好きが半分

好きが半分

真面目で頑固な性格のイベントプランナー、岩瀬咲良と、優しく柔らかい物腰の盆栽師、篠目木洸が主人公。盆(器)と栽(樹木)のように、お互いに補完しながら、半分ずつでひとつになりたいと願う二人の恋愛を描く。小学館「プチコミック増刊」2019年6月号増刊春号、8月号増刊夏号。12月増刊秋号掲載。

正式名称
好きが半分
ふりがな
すきがはんぶん
作者
ジャンル
職人・芸術家
 
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概要・あらすじ

イベントプランナーの岩瀬咲良は、真面目で頑固。完璧主義な仕事ぶりが災いし、企画チームから外されることになる。そんな自分が嫌で、変わりたいと願う咲良は、一人で夜桜を見ながら酒を飲んでいた。今までなら絶対しない乱れた生活を送るんだという決意の表れだった。そこで偶然出会ったのが、柔らかい物腰で、いい匂いがするイケメンの篠目木洸。「洸のように柔軟な性格だったら、いろいろなことがうまくいったのに」という咲良に対し、洸は逆に「真面目で頑固な咲良のようになりたい」と言う。「いっそ合体してちょうどいいのに」という二人は、酔った勢いもあり、ホテルで結ばれた。朝になり、正気に戻った咲良は、初対面の人と関係を持ったことを後悔し、慌ててホテルを後にする。その後、街をぶらついていた咲良は、以前、催事でお世話になったデパートで盆栽のワークショップが開かれているのを目にする。ふらりとワークショップを覗いた咲良は、そこで、昨夜関係を持った洸と再会する。洸は歴史ある盆栽園の盆栽師だったのだ。成り行きでワークショップに参加した咲良は、洸が盆栽のことになると、必要以上に厳しくなり、生徒にもきつく当たることを知る。その日のワークショップも、洸の態度が原因で、参加者が全員帰ってしまう結果になった。何度も同じことをしているため、デパートの催事担当者は怒り心頭。次に客と揉めたら、二度とワークショップは行わないと宣告する。咲良が有能なイベントプランナーであることを知った洸の弟子は、咲良にアドバイスを求める。そんなこんなで、洸の盆栽園を尋ねることになった咲良は、盆栽のとっつきにくさと、洸の客に対する態度に頭を抱える。しかし、翌日の朝市で、洸の「石付き盆栽」のパフォーマンスを見た咲良は、盆栽普及のヒントを得る。石を器にして、種木と苔を植えていく手際と見栄えの良さは、盆栽園の集客アップに十分な武器となる。そう考えた咲良は、自社でのイベントを企画することになる。こうして、盆栽が結ぶ、咲良と洸の恋愛物語が始まった。

登場人物・キャラクター

岩瀬 咲良 (いわせ さくら)

イベントプランナーの若い女性。ストレートヘアが特徴。真面目で頑固な性格で完璧主義者。チームプレイが苦手で、自分のミスではないものの、催事に穴を開けてしまう。そんな自分の性格に嫌気が差し、疲れ果てているときに、夜の公園で篠目木洸と出会う。洸の柔らかく優しい態度に惹かれ、ホテルで一夜をともにする。翌日、洸と再会し彼が盆栽師であることを知る。

篠目木 洸 (しのめき こう)

由緒ある盆栽園で、亡き父の跡を継ごうとする盆栽師の若い男性。夜桜を見ながら一人酒盛りをする岩瀬咲良と出会い、彼女の真面目で頑固なところに惹かれる。咲良とホテルで関係を持った後、翌日偶然彼女と再会。イベントプランナーである咲良と盆栽のイベントを行うことになる。普段は優しい性格だが、盆栽のことになると頑固になり、極端に人当たりが悪くなる。

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