3巻
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

金子 (かねこ)

42歳でハゲ頭が特徴の中年男性。「株式会社カワサキリペア」東京拠点に勤務する補修職人。いい加減な性格と未熟な技術が災いし、失敗ばかりしている冴(さ)えない男。実は、国と浄化教防疫隊により迫害されたゲモノの生き残り。かつてはゲモノ迫害に抵抗し、浄化教防疫隊と戦った「軍鶏(シャモ)」の元総長、タカトビ。同じく「軍鶏」の特攻隊長のノブオによれば、仲間を殺して姿を消した裏切り者だという。

パー子 (ぱーこ)

「株式会社カワサキリペア」船橋拠点に勤務する補修職人の女性。30代後半、太い眉と団子鼻。明るい性格。前歯が欠けており、いつも鼻を垂らしているが、外見に反して職人としての腕前は本物。ずっと昔から正体不明の怖い存在を感じており、みんなを守るためにヒーローになる夢を持つ。そのためにコスチュームや武器を準備し、ひたすら体を鍛えている。「パー子」という呼び名の由来は「頭がパーだから」と言われているが、本人は「パァーっと明るいから」と思っている。

書誌情報

ゲモノが通す 3巻 リイド社〈トーチコミックス〉

第1巻

(2022-08-26発行、 978-4845861378)

第2巻

(2022-08-26発行、 978-4845861385)

第3巻

(2023-09-28発行、 978-4845862900)

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