スティーブ・ジョブズ

スティーブ・ジョブズ

Appleの創設者の一人であるスティーブ・ジョブズに関する伝記を漫画化。かつてCNNのCEOやタイム誌の編集長を務めていて、ベンジャミン・フランクリンやアルベルト・アインシュタインの最も売れた伝記を著した実績のあるウォルター・アイザックソンがジョブズの要請により著作した。2年以上にも及ぶジョブズへの40以上もの取材や100人以上ものジョブズの家族、社員、友達、同僚、競争相手への取材が元になっており、ジョブズの半生に踏み込んだ独占的で前例のない内容になっている。

正式名称
スティーブ・ジョブズ
ふりがな
すてぃーぶ じょぶず
原作者
ウォルター・アイザックソン
漫画
ジャンル
自伝・伝記
関連商品
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概要・あらすじ

膵臓がんを患い、余命間もない事を自覚した主人公スティーブ・ジョブズは、かねてより交流のあった伝記作家であるウォルター・アイザックソンに自分の伝記を書かないかと依頼する。それから18ヶ月間、スティーブ・ジョブズ本人や、過去に関わった人物達の元に通いつめる事となる。時として彼の特殊な性格を目の当たりにする事もあったり、かつて彼がひどい面いあわせたり起こらせたりした人たちにも話を聞かなければならなかった。

記憶違いの類いもあったが、自分にとっての現実を彼はウォルター・アイザックソンと自分自身に語り続けるのであった。

登場人物・キャラクター

スティーブ・ジョブズ

1955年2月24日、シリアからの留学生で政治学を専攻する大学院生アブドゥルファター・ジャンダリとアメリカ人の大学院生ジョアン・シーブルとの間に生まれるが、ポール・ジョブズ、クララ・ジョブズ夫妻の元に養子として育てられた。幼い頃より頭が良く機械いじりが好きであったが、屈折した性格の上に、自己顕示欲が強く学校ではいたずらばかりし、他人を見下していた。 高校進学時よりドラッグやロックに傾倒し大学時代にはインド仏教にに感銘を受け、インドに渡る。ベジタリアンであり、食事に動物性のものが入ると激怒する。後に、日本の禅にも多大な影響を受け、幾度となく京都に訪れるなど大変な親日家。 コンピューターのデザインにも禅の思想を取り入れた。 横暴で時に無礼ではあるが、彼の言動に魅了される者も多く、死後もなお多くの人々い尊敬され、影響を与え続けているカリスマティックな人物。

スティーブ・ウォズニアック

太めな体系で口ヒゲがトレードマーク。エンジニアだった父の元に、カリフォルニア州サンノゼにて生まれる。少年時代は引っ込み思案な性格だったが、6歳の時、アマチュア無線の免許を取得し、自作キットのアマチュア無線機を組み上げた。13歳の時に、トランジスタの組み合わせによる原始的なコンピュータで科学コンクールに優勝する。 1971年、ヒューレット・パッカードの夏季インターンシップで働いていたときに、スティーブ・ジョブズと知り合う。容姿も性格も正反対の二人であったが、すぐに意気投合。その後、共同設立者としてスティーブ・ジョブズと共にAppleを立ち上げる。陽気でよく喋るが内容が典型的な技術オタク。 金銭的な執着もあまりない。ユーモアのセンスは素晴らしい。

クリスアン・ブレナン

スティーブ・ジョブズが高校時代に知り合った恋人。お互いの実家を出て同棲を始めるもすぐに破綻。だがその後も関係は断続的に続き、やがてスティーブ・ジョブズの子供を妊娠するも認知されなかった。後にフリードランドの農場で出産するがその後行き場を失い、メロンパークの施設に入り生活保護を受け生活していた。

