スタジオ・ボロ物語

スタジオ・ボロ物語

アニメ・漫画制作会社スタジオ・ゼロ創立と『オバケのQ太郎』誕生をコメディタッチで描いた短編。

正式名称
スタジオ・ボロ物語
ふりがな
すたじお ぼろものがたり
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
 
自伝・伝記
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概要・あらすじ

昭和三十八年。トキワ荘時代の仲間たち五人はアニメ・漫画制作会社スタジオ・ゼロを創立する。しかし会社運営のイロハも知らない彼らは、早々に資金繰りに行き詰る。しかしそこへ藤子不二雄によるオバケを題材にした連載依頼が舞い込む。藤子不二雄の二人はこれを会社の財源にする代わりに、メンバー全員が手伝う、というのはどうかと提案する。

スタジオ・ゼロ創立当時の騒動と、『オバケのQ太郎』誕生をコメディタッチで描いた短編。

登場人物・キャラクター

藤本 弘 (ふじもと ひろし)

安孫子素雄とともに藤子不二雄名義で活躍した漫画家。後にコンビを解消し、藤子・F・不二雄名義になる。スタジオ・ゼロ創立メンバーの一人。『オバケのQ太郎』連載第一話の締め切り当日、小田急線の車内で安孫子素雄とともに、アイデア出しで苦闘する様子が描かれる。 実在の人物、藤本弘がモデル。

安孫子 素雄 (あびこ もとお)

藤本弘とともに藤子不二雄名義で活躍した漫画家。後にコンビを解消し、藤子不二雄Ⓐ名義になる。スタジオ・ゼロ創立メンバーの一人。資金繰りに困っている会社のために、『オバケのQ太郎』を会社で手伝ってもらう代わりに、稿料を会社の財源にしてはどうかと提案する。安孫子素雄がモデル。

集団・組織

スタジオ・ゼロ

昭和三十八年、藤本弘、安孫子素雄、つのだじろう、石森章太郎、鈴木伸一らトキワ荘の仲間たちによって創立されたアニメ・漫画制作会社。アニメの企画や下請けなど、作業は沢山あったが、資金が追い付かない状態が続く。『オバケのQ太郎』連載の依頼は、財源を確保したい会社にとって渡りに船であった。 タイトルにある「スタジオ・ボロ」とは、最初に借りた物件のあまりのボロさを揶揄したもの。

その他キーワード

オバケのQ太郎 (おばけのきゅうたろう)

『スタジオ・ボロ物語』の作中で、その誕生が描かれている漫画作品。後にアニメ化もされ、オバQブームという社会現象にまでなった。そもそもは藤子不二雄の二人が少年サンデーよりオバケを題材にした連載を持ち掛けられたものだったが、会社のメンバーが作画を手伝うということで、稿料が会社全体の財源となる。しかしアイデア出しは難航。 それは連載第一話の締め切り当日まで続けられることになるのだった。

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