ゼロの使い魔

ゼロの使い魔

ある日突然「魔法使いの使い魔」として異世界に召喚された少年と、彼のご主人様となった少女の冒険ファンタジー。「コミックアライブ」2006年8月号から2009年12月号にかけて連載された作品。原作はヤマグチノボル、キャラクター原案は兎塚エイジ。

正式名称
ゼロの使い魔
ふりがな
ぜろのつかいま
原作者
ヤマグチノボル
作者
ジャンル
ファンタジー
 
ラブコメ
レーベル
MFコミックス アライブシリーズ(KADOKAWA)
巻数
既刊7巻
関連商品
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世界観

題材はファンタジー。貴族のみ魔法が扱える異世界ハルケギニアで特別な能力を持った使い魔「ガンダールヴ」となった平賀才人が、ハルケギニアの常識にとらわれない大胆な行いと地球人ならではの知識で次第に周囲に認められるようになっていく。主人であるルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールをはじめとする魅力的な美少女キャラクターたちとの恋愛模様も作品の魅力の1つ。

作品誕生のいきさつ

本作『ゼロの使い魔』はアレクサンドル・デュマ・ペールの「ダルタニャン物語」がモデルとなっており、登場人物の名前や出来事の名の多くをそこから拝借している。原作者のヤマグチノボルは第3巻のあとがきで「ダルタニャン物語」を引用する形で「史実のルイズ・フランソワーズ」がどのような人物であったかを紹介している。その上でヤマグチノボルはルイズ・フランソワーズを「コンプレックスに苛まれつつも愛に殉じた彼女」と捉え「彼女のような女性を応援したい」という気持ちで本作を執筆していると語っている。

あらすじ

地球の日本に暮らす男子高校生の平賀才人は、ある日謎の魔法陣をくぐったことで異世界ハルケギニアに召喚されてしまう。彼を待っていたのは、魔法使いの少女ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。才人は彼女の「使い魔」としてこの世界に呼び出されたのだという。納得できず元の世界に戻る方法を探す才人だったが、次第にルイズと惹かれ合い、彼女の力になりたいと思うようになっていく。

メディアミックス

小説

2004年6月にメディアファクトリー(現在のKADOKAWAメディアファクトリー)MF文庫より発行されている同名の小説が原作となっている。原作の作者であるヤマグチノボルはシリーズ完結を待たずして故人となったが、彼の遺したプロットを基に、原作の最新刊となる21巻『六千年の真実』が2016年2月末に刊行されている。次巻の22巻で物語は完結する予定。またスピンオフ作品として、ヒロインの1人であるタバサを主人公に据えた『タバサの冒険』、ルイズの母親・カリーヌの若き日々を描いた『烈風の騎士姫』シリーズが、同じくMF文庫より発行されている。

コミック

本作以外にも、メディアファクトリー(現在のKADOKAWAメディアファクトリー)から発表された多数のコミカライズ版が存在する。本作以降のストーリーを描いた緋賀ゆかりによる『ゼロの使い魔 シュヴァリエ』、タカムラマサヤによる、登場キャラクターたちが幼稚園児、あるいは幼稚園の先生になった設定の4コマ作品『ゼロのちゅかいま よーちえんnano!』、今拓人による『タバサの冒険』シリーズのコミカライズ版、その他公式アンソロジーコミックシリーズなどがある。

TVアニメ

2006年7月から2012年3月にかけて、計4作のTVアニメ版が時期を別にして放映された。タイトルは順に『ゼロの使い魔』『ゼロの使い魔 双月(ふたつき)の騎士』『ゼロの使い魔 三美姫(プリンセッセ)の輪舞(ロンド)』『ゼロの使い魔F』となっており、スタッフはシリーズにより異なる。キャストは主人公の平賀才人役を日野聡、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール役を釘宮理恵が演じた。

TVゲーム

2007年2月より、計3作のプレイステーション2用ゲームソフトがマーベラスから発売されている。タイトルはそれぞれ『ゼロの使い魔 小悪魔と春風の協奏曲(コンチェルト)』『ゼロの使い魔 夢魔が紡ぐ夜風の幻想曲(ファンタジー)』『ゼロの使い魔 迷子の終止符(ピリオド)と幾千の交響曲(シンフォニー)』。どの作品もジャンルはアドベンチャーで、それぞれにゲームオリジナルのキャラクターが登場する。

キャラクターCD

2006年9月以降、多数のキャラクターCDが発売されている。内容はハピネットより発売された「平賀才人ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール」、「キュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストータバサ」といった作中でも親しい登場人物を組み合わせたシリーズ、サイトロン・デジタルコンテンツから発売されたヒロイン1人ずつにスポットを当てたシリーズなどがある。

