ソウルイーター

デス・シティーに存在する専門学校死武専に通う武器と職人たちがデスサイズを目指し、日々、己を強化していく中で、世界を陥れる魔女や鬼神と戦う様を描く。

正式名称
ソウルイーター
作者
ジャンル
バトル
レーベル
ガンガンコミックス(エニックス)
関連商品
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世界観

本作『ソウルイーター』は現代社会をベースにしたファンタジー世界を舞台としており、作中の北アメリカに存在するとされるデス・シティーが物語の中心となっている。現実の地球と同じような地名や文化も多いが、中には空を飛ぶクジラ・スカイホエールを狩る猟師や、魔法で動く人形ゴーレムを作る人形技師(エンチャンター)などが存在する。そんな世界で死武専職人武器を育成し、悪人たちのを狩り、世界の「規律」を守るのを目的としている。魔女は自由奔放で悪事を働くことが多いため、死武専とは不倶戴天の天敵同士で、長年争い続けている。また、月はつねに三日月で、月と太陽は両方とも顔が付いている。

あらすじ

魔剣(第1巻~第2巻)

死武専の生徒であるマカ=アルバーンは、死神様武器デスサイズ作りを目指す職人で相棒の魔鎌の少年ソウル=イーターと共に「99人の悪人のと、1個の魔女の魂」を集めていた。マカたちはいつも通り、死神様の集める魂リストに載っている殺人鬼を倒し、その魂を回収していたところ奇妙な子供クロナと出会う。マカはリストに載っていない人間の魂を食らうクロナの行動を見咎めるが、情緒不安定なクロナは彼女の言葉に耳を傾けず、マカに襲い掛かる。圧倒的な実力を誇るクロナに手も足も出ずにマカは追い詰められ、遂にはマカをかばったソウルが重症を負ってしまう。窮地に陥ったマカとソウルであったが、すんでのところでフランケン=シュタインスピリットが駆けつけクロナを撃退するのだった。そして、突如現れた謎の魔女によってクロナは回収され、事件は終焉を迎えた。マカは死武専に帰り、重症を負ったソウルの見舞いをする。落ち込んだマカを見かねた女医はマカを励ます。しかしマカは気づかなかったが、その女医こそクロナを回収した魔女メデューサだった。

妖刀(第3巻)

中務椿死神様から「鬼神の卵」となってしまった兄マサムネの消息を聞き、その討伐の覚悟を決める。「妖刀」であるマサムネは質のいい人間のを求めているため、そのターゲットとなった村へと先回りする椿とブラック☆スターであったが、そこはブラック☆スターの生まれである「星族」に恨みを持つ村だった。星族に仲間を殺された過去を持つ村人たちは、ブラック☆スターを星族だと知ると彼を迫害し排除する。そのことを気にも留めず気丈に振る舞うブラック☆スターだったが、彼を迫害した少年リュウにマサムネが取り憑く。妖刀であるマサムネにあやつられるリュウを助けるため、ブラック☆スターは死力を振りしぼって戦う。そしてリュウの手から妖刀を切り離すと、椿はマサムネと魂の勝負を繰り広げる。魂を妖刀の中の世界に送り込んだ椿は、心と心をぶつけ合う激しい戦いの末、マサムネを打ち倒すことに成功するのだった。

実験(第4巻)

死武専に潜り込んだメデューサは、クロナとの戦いで黒血を取り込んだソウル=イーターに興味を示し暗躍していた。メデューサは罪人であるフリーの脱獄を手伝い、その見返りとしてフリーにソウルたちを襲わせる。一方、ソウルとマカ=アルバーンはささいなきっかけで仲違いしていた。険悪な雰囲気のままフリーに襲われた二人は、足並みがそろわず力を振るうことができなくなってしまう。フリーという強敵を前にしながら力を使うことができない逆境の中、マカとソウルは懸命に戦うが、意地を張れば張るほど二人の足並みは乱れていく。そんな状況の中、中務椿はマカとソウルを叱咤。マカとソウルはお互いへのわだかまりを捨て、パートナーとして手を取り合う。そしてソウルも人知れず黒血のことで悩んでいたが、それを受け入れる覚悟を決めるのだった。ソウルは黒血の力を解放し、マカと共鳴することで新たな力に目覚め、フリーを倒すことに成功する。そしてそのソウルの様子を見て、メデューサは実験は成功だったと人知れず笑みを浮かべるのだった。

前夜祭の死闘(第5巻~第6巻)

