モディリアーニにお願い

モディリアーニにお願い

東北の小さな美術大学を舞台に、千葉幸太、藤本ゆうき、本吉響の三人の男子大学生が、悩みながらも、人間として成長していく姿を描いた青春キャンパスストーリー。「ビッグコミック」2014年12月17日増刊号から連載の作品。

正式名称
モディリアーニにお願い
ふりがな
もでぃりあーににおねがい
作者
ジャンル
職人・芸術家
 
青春
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あらすじ

第1巻

東北の小さな美術大学に通う2年生の男子の千葉幸太藤本ゆうき本吉響ら三人は、それぞれ専攻は違うが非常に仲がいい。響は一時期休学していたために二人よりも一歳年上だが、幸太とゆうきはそれをいっさい気にせず、いつも三人はいっしょにいた。そんなある日、三人は同級生の川下ユキから彼女の個展に誘われる。しかしユキは周囲から実力ではなく、その容姿をオーナーに気に入られたから個展を開催できたのだろうと陰口を叩かれていた。幸太はそんな彼女を励ますうちに、ユキのことが気になるようになるが、後日、ユキには恋人がいることが発覚。一方、ゆうきは一人で大きな荷物を運んでいる吉野ひかるを助ける。これがきっかけでゆうきはひかるを意識するようになるが、ひかるが自分よりも洋画家として才能があることに内心嫉妬をしていた。その後、幸太とゆうき、響はひかるの個展を見に行くが、そこでひかるは変な男性客に絡まれてしまう。彼の失礼な発言に腹を立てたゆうきは、その場に割り込んでひかるを助け、彼女への思いをあらためて自覚する。そして、ゆうきは自分に自信をつけて、嫉妬に振り回されなくなったらひかるに告白しようと考えるのだった。しかし後日、ゆうきがひかるに会いに行くと、ひかるから思いがけず告白を受け、二人は交際を始めることとなる。

第2巻

大学3年生の春、藤本ゆうき吉野ひかるから南北大学の学生たちとの合同展に誘われるものの、悩んでいた。南北大学はゆうきの通う大学よりもはるかに優秀で、さらにひかるを誘った男子学生は、すべてにおいて自分よりも才能が上に感じられた。そのために強い劣等感を覚え、なぜひかるは自分のことを好きになってくれたのだろうと不安を感じていた。そんなある日、ゆうきは学校で倒れてしまう。結局それはただの貧血だったが、心配してくれたひかるや千葉幸太本吉響の姿を見たことや、ひかるから励まされたことで、ゆうきは少し自信を取り戻す。それからしばらく経ったある日、響は後輩から、県の展示で東日本大震災に関する絵を描いてほしいと頼まれる。被災者である響は一度はこの申し出を断るものの、最終的に出品を決意して己を奮い立たせて、優勝を目指して制作を始める。しかし幸太とゆうきは、響があまりにも自分らしくない絵を描いていることに疑問を感じていた。このままではいけないと考えた二人は、事故を装って絵を出品できなくする計画を立てる。

第3巻

大学3年生の秋、千葉幸太は以前開いた個展がきっかけで、他大学の学生たちで構成されたサークルのグループ展に誘われた。これまで主に個人で活動し、作りたいものだけを作ってきた幸太は、彼らの漠然とした話し合いばかりで、ほかの大学の悪口を言う姿にとまどう。藤本ゆうき本吉響には参加することに反対され、幸太自身もあまり意欲が湧かないままではあったが、それでも制作は進めていた。そしてグループ展の当日、幸太は遅刻して作品を提出。今回のグループ展に誘ってくれたことは嬉しく思うが、自分はこのサークルには所属する気はないと伝えて去っていく。その直後、響は亡くなった父親の大学時代の友人男性と会い、父親もかつて絵を描いており、天才と呼ばれるほどの画家だったことを知る。同時に彼から父親の残したスケッチブックを受け取った響は、初めて父親の絵を見て、あらためて画家としての意欲を燃やすのだった。そして冬を迎え、幸太、ゆうき、響は昨年三人で行った展示を、今年も同じギャラリーで行えることになる。そこで幸太は、自分の大好きな宮沢賢治の作品「やまなし」をモチーフにした作品を展示しようと提案する。

