概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
桶職人 (おけしょくにん)
神田ごくら町で桶職人を営んでいる女性。本名は不明。お酒が大好きで、仕事終わりに一人で吞むことを楽しみにしている。仕事中はつねに冷静沈着で、客に対してもそっけない振る舞いを見せることが多い。一方で、優れた木材を瞬時に見抜く目利きの鋭さや、壊れた桶をいとも簡単に新品のように修理するなど、職人としての技量は非常に高い。また、客が持ち寄った桶を一目見るだけで、適した保存方法をアドバイスするなど、神田ごくら町の住人たちからも頼りにされている。
刀鍛冶 (かたなかじ)
神田ごくら町で刀鍛冶を営んでいる女性。本名は不明。複数の弟子を抱えている。優秀な刀鍛冶ながら、自らが仕上げた刀を持った侍が身勝手な理由で幼い子供を殺害し、侍自身も逆上した子供の父親に刀を奪われて殺されるという、痛ましい事件が発生する。それからは、予算を度外視して刀の性能のみを重視するなど、仕事に対してどこか冷めた様子を見せるようになる。その後、刀に精通している武家屋敷の旗本が「斬れすぎる」という理由から、鞘(さや)に納めて飾り置くことを選ぶほど、極めて切れ味の鋭い刀を生み出した。