母のいないマンガ

母のいないマンガ

千葉外房の漁村で生まれた作者・貝塚ひろしの自伝短編。幼少時から漫画家になるまでを、女手一つで育ててくれた母への感謝を交えて綴った作品。

正式名称
母のいないマンガ
ふりがな
ははのいないまんが
作者
ジャンル
作家・漫画家
 
自伝・伝記
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概要・あらすじ

千葉県外房の漁村で生まれた主人公ヒロは、戦争で父を亡くし、女手一つで育てられる。終戦直後、買い出しに出かけた母がたまに買ってくるマンガ本の影響で、ヒロは大のマンガ好きになっていた。ヒロが中学に通いだしたある日、「冒険王」に連載開始された福井英一の漫画『イガグリくん』に感銘を受け、福井の弟子になる決心をする。

しかし、ヒロが中学校を卒業する年、福井は亡くなり、弟子への道は閉ざされた。

登場人物・キャラクター

ヒロ

千葉県外房に生まれ育つ。戦争で父を亡くし、女手一つで育てられる。母が買い出しのとき、たまに買ってくるマンガ本を読み、マンガ好きになる。「冒険王」に連載開始された福井英一の『イガグリくん』に感動。福井の弟子になろうと思い立つが、福井の死により叶わなかった。高校卒業後、鉄道員になるが、漫画家への夢を諦めきれず退職。 来る日も来る日も漫画を描き続け、『くりくり投手』を完成させる。作者である貝塚ひろし自身がモデル。

ヒロの母 (ひろのはは)

主人公ヒロの母親。夫を戦争で亡くし、ヒロとその兄を女手一つで育てる。海女をしていたが、戦後は農家から米を買って東京に売り歩くカツギ屋として生計を立てる。鉄道員になったヒロが漫画家になりたいと言い出した時は、好きな道で苦労しろと理解を示す。

ヒロの兄 (ひろのあに)

主人公ヒロの兄で5歳年上。勉強がよくできる優等生。ヒロのイタズラをげん骨でたしなめる、ヒロにとっては怖い存在。

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