第4巻

大学3年生の冬、千葉幸太は教育実習生として高校へ行くことになった。そこで幸太は、無理やり髪の毛を白髪染めで染めたために化学反応が起き、緑色の髪になってしまう。しかし、その派手な髪が話題となり、幸太は初日からいきなり有名人になる。そんなある日、幸太は美術の授業見学に行った先で、まるで授業をやる気のない美術教師の亀田と出会う。亀田は授業中、生徒たちの飲食や教室への出入りなど、なんでも許可しており、変人として有名な教師だった。亀田は美術は才能があり、かつ関心もある者だけが真剣に自ら学べばいいと考えており、生徒たちにはいっさい授業を強制しない代わりに、自分からも特に教える気もなかったのである。幸太はそんな亀田の教育方針に混乱するが、ある日、美術大学を目指す女子生徒に亀田が冷たい態度を取ったことでついに腹を立てる。そこで幸太は亀田に、意欲のある生徒にまで冷たいのは、自らの教育方針と矛盾しているのではないかと問うが、亀田は画家として意欲をなくし、教師としても自信をなくす原因となった、とある過去を語る。

登場人物・キャラクター

千葉 幸太 (ちば こうた)

東北のとある美術大学に通う2年生の男子で、年齢は20歳。専攻は壁画で壁画ゼミに所属しているが、ゼミメンバーはほかに4年生のミズノしかいない。大学3年生の時は、壁画ゼミのゼミ長を務めた。壁画を作る際は、主にガラスを使っている。藤本ゆうきとは幼稚園の頃からの幼なじみで、ずっと仲がよく、自宅もお互いの家が見えるほど近い。前髪を眉の上で短く切った、金色の短髪にしている。明るい性格で、コミュニケーション能力が非常に高く、誰とでもすぐになかよくなれる。しかし、言葉で説明する力が少々欠けており、抽象的な説明や指示で相手を混乱させることも多い。幼い頃から、ゆうきと共にずっと絵を描いており、小学6年生の卒業文集では、画家になりたいと書いた。作家としては直感タイプで、テーマやコンセプトから作品の内容を決めて作品を制作することは苦手。しかし、大学3年生の冬にゆうき、本吉響の三人で行った三人展では、千葉幸太自身の好きな宮沢賢治の「やまなし」をモチーフにした作品作りを行った。家族は両親と妹の千葉叶子(かなこ)、弟の千葉陽太の五人暮らし。父方の祖母を、大学3年生の秋に亡くした。

藤本 ゆうき (ふじもと ゆうき)

東北のとある美術大学に通う2年生の男子で、年齢は20歳。専攻は洋画で、吉野ひかると同じ絵画ゼミに所属している。大学3年生の時は絵画ゼミの副ゼミ長を務めた。また、美術サークルにも所属している。体型は小柄で、前髪を目の上で切った黒の短髪にしている。千葉幸太とは幼なじみでずっと仲がよく、昔は「藤もっちゃん」というあだ名で呼ばれていたが、現在は名字で呼ばれている。つねに一生懸命なまじめな性格ながら、自分に自信が持てずにいる。そのため、何かにつけて自分と他人を比べては、落ち込んでしまうことが多い。また、自分に作家としての才能があるのかどうかを、非常に気にしている。大学2年生のある日、困っているひかるを助けたことで彼女を意識するようになるが、個展を開いたりと洋画家として自分よりも先を行くひかるに嫉妬するようになる。しかし、最終的にはその思いを克服し、困っているひかるを助けたことをきっかけに、彼女と交際を始めた。家族は両親と姉の四人家族で、姉は結婚して家を出たため、現在は三人暮らし。厳しい父親とは昔から折り合いが悪く、過度な期待を寄せられていることを負担に感じている。そのため、父親には大学卒業後、大学院に進学したいという思いを伝えられずにいたが、大学四年生の春に打ち明ける。