登場人物・キャラクター

平賀 才人 (ひらが さいと)

地球の日本に住む平凡な男子高校生。突如道の真ん中に現れた魔法陣をくぐったことで異世界ハルケギニアに召還され、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールの使い魔になってしまう。コントラクト・サーヴァントの際左手に現れた謎のルーン文字により、どんな武器でも扱えるガンダールヴの力を得ている。 一見普通の少年だが非常に勇敢で、どんな強敵にも屈しない心の強さを持つ。わがままで勝ち気なルイズに振り回されつつ、次第に惹かれるようになっていく。

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール (るいずふらんそわーずるぶらんどらゔぁりえーる)

平賀才人のご主人様で、トリステイン魔法学院に通う2年生の女子生徒。桃色がかったブロンドのふんわりしたロングヘアに、鳶色の瞳を持つ美少女。有名な貴族であるヴァリエール家の3女だが一切の魔法が扱えず、成功率がまるでゼロなことから、周囲には「ゼロのルイズ」と呼ばれからかわれている。気位が高くわがままだが心優しく誇り高い人物で、時に恐ろしい敵にも毅然と立ち向かう。 好きな食べ物はクックベリーパイ。

シエスタ

トリステイン魔法学院でメイドとして働く少女。黒髪ボブヘアにメイド服を着た、おしとやかな雰囲気の人物。平賀才人が空腹で困っているところに声をかけたのがきっかけで彼と知り合った。平民のため魔法は使えず貴族を恐れていたが、貴族の理不尽な要求にも決して屈することのない才人の姿に惹かれ彼を慕うようになる。才人への想いを自覚してからはかなり積極的で、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールのライバル的存在でもある。

デルフリンガー

平賀才人とルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールが町の武器屋で発見した巨大な剣。錆びたぼろぼろの剣に見えるが実は意志を持ち人の言葉を解する「インテリジェンスソード」で、武器屋の主人も持て余していたところを破格の値段で才人たちに引き取られた。ガンダールヴである才人の力をすぐさま見抜き「相棒」と呼び親しくなっていく。 長い時を生きているらしく、非常に博識でもある。

キュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストー (きゅるけあうぐすたふれでりかふぉんあんはるつつぇるぷすとー)

トリステイン魔法学院に通う2年生の女子生徒で、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールのクラスメイト。燃えるような赤い髪に褐色肌の、セクシーな雰囲気の人物。「炎」系統の魔法を得意とするトライアングルメイジ。情に厚い性格で、日々ルイズのことをからかいつつも気にかけており、無茶しがちな彼女へ助け舟を出すことも。 あるきっかけから平賀才人に興味を持ち「ダーリン」と呼び慕うが、やや惚れっぽく他の男性にも熱を上げている場面が見られる。使い魔はサラマンダーの「フレイム」。

タバサ

トリステイン魔法学院に通う2年生の女子生徒で、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールのクラスメイト。水色のショートカットヘアに眼鏡をかけた、クールで理知的な雰囲気の人物。「風」と「水」系統の魔法を組み合わせた魔法を得意とするトライアングルメイジ。寡黙で読書ばかりしているがメイジとしての実力は本物で、年若いながらもすでにシュヴァリエの爵位を持っている。 一見対照的な雰囲気だがキュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストーとは親友で、互いに助け合って学校生活を送っている。使い魔はウィンドドラゴンの「シルフィード」で、使い魔としては最上クラスの存在を使役している。好物ははしばみ草のサラダ。 現在は「タバサ」と名乗っているが本名は不明。

ギーシュ・ド・グラモン (ぎーしゅどぐらもん)

トリステイン魔法学院に通う2年生の男子生徒で、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールのクラスメイト。グラモン元帥の末の息子でもある。金髪に胸のあいた派手なブラウスを着たキザなプレイボーイで、「土」系統の魔法を得意とするドットメイジ。端正なルックスだがナルシストでやや落ち着きがなく、好みも一風変わっているため、平賀才人曰く「マニア向けのイケメン」。 あるきっかけから貴族の威厳を示すため、才人に決闘を申し込む。使い魔はジャイアントモール(巨大モグラ)の「ヴェルダンデ」。

モンモランシー・マルガリタ・ラ・フェール・ド・モンモランシ (もんもらんしーまるがりたらふぇーるどもんもらんし)

トリステイン魔法学院に通う2年生の女子生徒で、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールのクラスメイト。額を全開にし、長い金髪を縦ロールにして赤いリボンで結んだ、そばかすが特徴の人物。「水」系統の魔法を得意とする。ギーシュ・ド・グラモンと交際しているが、彼の浮気が発覚しショックを受ける。 使い魔はカエルの「ロビン」で、2つ名の通り香水の制作を得意としている。