人知れず死武専で暗躍するメデューサだったが、彼女の行動を怪しみフランケン=シュタインや死人=バレットは密かに調査を開始する。そして迎える死武専の創立記念前夜祭、活気で華やぐパーティー会場でシュタインはメデューサを問い詰め、彼女の目的がデス・シティーに封印された初代・鬼神であることを突き止める。しかし、メデューサの口から目的を聞き出した直後、死武専の職人武器たちはフリーの放つ魔法でパーティー会場に閉じ込められてしまう。シュタインとマカ=アルバーンたちは、バレットがとっさに機転を利かせてくれたことで会場から脱出することに成功し、仲間たちと共に鬼神復活阻止のため動き出す。シュタインはメデューサと戦い、マカとソウル=イーターはクロナとのリベンジマッチに挑む。マカはソウルを通して黒血の狂気を受け入れ、新たな力を振るう。しかし、それはマカの正気を削る諸刃の剣だった。刻々と正気を失っていく中、マカは黒血を通してクロナとの波長を合わせ対話する。母親から実験材料として扱われ、孤独を強いられてきたクロナの境遇を理解したマカは、クロナに手を差し伸べ友達となる。一方、デス・ザ・キッドたちは先行していたが、一歩間に合わず鬼神復活を許してしまう。復活した鬼神・阿修羅は死神様の手から逃れ、何処かへと去って行ってしまうのだった。

体験入学(第7巻)

阿修羅復活に伴い、死神様は各地のデスサイズ死武専に召集し、鬼神に対する対抗手段を整える。一方、マカ=アルバーンと友達になったクロナは死武専に保護され、死武専に体験入学する。人に慣れていないクロナは死武専でもトラブルを巻き起こすが、彼らの仲間として少しずつ輪の中に入っていくのだった。そんな中、鬼神の復活の影響とおぼわしきゴーレムの暴走事件がチェコで起きる。マカとソウル=イーター、クロナはチェコのレーフ村に向かい事件を調査する。ソウと名乗る村人の青年の案内で、暴走事件を引き起こしていた「最古のゴーレム」のもとにたどり着く一行だったが、そこでソウは正体を現し、ゴーレムと共に襲い掛かる。ソウは異端の魔女アラクネ・ゴーゴンの仲間ギリコで、鬼神復活に影響されて彼女たちも行動を開始したのだ。新たな敵の出現に危機に陥る一行だったが、召集されたデスサイズの一人、ジャスティン=ロウの力を借りることで危機を脱することに成功する。

“BREW”波乱(第8巻~第9巻)

アラクネ・ゴーゴンの率いるアラクノフォビアは各地の魔道具を回収し、人々を狂気に染め上げようと行動を開始する。死武専もアラクノフォビアに対抗するため、エイボンの書の一部や永久弾機といった魔道具を回収に乗り出す。新たな敵を前に一致団結する死武専の面々、その中には仲間として認められたクロナの姿もあった。しかしそんなクロナのもとに、阿修羅復活の戦いで死んだと思われていたメデューサが現れる。メデューサに逆らえないクロナは、葛藤を抱えつつもスパイとして死武専の情報を流してしまうのだった。そんな中、魔道具の中でも特別とされるBREWの存在が明らかになる。死武専とアラクノフォビアは、BREWを求めてアラスカ北に存在する「ロスト島」で激闘を繰り広げる。魔道具実験の失敗で特殊な魔力の磁場に包まれたロスト島では連絡すらままならず、長時間の留まることは死を意味する。マカ=アルバーンデス・ザ・キッドブラック☆スターは危険な磁場の中に飛び込み、BREWを確保したモスキートと戦う。三人は力を合わせることでモスキートに勝利するが、磁場の中での活動限界に達し、BREWを奪われたまま島を脱することとなってしまう。一方、辛くもBREWを手に入れたモスキートだったが、手に入れたBREWは故障していたため落胆する。勝負は痛み分けという結果になったが、その陰ではBREWを故障した偽者とすり替え、両陣営をたくみに出し抜いたメデューサが本物のBREWを手にしてほくそ笑むのだった。

内部調査(第10巻~第11巻)

