ジェラールとジャック

フランス革命前のパリ。貴族が嫌いな平民のジェラール・アングラードと、父親に売られた貴族の少年、ジャック・フィリップ・ド・サンジャックが出会い、時代に翻弄されながら愛を育んでいく姿を描いた大河ロマン。「BE・BOY GOLD」1998年8月号から2001年2月号にかけて連載された作品。

正式名称
ジェラールとジャック
作者
ジャンル
BL
レーベル
スーパービーボーイコミックス(リブレ出版)
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概要・あらすじ

有名ポルノ作家のジェラール・アングラードは、通いの娼館で、貴族の少年ジャック・フィリップ・ド・サンジャックを買う。しかし、ジャックは男に抱かれることに屈辱を感じて暴言を吐き、その言葉にジェラールは怒りを覚える。ジャックを抱いたジェラールはその後に見受け金を支払い、彼に自由を与える。それは仕事をして生きていくことが、どれほど大変なのかを知ってもらうためだった。

その後、職を探し始めたジャックは、偶然にも下男を探していたアングラード邸の執事、ポールによって、ジェラールのもとへと連れて行かれる。こうしてジャックはジェラールの屋敷で働くことになったが、彼の真面目な仕事ぶりを見るうちに、ジェラールはジャックに対し、まるで息子のような想いを抱くようになる。

一方のジャックは、ジェラールの小間使いに対する態度や彼の知識に敬意を抱き、ジェラールに対する考え方を改めるのだった。こうして2人は良好な関係を築いていくが、ある日、ジャックのもとに母親からの迎えが来たことにより、互いの意識が変化していくこととなる。

登場人物・キャラクター

主人公

40歳過ぎの平民男性。銀色の長髪で、左目に傷を負い、眼帯をしている。酒が好きで性格は大らか、性に奔放なところがある。若い頃は苦学生をしており、新聞記者を経て現在はポルノ作家として活動している。学生時代... 関連ページ:ジェラール・アングラード

貴族の少年。黒髪のショートカットの髪型で、緑の目を持つ。ド・サンジャック家の12代目当主。真面目な勉強家で、キスで失神するほどうぶなところがある。幼い頃は両親と一緒に仲睦まじく暮らしていたが、生活が困... 関連ページ:ジャック・フィリップ・ド・サンジャック

シャルロット

ジェラール・アングラードの屋敷で働く女性の使用人。屋敷に来て4年になる古株。台所を任されており、料理の腕は抜群にいい。主人であるジェラールを尊敬しているが、はっきりとした物言いをする。ジャック・フィリップ・ド・サンジャックを、実の弟のようにかわいがっている。

ポール

ジェラール・アングラードの屋敷で働く優秀な秘書の男性。主であるジェラールをとても大切に想っている。真面目で仕事熱心で、ジャック・フィリップ・ド・サンジャックに、仕事と読み書きを教えた。

ジェラール・アングラードの妻だった女性。出会った当時、金髪で美しく奔放な性格の彼女に、学生であるジェラールが一目惚れをした。その後ジェラールが猛烈なアプローチをし、愛以外に与えられるものがない、という... 関連ページ:ナタリー

黒髪で、黒目の子爵の男性。ジェラール・アングラードの妻だったナタリーの長きにわたる愛人。ジェラールとナタリーの結婚当初は、3人で関係を持っていたこともある。その後ジェラールに2人きりの関係を求めたが、... 関連ページ:ラウル・ド・アマルリック

ナタリーと愛人のラウル・ド・アマルリックの間に生まれた女の子。ナタリーとジェラール・アングラードの婚姻後で、黒髪と黒い目だったので、ジェラールの子供でないことが明白だった。そのため、ナタリーが死産した... 関連ページ:ジャンヌ

ド・サンジャック伯爵

ジャック・フィリップ・ド・サンジャックの父親。神と学問と家族を愛していた優しい男性。貴族だが愛人を持たず、妻だけを愛し、一人息子のジャックを可愛がっていた。のちに賭博にふけって借金をし、ジャックを娼館に売った後、病死する。

ブラヤック侯爵夫人

ジャック・フィリップ・ド・サンジャックの母親。ジャックが幼い頃は、ド・サンジャック伯爵と穏やかで愛に満ちた家庭を築いていたが、彼の死後、ブラヤック侯爵と再婚した。ジャックを引き取りたいと、ジェラール・アングラードの屋敷に使いのピエールを寄越す。

ピエール

ジャック・フィリップ・ド・サンジャックが家族と暮らしていた当時から仕えていた男性。現在はジャックの母親が再婚したブラヤック侯爵に仕えている。豪華な衣装を身に着け、かつらも化粧もしっかりしていて、かなり派手な風貌をしている。ジェラール・アングラードの屋敷で働くジャックを迎えに来る。

ブラヤック侯爵

ド・サンジャック伯爵の古い友人の男性。彼の死後、未亡人となった夫人と再婚した。この時、晩さん会に招待されたジャック・フィリップ・ド・サンジャックは、ブラヤック侯爵の若い頃の肖像画が自分に瓜二つであることに気付き、自分の本当の父親はド・サンジャック伯爵ではなく、ブラヤック侯爵だと察することとなった。

出版社の社長を務める中年男性。小柄で小太りな体型で、眼鏡をかけている。ジェラール・アングラードの小説「コレットとジュヌビエーヴ 或いは禁断の果実」を出版しており、ピレル自身もこの作品の大ファンである。... 関連ページ:ピレル

場所

娼館

パレ・ロワイヤルにある男性専門の売春宿。かつてジャック・フィリップ・ド・サンジャックが父親のド・サンジャック伯爵に売られた店であり、ジェラール・アングラードとジャックが初めて出会った場所でもある。常連のジェラールは若くて美形で行為もうまいため、男娼たちに人気がある。

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