ジャン・コルベール (じゃんこるべーる)

トリステイン魔法学院の教師を務める男性。頭髪がやや淋しい、眼鏡をかけた穏やかな雰囲気の人物。非常に研究熱心で、平賀才人の左手に浮かび上がったルーンがガンダールヴのものであるといち早く見抜く。現代日本で使用されているような科学文明に強い関心があり、知識の多い才人と意気投合する。

オスマン

トリステイン魔法学院の学院長を務める男性。年齢は100歳とも300歳とも言われており、本当の年齢は誰も知らないとされている。ジャン・コルベールから平賀才人がガンダールヴであるとの報告を受けるが、彼が戦争の道具として利用されることを恐れ、内密にしている。セクハラ癖があり、すぐに女性のお尻を撫でる。

ミス・ロングビル (みすろんぐびる)

トリステイン魔法学院に勤めるメイジで、オスマンの秘書を務める女性。緑色の長い髪をした、眼鏡をかけた落ち着いた雰囲気の人物。街の居酒屋で給仕として働いていた際、その美しい容姿と、オスマンのセクハラを許したことで声をかけられ、秘書として採用されて現在に至っている。「土」系統の魔法のエキスパートであることから貴族出身と考えられるが、本人は「貴族の名はなくした」と語っている。

シュヴルーズ

トリステイン魔法学院に勤める中年の女性教諭。「土」系統のトライアングルメイジで、「土」系統こそが最も優秀な魔法と考えている。ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールのある問題を知らずに魔法を使うよう命じるが、それがきっかけで大惨事が起きてしまう。

「土くれ」のフーケ (つちくれのふーけ)

トリステイン中の貴族を恐怖に陥れているメイジの盗賊。貴族の持つ宝、特にマジックアイテムを中心に盗みを働いており「土」系統の魔法である「錬金」を用いて壁や扉を粘土や砂に変え、穴をあけて忍び込むという手口を使っている。その実力からトライアングルクラスのメイジであると考えられているが、その性別すらもわかっていない。

マルトー

トリステイン魔法学院の食堂のコック長を務める男性。丸々と太った中年の人物で、平民だが職業と立場柄収入は多く羽振りは良い。あることがきっかけで平賀才人の実力を知り「我らの剣」と呼び高く評価するようになり、才人に日々食事を振る舞ってくれる。

アンリエッタ・ド・トリステイン (あんりえったどとりすていん)

トリステイン王国の王女。前下がりボブヘアにティアラをし、白いドレスを着た美貌と気品を兼ね備えた人物。ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールとは幼なじみで親しいが、身分の違いがあるためルイズは敬語で接している。隣国帝政ゲルマニアと同盟を結ぶため、ゲルマニア皇帝との婚姻が決まっているが、同盟を望まないアルビオン王国の貴族たちが妨害をもくろんでいる。

マザリーニ枢機卿 (まざりーにすうききょう)

トリステイン王国の実権を握っているとされる男性。坊主が被るような丸い帽子をかぶり、灰色のローブに身を包んだ中年の人物。先帝亡き後、外交と内政を一手に引き受けた激務から、実年齢より老けて見える。平民の血が混じっているという噂があることなどから、なぜか国民からの人気は低い。

ジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルド (じゃんじゃっくふらんしすどわるど)

トリステイン王国の王族直属近衛隊・魔法衛士隊の1つ、グリフォン隊の隊長を務める男性。年齢は26歳で、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールの婚約者でもある。子爵の称号を持ち、使い魔はグリフォン。羽根帽子をかぶった、長髪と髭が特徴の凛々しくたくましい雰囲気の人物。「風」の系統のメイジで幻獣グリフォンに騎乗し、強力な風の魔法を操ることで有名。 ウェールズ・テューダーからアンリエッタ・ド・トリステインの手紙を回収する任務のため、ルイズたちに同行することになる。

ウェールズ・テューダー (うぇーるずてゅーだー)

アルビオン王国の王子で、アンリエッタ・ド・トリステインの従兄にあたる人物。アルビオン王国王立空軍大将・本国艦隊司令長官を務めている。アンリエッタとは手紙のやりとりをしており、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは2人が恋仲であると考えている。王族の証として「風のルビー」を所持している。

場所

ハルケギニア

平賀才人が召喚された異世界のこと。地球の衛星である月の2倍以上の大きさと思われる、巨大な赤と青の2つの月が浮かんでいる世界。科学の代わりに魔法が世の理を支配し、魔法を使用できる貴族たちが大きな顔をしている封建社会。魔法を使用できない平民たちは、貴族を恐れ、あるいは嫌いながら生活している。