アラクノフォビアとのBREW争奪戦で、死武専フランケン=シュタインが狂気の影響を色濃く受けたことを見て、自分たちの中に裏切り者がいるのではないかと考え始める。死神様は内部調査官のB・Jを呼び、仲間たちを一人ひとり調べ始める。その中でマリー・ミョルニルの体内に魔女の痕跡を発見し、これがシュタインに悪影響をもたらした元凶と判断。B・Jはマリーと接触のある死武専内部にスパイがいることを確信する。B・Jは調査と同時に、マリーと本音で語り合い過去のわだかまりを解消する。長年のわだかまりがなくなったことで自らの才能を開花させるB・Jだったが、B・Jは新たに目覚めた「超・魂感知能力」でデス・シティーに七人の魔女が入り込んでいるのに気づき、その直後、何者かに殺されてしまう。シュタインはB・Jの殺人事件現場に彼のタバコの吸殻があったことと犯行時刻にアリバイがないことから、B・J殺害の第一容疑者となる。シュタインが何者かにハメられたと察した死武専の面々は、シュタインを捕まえる振りをして彼にマリーを託し、逃がすのだった。一方、マカ=アルバーンはある日、偶然、クロナが魔女と会話しているのを見かける。翌日、マカは直接話を聞こうとクロナの部屋を訪れるが、そこはすでにもぬけの殻だった。BREW争奪戦で力不足を感じたブラック☆スター中務椿も死武専を休学して姿を消し、死武専の面々はバラバラになっていく。

取り引き(第12巻)

B・Jが死の間際につぶやいた「七人の魔女」という言葉を聞いたメデューサは、自分たち以外の魔女デス・シティーに入り込んでいることを知る。その情報を調べ上げたメデューサは死武専に取り引きを持ちかける。メデューサはキム・ディールたちをはじめとした潜り込んだ魔女の情報、本物のBREW、そしてアラクノフォビア本拠地であるババ・ヤガーの城の場所を教える見返りに、アラクノフォビアとの決戦での指揮権を求める。メデューサの申し出に難色を示す死神様だったが、アラクノフォビアを倒すため取り引きを受け入れ、死武専とメデューサ一派の共同戦線が誕生するのだった。

ババ・ヤガーの城攻略戦(第12巻~第15巻)

ババ・ヤガーの城はアラクネ・ゴーゴンの魔法によって厳重に守られているため、少数精鋭で潜入して攻略することになった。メデューサの指揮のもと、マカ=アルバーンデス・ザ・キッドをはじめとした死武専の面々が城に潜入し、アラクノフォビアの幹部たちと戦う。一方、旅から戻って来たブラック☆スターは武人として生きることを決意。正面突破でババ・ヤガーの城に攻め込み、ミフネと激闘を繰り広げるのだった。各々が全力を尽くすことで城の守りは消失し、マカとソウル=イーター、メデューサはアラクネのもとにたどり着く。マカはアラクネと戦おうとするも、アラクネは身体を捨て去ることで、狂気と一体化し、世界中に自分の存在を感染させようとする。実体がつかめないアラクネに成す術がないと思われたマカであったが、ソウルの機転でアラクネの能力を逆に利用することでアラクネを追い詰め、そのを刈り取ることに成功するのだった。勝利して、一息つくマカとソウルだったが、メデューサは彼らの目を盗み、アラクネの肉体をかすめ取る。抜け殻となったアラクネの肉体を乗っ取ることがメデューサの目的だったのだ。目的を果たしたメデューサは、意気揚々と去る。またキッドもモスキートとの戦いで遭遇した謎の男に捕まり、消息不明となってしまうのだった。

黒羽VS白羽(第16巻)

密かにB・J殺害の犯人を捜していたフランケン=シュタインとマリー・ミョルニルは、デスサイズのジャスティン=ロウこそが犯人だと突き止める。だがジャスティンは魔道具を使って逃げ出してしまい、シュタインはその事実を死武専に伝える。デス・ザ・キッドを捕まえた男と同じように魔道具をあやつる者たちが暗躍しているのを危惧した死武専は、マカ=アルバーンたちを中心にした死武専若手精鋭部隊スパルトイを結成する。マカとソウル=イーターは「99個の人間のと1個の魔女の魂」を集め終わる。そして仕上げにアラクネ・ゴーゴンの魂を喰らうことでソウルは遂に正式なデスサイズとなるのだった。ソウルをデスサイズにするという一つの目標を達成したことで気が抜けるマカだったが、ほどなくしてマカの能力を危険視したゴフェルの襲撃を受ける。マカは襲撃をきっかけにして気を引き締め、新たな力・飛行能力を身につける。ゴフェルを撃退し、マカは彼の言葉から裏にはノアと呼ばれる存在がかかわっていることを知る。 

Salvage~サルベージ~(第17巻~第19巻)

