概要・あらすじ
昭和70年の大都市に現れた大昔の巨大な神様原始さんが、行き過ぎた文明の象徴である大都市を破壊して原始に戻れと叫ぶ。行き過ぎた文明化に警鐘を鳴らした作品。
登場人物・キャラクター
原始さん (げんしさん)
昭和70年の日本に突如現れたビルよりも大きな巨人。その正体は大昔の神様であり、文明を破壊し、原始に戻れと叫びながら大都市を破壊し尽くす。自衛隊の攻撃をものともしないほど強いが、人には手を出さず友好なため、日本政府は原子さんに対して、「好意的静観」をすることにした。都市を破壊した後は、土を耕し、樹を植え、大都市を大自然へと変えてしまった。
俺 (おれ)
原始さんに破壊された大都市に住んでいる夫婦の夫。大都市がまだ残っていた頃は、精神的な理由もあり、胃の調子がよくなく食事を残すなどしていたが、大都市がすっかり破壊され、自然が豊かになり、裸で生活するようになってからは、精神的ストレスもなくなり、快復する。
あたし
原始さんに破壊された大都市に住んでいる夫婦の妻。大都市が破壊されると、文明=幸福だという固定観念を捨て始める。自然にかえり、裸で生活するようになってからは、胸が大きくなった。
集団・組織
アメリカ人 (あめりかじん)
文明が発達したことに耐え兼ね、集団ノイローゼとなる。機械文明からの解放を求めてB2600で編隊を組んでアメリカを脱出し、原始さんに助けを求めて日本へとやってくる。