本吉 響 (もとよし ひびき)

東北のとある美術大学に通う2年生の男子で、年齢は21歳。専攻は日本画。前髪を後ろ髪と同じ顎の高さまで伸ばし、真ん中で分けて額を見せた金色のウエーブボブヘアにしている。千葉幸太と藤本ゆうきよりも1年入学が早いが、東日本大震災が原因で一年間休学していた。あだ名は「もっくん」。明るくおおらかな性格で、細かいことはあまり気にしない。また日本画家としての実力も高く、本吉響自身も、自分は天才であると自負している自信家。しかし、東日本大震災で家族を亡くしてからは、画家として活動しても、死んでしまっては何も意味がないと思い悩むようになっていた。そのため、休学を終えても絵に本腰を入れることができずにいたが、自分の過去や画家としての実力もいっさい気にせず親しくしてくれる幸太とゆうきに出会ったことで、少しずつ元気を取り戻す。そして、二度目の大学2年生の冬、桐島に説得され、学科内コンクールへの出品を決意。これを機に画家としての意欲も取り戻し、以前のように熱心に絵に取り組むようになった。現在は一人暮らし。あえて常温に戻したさくらんぼジュースが好き。

川下 ユキ (かわした ゆき)

東北のとある美術大学に通う2年生の女子。専攻は彫刻で、大学3年生の時は彫刻ゼミのゼミ長を務めた。前髪を目の上で切って真ん中で分け、肩につくほどのセミロングヘアにしている。周囲の誰もが認める、かわいらしいタイプの美形。まじめな性格で、自分には特に秀でた才能はないと考えており、努力で補おうと考えている。そのため、毎日使える時間はすべて彫刻に没頭しており、千葉幸太たちからも、その姿勢を高く評価されていた。そんなある日、ついに個展を開催することになるが、川下ユキの容姿がいいことからオーナーに気に入られたのだろうと、陰口を叩かれるようになってしまう。この誹謗中傷に心を痛めていたところ、幸太に励まされて元気を取り戻した。また、その時幸太の作品をプレゼントされ、いつかいっしょに個展を開こうと約束した。卒業後は就職して、正社員として働きながら制作を続けている。

吉野 ひかる (よしの ひかる)

東北のとある大学に通う2年生の女子。専攻は洋画で、大学3年生の時は絵画ゼミのゼミ長を務めた。藤本ゆうきと同じ美術サークルに所属している。前髪を目の上で切りそろえ、腰まで伸ばしたストレートロングの姫カットにしている。物静かな性格で口下手、さらに大の人見知りで人とコミュニケーションを取るのが苦手。しかし、物や部屋の扱いなど、なんに対しても丁寧である。ある日、一人で大きなキャンバスを運んでいたところ転びそうになり、ゆうきに助けられる。以来ゆうきのことを意識するようになり、個展に招待した。この時、悪質な客に絡まれて困っていたところをまたもゆうきに助けてもらったことで、彼に思いを打ち明けようと決意。のちに、告白して交際を始めて仲を深めていく。他人の評価を気にせず、自分がいいと感じたものを好きでいたいと考えている。校舎裏に生えているグミの木の実を食べるのが好き。好きな画家はジャン・オノレ・フラゴナールで、好きな美術様式はロココ調。

大友 (おおとも)

