サライ

サライ

柴田昌弘の代表作。舞台となるのは荒廃した2041年の世界で、かつての文明が冒した禁忌により、人々は16歳を超えると異形の怪物になる深刻な病を抱え込んでいる。そんな荒廃した世界を旅し、護衛メイドの神薙サライがさまざまなトラブルを解決する姿を描いた冒険ファンタジー。過酷な世界ながら、それでも必死に生きる人々の姿と、主人公たちの華やかな活躍が魅力となっている。少年画報社「ヤングキング」1998年1月号より2008年2月号にかけて連載された作品。

正式名称
サライ
ふりがな
さらい
作者
ジャンル
終末・ディストピア
 
パンデミック
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

神薙 サライ (かんなぎ さらい)

護衛メイドの少女。年齢は15歳。赤毛のストレートロングヘアで、引き締まった細身の体型をしている。メイド協会に所属しており、金持ちに雇われ、ボディーガードから家事まであらゆる仕事をこなしている。生粋の日本人で、2041年の世界では非常に希少価値が高い。情に厚いお人好しな性格ながら、勧善懲悪よりも自らの役目をまっとうする使命感が強い。領民からすべてを搾取している金と権力の亡者が、希少な水を独占していたとしても、それが雇い主であれば、咎(とが)めることなく命令に従う。しかし異形と化してまで生にしがみつく者たちには冷淡で、人間のふりをして悪行を繰り返す異形には容赦なく鉄槌(てっつい)を下す。戦闘能力が高く、重輓馬(じゅうばんば)に真正面から力勝ちするなど人間離れした怪力を誇る。護衛メイドの正体は「人類を正常な状態に戻す遺伝子」を探す一種のエージェントのようなもので、世界各地の有力者にその触手を伸ばしている。

フリッカ・フラクタル

護衛メイドの少女。金髪ミディアムボブで、小柄な体型をしている。神薙サライとはお互いに悪態をつきつつも、よくコンビを組んで仕事をしており、息の合ったコンビネーションを見せる。サライよりも冷静沈着な性格ながら、ミーハーだったり、お化けを怖がったりと、子供っぽい一面も見せる。特に馬が大好きで、馬を見ると仕事を放り出して遊んでしまう悪癖がある。戦闘では二刀流の短剣を使用した近接戦闘を得意としている。

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