ダニエル・コトケ

スティーブ・ジョブズがリード大学に進学した際のルームメイト。ニューヨーク出身。スティーブ・ジョブズと音楽や本の話で気が合い、共に図書館に通い禅の本を読むなどして過ごす。恋人であるエリザベスも混じり、3人でつるんで行動するようになる。渡印したスティーブ・ジョブズの元を訪れた際、荷物を全て盗まれる。 その後成功したジョブズの元に訪れるも、全く相手にされなかった。

フリードランド

スティーブ・ジョブズと同じくリード大学通う学部生。スティーブ・ジョブズより4歳年上。シカゴの裕福な課程で生まれ育った。LSD所持で逮捕歴あり。外交的でカリスマ性も強く、普段他人に興味のないスティーブ・ジョブズですら魅了される。人と喋る時に目をそらさない。

アルコーン

ゲーム機制作会社アタリの従業員で技術作業員として面接にきたスティーブ・ジョブズを雇い入れた人物。横柄な態度を取るスティーブ・ジョブズに、他の従業員からの苦情を受けるも、何故かクビにする気にはならず、彼に対し何かしら感じていたという。突然退社し、そのうえインドに行くための旅費の援助をしろ、というスティーブ・ジョブズに憤慨するも結局助け舟を出してしまう。

ノーラン・ブッシュネル

ユタ州生まれ。ゲーム機制作会社アタリの社長。娯楽産業史上「ビデオゲームの父」と呼ばれる。変人であるスティーブ・ジョブズを何故か気に入り、夜勤として雇い続ける。インドから帰国したスティーブ・ジョブズを再び雇い入れ、当時アーケード用ゲーム機であったPONGの、家庭用ゲーム機としての開発を、スティーブ・ジョブズに任せる。

弘分老師

日本人でロスアルトス近郊で禅教室を運営。アメリカ人に禅の教えを広める。スティーブ・ジョブズの師であり、出家を考えるスティーブ・ジョブズに、事業をしながらもスピリチュアルな世界ともつながれる事を説く。

ロン・ウェイン

アタリで営業職に従事していた。スティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックがApple創設当初、株式10%分の権利を持つことを条件として参加した。当時ヒューレッド・パッカードでエンジニアとして勤務するウォズにパートナーシップを組むように説得する。 しかし、あまり売れ行きが良くなかったため、権利を放棄して会社を去った。

マイク・マークラ

スティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックとともに、Appleを創立した人物。当時ガレージで作業していた二人を訪問し、投資を申し出る。元インテルの社員で、ストックオプションで財産を築き豪邸に住んでいる。二年でフォーチュン500企業になろうとたきつける。 価値観がスティーブ・ジョブズと似ており、マーケティング哲学を提案する。

マイク・スコット

マイク・マークラが1977年5月、ナショナル・セミコンダクターからAppleの社長として引き抜いた人物。4番目の社員となる。スティーブ・ジョブズとは全くそりが合わず、スティーブ・ジョブズ曰く生涯で一番怒鳴った相手であったという。その後ストレスにより精神的に病み、しばらく休暇を取る事に。

ビル・アトキンソン

ソフトウェアエンジニア。AppleのLisaとMacintoshプロジェクトにおける代表的な開発者の1人。スティーブ・ジョブズから引き抜きの誘いを受けるも一度断ったが、その後払い戻し不可の航空券が送りつけられ、Appleを訪問。そのままエンジニアとして入社することに。 ボール式マウスの開発を担当。

集団・組織

Apple

『スティーブ・ジョブズ』の登場する組織。主人公スティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックが中心となって創設したインターネット・デジタル家電製品および同製品に関連するソフトウェア製品を開発・販売する企業。創設以来、Apple Computer, Inc.を名乗っていたが、2007年に、Apple Inc.に改称。 代表的なプロダクトに、Macintosh、 iPod、iPhone、iPadがある。ロゴマークにはリンゴのマークが使われ、由来はスティーブ・ジョブズが、ビートルズのファンだった、リンゴダイエットをしていた、電話帳で最初に来るように、など諸説ある。

クレジット

原作

ウォルター・アイザックソン

ベース

スティーブ・ジョブズ

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