トリステイン魔法学院 (とりすていんまほうがくいん)

オスマンが学院長を務める、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールたちが通う魔法学校のこと。全寮制で、食堂など生活に必要な施設も完備されている。「貴族は魔法をもってしてその精神となす」のモットーのもと、食事も貴族にふさわしい質のものになっている。なお、制服のマントの色は、学年によって決まっている。

タルブ村 (たるぶむら)

ラ・ロシェールの向こうにあるシエスタの故郷のこと。シエスタの曾祖父・佐々木武雄が遺した「竜の羽衣」と呼ばれる宝物があり、「墓石の銘を読めるものに「竜の羽衣」を渡すように」「なんとしてでも「竜の羽衣」を陛下にお返ししてほしい」と遺言が残されていた。村の名物に、地球の日本の食べ物「寄せ鍋」に似た「ヨシェナヴェ」がある。

その他キーワード

メイジ

「火」「水」「土」「風」と、現在は失われた魔法「虚無」のうち、1つ以上の系統の魔法を扱うことができる魔法使いのこと。魔法の系統を足すほど強力な魔法が使えるため、扱える系統の数でメイジとしてのレベルが決まっており、1種類のものは「ドット」、2種類のものは「ライン」、3種類のものは「トライアングル」、4種類のものは「スクウェア」のメイジを名乗れる。 各々がサモン・サーヴァントの魔法を用いて使い魔を召喚しており、使い魔を見ればメイジの実力を計れるともいわれている。メイジの大半は貴族だが、むろん貴族ではないメイジも存在し、中には家を出て犯罪行為に走るものもいるという。

使い魔 (つかいま)

メイジがサモン・サーヴァントの魔法を用いて召喚した生き物たちのこと。一般的にはハルケギニアに存在する動物・幻獣が該当する。使い魔となったものには、主人の目となり耳となる能力を与えられ、人語を介する力を得るものもいる。主人の望む秘薬などを探すなどの一般業務の他、主人を外敵から守るという重大な任務を持っているため「サモン・サーヴァント」の際には強力な幻獣が召喚されることを希望するメイジが多い。

サモン・サーヴァント (さもんさーゔぁんと)

使い魔を召喚する際に用いる魔法のこと。通常はハルケギニアの生き物である動物や幻獣が召喚され、人間が召喚されたという例はない。対となる使い魔を返すための魔法は存在せず、「サモン・サーヴァント」自体2度目以降の使用が可能になるのは、最初に呼び出した使い魔が死亡した時のみとなっている。

コントラクト・サーヴァント (こんとらくとさーゔぁんと)

サモン・サーヴァントで呼び出した使い魔と、契約をする際に用いる魔法のこと。主人であるメイジが使い魔とキスをすることで成立し、その際に使い魔にはルーンが刻まれる。使い魔はルーンによって「人間の言葉を理解できるようになる」等の新たな能力を得ることができる。

ガンダールヴ

始祖ブリミルの用いた、伝説の使い魔のこと。強力な呪文を扱うゆえに詠唱時間が長く、隙も大きかった始祖ブリミルを詠唱中守ることに特化した存在であったと伝えられている。ありとあらゆる武器を扱うことができ、千人もの軍隊を1人で壊滅させるほどの実力を持つ。その姿は、並のメイジでは歯が立たなかったと言われている。

シュヴァリエ

王室から与えられる爵位の1つ。爵位の中では最下位の称号ではあるが、純粋に業績に対して与えられるものであり、「男爵」や「子爵」のように領地を買うことで得られるものとは一線を画す実力の称号となっている。年若いものが取得することは難しいが、タバサはこの爵位をすでに手に入れている。

破壊の杖 (はかいのつえ)

トリステイン魔法学院の宝物庫に収納されていた武器のこと。30年前、魔物に襲われ窮地に陥ったオスマンを助けた男性が2本所持していた。そのうちの1本は現在も未使用のまま宝物庫に残されているが、男性はオスマンを救助後に亡くなってしまったため、使用方法は不明のままとなっている。

クレジット

原作

ヤマグチノボル

キャラクター原案

兎塚エイジ

書誌情報

ゼロの使い魔 7巻 KADOKAWA〈MFコミックス アライブシリーズ〉

第1巻

(2006-12-22発行、 978-4840116473)

第2巻

(2007-05-23発行、 978-4840119108)

第3巻

(2007-10-23発行、 978-4840119658)

第4巻

(2008-03-22発行、 978-4840122092)

第5巻

(2008-08-23発行、 978-4840122573)

第6巻

(2009-03-23発行、 978-4840125512)

第7巻

(2010-01-23発行、 978-4840129695)

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