東北のとある美術大学に通う4年生の男子。専攻は漆工芸。前髪を目が隠れそうなほど伸ばしてM字に分け、肩につくほどの金色のセミロングヘアにしている。また、下唇にピアスをしている。制作していないときは大学図書館の司書のアルバイトをしており、興奮すると東北弁になる。派手で強面なため、怖い人物だと誤解されがちだが、実際は非常にまじめな性格で美術への造詣も深い。ある日、マルセル・デュシャンの「泉」を見て、自分もマルセルのようにこれまで誰も考えなかった新しい発想の作品を作りたいと願うようになる。しかし簡単には新しい発想を生み出せないため、あえて古い手法を丁寧に学びながら、まだ誰も至ったことのない発想の作品を生み出そうとしている。千葉幸太たちとは、大学4年生のある日、漆工芸の授業で出会って親しくなった。

ミズノ

東北のとある美術大学に通う4年生の女子。専攻は壁画で、千葉幸太とは同じ壁画ゼミに所属する先輩にあたる。前髪を目の上で切りそろえ、胸の下まで伸ばしたロングウエーブヘアを、首の付け根の位置で一つに結んでまとめている。心優しい性格ながら、そそっかしい幸太を心配して説教することもある。お金に困っている幸太、藤本ゆうき、本吉響の三人にアルバイトを紹介したことがある。卒業制作にはモザイクアートを選び、あまりに大変なために後悔していたが、幸太に完成品を見せることで、コツコツ努力を積み上げていく大切さを伝えた。大学卒業後は大学から比較的近い場所に就職し、卒業後も大学に遊びに来ていた。

(あきら)

千葉幸太と藤本ゆうきの小学校時代の友人で、故人。本吉響の高校時代の友人でもある。前髪を左寄りの位置で分けて額を見せた金色のウルフカットにしている。いつもヒョウ柄の服を着ていた。名前は「あきら」だが「りょう」とも読めるため、幸太とゆうきには、ずっと「りょうちん」と呼ばれていた。明るく、我慢強い性格の持ち主。幸太とゆうきよりも一歳年上ながら、いつも外でいっしょに遊んでおり、二人からヒーロー視されていた。自分では絵を描かないが、幸太とゆうきの作品が大好きで、いつも二人が絵を描くところを熱心に見ていた。両親は離婚しており、当時は父親と二人で暮らしていた。しかし、父親の暴力に悩まされており、自宅に戻らずに外にいることが多かった。そのため周囲には変人扱いされて友人がいなかったが、幸太とゆうきだけはなかよくしてくれたため、自分が非行に走らなかったのは、二人のおかげだと考えている。小学3年生の頃、母親と暮らすために引っ越した。その後、高校で響と親しくなり、いつか幸太とゆうきと再会した時、三人で美術の話ができるようにと、響から絵について学んでいた。しかし、2011年の東日本大震災で亡くなる。

桐島 (きりしま)

東北のとある美術大学で教師を務める若い女性。前髪を目の上で切りそろえ、顎の高さまで伸ばしたウエーブボブヘアにしている。穏やかな落ち着いた性格で、本吉響の描く日本画を高く評価している。そのため、響が東日本大震災で被災し、それ以来は画家としての意欲を失っていることに心を痛めている。しかし、二度目の大学2年生の冬を迎えた響に、学科内コンクールをきっかけに悩んでいるた桐島自身が励まされたことが、響が絵を描く力を取り戻す契機となった。

五十嵐 (いがらし)

東北のとある美術大学で教師を務める男性。この大学のOBで、西島啓悟の大学時代の友人でもある。前髪を額の中心から顔の脇に向かって両目が完全に隠れるほど伸ばして、肩につくほどの癖のあるセミロングヘアにし、無精ひげを伸ばしている。穏やかな落ち着いた性格で、話し方も指導方針も優しい。学生たちが勝手に自分のお菓子を食べても怒らないが、大学時代は喜怒哀楽が激しかった。当時、啓悟と芸術に対する考え方が違ったことで大げんかになり、疎遠になってしまったことを今も悔やんでいる。現在は教師として働きながら、幸太、藤本ゆうき、本吉響の三人の関係を、かつての自分と啓悟の関係に重ね合わせていた。しかし三人が大学3年生の春、校内の就職セミナーに啓悟が講師としてやってきたことがきっかけで再会。関係を修復し、再び親しく付き合うようになる。

