概要・あらすじ
中曽根首相から次期総裁候補の指名争いをする竹下さん、安倍さん、宮沢さんだったが、そこに二階堂さんが老骨にムチ打って参入。混迷の中、幹事長金丸さんの催眠術もあり竹下さんが次の首相となる。しかしリクルート事件で次々と閣僚が追求を受ける中、宮沢さんはノーコメント地蔵と化すが、消費税は強行採決して施行される。
時代は平成となり竹下首相は辞任することになる。
登場人物・キャラクター
竹下 藤吉郎 (たけした とうきちろう)
自民党の前幹事長の竹下登がモデル。存在感が軽く風に飛ばされる。気遣いの人で何かと掃除をする。前首相の中曽根さんから次の党総裁の指名を受けて、首相になる。リクルート事件の後に辞任する。
中曽根 かざみどり (なかそね かざみどり)
中曽根康弘がモデル。自民党の前首相。座禅が趣味。後継総裁候補の安倍さん、竹下さん、宮沢さんの中から竹下さんを指名するが、その後も政権には野心満々。
金丸 (かねまる)
金丸信がモデル。自民党の元副総理で、竹下派会長。寝業師の異名を持ち、催眠術を駆使して人を操る。
二階堂さん (にかいどうさん)
二階堂進がモデル。自民党の二階堂グループで元党副総裁。旧田中派として竹下さんに対抗して総裁選に出るために老骨にムチ打つための鞭を常に持っている。出身地の鹿児島へ新幹線を引こうとしている。
安倍 婿太郎 (あべ むこたろう)
安倍晋太郎がモデル。自民党の前党総務会長、党幹事長。竹下さんと仲良し。
宮沢 もどき (みやざわ もどき)
宮沢喜一がモデル。自民党の前蔵相・副総理。リクルート事件では質問されるとノーコメント地蔵になってしまう。
土井さん (どいさん)
土井たか子がモデル。社会党の党委員長。声が大きく台詞のコマが真っ赤になる。
石原運輸大臣 (いしはらうんゆだいじん)
石原慎太郎がモデル。自民党の前運輸大臣。放言が多く、どこへ行くにもヨットに乗って移動する。
小渕官房長官 (おぶちかんぼうちょうかん)
小渕恵三がモデル。竹下政権の官房長官で、元号が平成に変わったときの記者会見で有名になる。
渡辺 ミッチー (わたなべ みっちー)
渡辺美智雄がモデル。自民党の中曽根派で元蔵相、党政調会長。栃木訛りで語尾に「～っぺ」がつく。「黒人は破産してもアッケラカーのカーだ」の放言が問題になる。
宇野さん (うのさん)
宇野宗佑がモデル。自民党の渡辺派で、辞任した竹下元総理大臣の後継指名を受けて党総裁となる。しかしサンデー毎日に芸者の愛人問題を記事にされて、参院選で土井さんの民社党に大敗して辞任する。
海部さん (かいふさん)
海部俊樹がモデル。自民党の元河本派。退陣した宇野首相の次の自民党総裁となり首相となる。しかし元首相・竹下さんのリモコンに操られ、金丸さんの人面疽に悩まされる。
橋本さん (はしもとさん)
橋本龍太郎がモデル。自民党の竹下派で、海部政権の大蔵大臣。タバコを咥え、流し目にポマードの髪型。女性ファンが多い。
小沢さん (おざわさん)
小沢一郎がモデル。自民党の竹下派で、自民党幹事長の若手実力派。竹下さん、金丸さんと親戚。
イベント・出来事
リクルート事件 (りくるーとじけん)
『シアターアッパレ』に登場する事件。竹下さんが首相の時に、リクルートの江副氏が未公開株を議員や官僚に配ったことが明らかに成り、竹下さん、安倍さん、宮沢さん、渡辺さん、更には元首相中曽根さんらが追求されることになる。中でも蔵相宮沢さんはノーコメント地蔵になって沈黙する。
その他キーワード
消費税 (しょうひぜい)
『シアターアッパレ』に登場する用語。中曽根政権時代には間接税、売上税と言われていた新税が、竹下政権時にリクルート事件が追求される中で消費税として強行採決で決定される。
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