概要・あらすじ
自分のことを人形と言い張る電波系少女・市松こひなは「ひとりこっくりさん」を行い、狐の物の怪コックリさんを呼び出す。憑りついたはずのコックリさんだったが、世話好きなこともあってこひなの世話に奔走することに。犬の物の怪・狗神、狸の物の怪・信楽も加わって、ドタバタした日常が繰り広げられるのだった。
登場人物・キャラクター
市松 こひな (いちまつ こひな)
小学生の女の子。庭のある一軒家にひとりで住んでいる。電波系で毒舌の女の子。学校に友だちはいない。「ひとりこっくりさん」をして、コックリさんを呼び出し、憑りつかれる。その後、狗神、信楽と一緒に住み始める。カップ麺が大好物で、新作のカップ麺などで簡単に買収される。
コックリさん
こひなのひとりこっくりさんで呼ばれ、憑りついた狐の物の怪。世話好きで、こひなをまともにしようと家事全般などをこなす。美形のイケメンだが、年齢のことを気にしている。元々は神社に祀られていた神様。その頃にこひなだけが遊びに来てくれたことから、ずっと見守り続けていた。
狗神 (いぬがみ)
犬の物の怪。元々は普通の犬で、3年生き、死後、狗神として2年で、現在5歳となる。腹黒く自己中心的な性格。捨て犬時代にこひなに会ったときから、ストーカーとなり、偶然の再会以降、こひなに住みついている。生前の性別を覚えていないため、擬人化したときにも、男にも女にもなる。
信楽 (しがらき)
狸の物の怪。中年のオヤジの姿で現れる。狸型になると、信楽焼きの狸の置物のようになる。ひとを化かすのが大好きで、木の葉をいろいろなものに変えて驚かせたりする。酒好き、博打好き。昔は、コックリさんと同じ長屋に住み、コックリさんに世話してもらっていた。
山本 (やまもと)
こひなのクラスメイト。見た目が宇宙人だが、地球人だと言う。お父さんは山本総一。母親はリンダ。
タマ
猫の物の怪。三丁目の甘味処「ねんねこ亭」の看板娘。略して「三丁目のタマ」。人形が好きで、特に日本人形の市松人形を店に飾りつけ、異様な雰囲気となっている。
じめ子さん (じめこさん)
こひなの机に花瓶を飾る、自称いじめっ子少女。こひなの気をひこうとしていじめている。友だちいない歴=年齢。
天狗 (てんぐ)
山の神。小さい男の子が大好きな変態で、女の子には興味がない。マスクを常にしているが、そのマスクの下は超絶美形で、見たものは記憶障害を起こし無力化させてしまう。
サトシ
人の心が読めるサトリ。山のみんなの秘密をばらしたり、山にくる人間の心を読んでからかったりする問題児。
マリアンヌ・田中 (まりあんぬ・たなか)
貧乏神界の貴族。貧乏続きのこひな家にベルサイユからやってきた貧乏神。
腐ってる人 (くさってるひと)
腐女子の女子高生ゾンビ。既に死んでいるので自殺できない。貧乏なこひな家に、同人誌を作って儲ければ、と持ちかける。