西島 啓悟 (にしじま けいご)

アニメーションスタジオ「株式会社 スタジオフレームテトラ」の代表取締役を務める男性。千葉幸太たちの通う大学のOBで、五十嵐の大学時代の友人でもある。前髪を額が見えるほど短く切った短髪で、眼鏡を掛けている。ロックバンドのミュージックビデオも製作している。幸太たちが大学3年生の時に公開されたアニメ映画が大ヒットし、一躍有名人となる。

女性教育実習生 (じょせいきょういくじっしゅうせい)

千葉幸太と藤本ゆうきが高校3年生の夏に赴任してきた教育実習生の女性。当時大学3年生で、教科は美術を担当した。前髪を目の上で切りそろえ、ロングヘアを頭の高い位置でポニーテールにしている。明るく親しみやすい性格で、生徒たちともすぐになかよくなった。特に当時美術部に所属していた幸太とゆうきには強い関心を抱いており、目をかけていた。

高橋 まい (たかはし まい)

千葉幸太と藤本ゆうきの、高校時代のクラスメートの女子。前髪を目が隠れそうなほど伸ばして右寄りの位置で斜めに分け、顎の高さまで伸ばしたボブヘアに眼鏡を掛けている。おとなしい性格で、クラスでも目立たない存在。小説を書くのが趣味で、将来の夢は小説家になること。高校3年生のある日、授業中に隠れて小説を書いていたところ、担任教師に見つかり、叱られたうえにクラスメートたちの前で作品を読み上げられる。しかし、これに腹を立てたゆうきが、わざと幸太といっしょに無関係のことで騒ぎ、担任教師の注意をそらしたことで助けられる。その後は二人との接点はなかったが、このことを非常に感謝しており、卒業時にはあらためてお礼のメッセージを渡した。女性教育実習生とも仲がよく、彼女には自分の夢を打ち明けたり、画材が足りず困っている彼女に近くの文房具店を教えたりした。

千葉幸太の祖母 (ちばこうたのそぼ)

千葉幸太、千葉叶子、千葉陽太の父方の祖母。幸太たちと同じ県在住だが、県の果ての集落に住んでいる。前髪を額が見えるほど短く切ったもじゃもじゃのショートヘアで、小柄な体型をしている。少々耳が遠く、どなるような大声の東北弁で話す。非常に厳しい性格で、幸太をはじめとした千葉兄弟からは怖がられていたが、幸太が大学3年生の秋に亡くなった。幼い頃、プリンを欲しがっていた幸太に与えられなかったことをずっと後悔しており、入院してからは娘に頼んでプリンを用意しておいて、幸太がお見舞いに訪れるたびにあげていた。しかし、幸太はこのことをすっかり忘れていた。

亀田 (かめだ)

とある高校で美術教師を務める中年男性。前髪を目の上で切りそろえた刈り上げマッシュルームヘアで、眼鏡を掛けている。やせた体型で頰がこけており、寡黙で不愛想なために、近寄りがたい人物として知られている。美術の才能にあふれ、真剣に学びたい者だけが学べばいいという考えの持ち主で、授業中もいっさい何もせず、生徒たちに自由にさせている。そのため変人として認識されており、一見授業を放棄しているようにも見えるが、これを心地いいと感じている生徒も多く、保健室登校の生徒も亀田の授業だけは受けていた。かつては画家として活動していたが、結果を残せないまま、唯一自分の才能を信じてくれていた恋人が病死してしまう。また教師になってからも、才能のある生徒に嫉妬するあまり、わざとまちがった指導をしてしまったことで、画家としても教師としても自信をなくしていた。しかし、千葉幸太が教育実習生としてやってきたことと、生徒に美術大学を本気で目指す女子がいたことがきっかけで、考えを改める。そのため、幸太が実習を終えたあとも、彼女に対してはきちんと指導するようになった。

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