それぞれ調査を続けるうちに、デス・ザ・キッドをエイボンの書から救い出す方法を見つけたスパルトイの面々は、捕まえた魔女たちの力を借り、写本とエイボンの書を魔法でつなげ、本の中の世界に潜り込む。スパルトイはエイボンの書の中の世界を目次に案内されながら旅し、遂にキッドの囚われている「異章」にブラック☆スターを送り込む。しかしそこで待ち受けていたのは、狂気に染まったキッドの姿だった。力の支配者によって力を与えられたキッドは、完全な「規律」である「無」を世界にもたらそうとする。そんなキッドとブラック☆スターは戦い、彼を諭して正気を取り戻させる。力の支配者は戦いの中で力と向き合ったキッドと☆スターから、力に対する「答え」を聞き、彼らに忠告と期待の言葉を送り、本の外へと送り出すのだった。キッドたちはエイボンの書の持ち主であるノアの居場所に送り込まれ、彼と戦う。死神として覚醒し始めたキッドは、父親から受け継いだ神の力を解放し、ノアを打ち倒すのだった。

狂血(第20巻)

ノアはBREWを手に入れるため、エイボンの書の目次が生み出した存在だった。目次は目的を達成したことを喜び、新たなノアを生み出して暗躍し始めるのだった。一方、メデューサによって黒血を成長させられたクロナデスサイズの一人、ツァーリ・プーシュカと戦う。ツァーリとの戦いの中でクロナの黒血は狂血となり、クロナは狂血でツァーリを飲み込み殺害する。そしてメデューサはクロナに自らを殺させることで、クロナを狂気を振りまく存在として完成させるのだった。マカ=アルバーンソウル=イーターは運ばれたツァーリの遺体を見たことで、クロナの狂気に感染し、ソウルが正気を失ってしまう。ソウルはマカたちに襲い掛かるが、狂気と向き合うことでその制御に成功し、正気を取り戻すのだった。クロナの凶行を止めるため、マカとソウルは世界に向けて全開の魂感知を発動。マカの魂感知能力は世界中に響き渡り、結果、クロナは見つけられなかったが、阿修羅が月にいることを突き止めるのだった。

月へ(第21巻~第24巻)

阿修羅が月にいることを突き止めた死武専は、デス・ザ・キッドデスサイズをはじめとした総力を挙げて月へと向かう。死武専は魔道飛空挺で月に上陸しようとするが、道化師の大群に阻まれ危機に陥る。キッドたちは数多の犠牲を出しながら道化師に反撃するが、鬼神の力で無限に再生する不死身の道化師たちを前に次第に劣勢になっていく。さらにそこに新たな勢力まで加わり、月は死武専、鬼神、ノア、クロナの四つ巴の戦いとなる。この状況を打開するため、死神様魔女との和解を決定。キッドを月から呼び戻し、魔女との交渉へと向かわせる。魔女たちは死武専への強力に難色を示すが、キッドの必死の呼びかけに応え、道化師討伐に力を貸す。道化師は魔女のソウルプロテクトによって復活を封じられ、援軍に駆けつけたスパルトイの力もあり全滅する。その頃、月の奥で鬼神、クロナ、ノアが対峙する。クロナはノアと鬼神を飲み込み、道化師を倒したキッドたちの前に姿を現す。クロナは狂気の力でマカ=アルバーンたちのの波長を狂わし、共鳴を封じる。しかし、マカとスピリットの親子の絆の前に敗北するのだった。心に動揺が生まれたクロナは、その瞬間、鬼神に飲み込まれてしまう。

The LAST symphony of SOUL EATER(第25巻)

阿修羅が復活したことで戦いも終盤を迎える。傷ついた仲間たちは撤退し、デス・ザ・キッドマカ=アルバーンブラック☆スターと相棒の武器たちが鬼神と戦う。鬼神は自身も死神様から生まれた存在であることを明かし、キッドたちの在り方を批判する。しかし、キッドは父親の真意を理解し、前に進むことを決意。キッドは遂に死神として真の覚醒を果たす。一方、マカとソウル=イーターは勇気を胸に、鬼神の狂気と向き合い、その中にいるクロナと対話する。マカと和解したクロナも友達のため力を貸す覚悟を決める。各々ができる全力を果たすことで、狂気うずまく戦場は終わりを迎える。

作風

本作『ソウルイーター』は死神や魔女が登場するホラーチックな作品だが、キャラクターのコミカルな言動により、独特の作風を生み出している。不気味で陽気なハロウィンのような雰囲気で、作中では「殺伐だけどウキウキライフ」と評している。話の根本には「狂気」と「規律」が存在し、基本的にポップ感あふれる絵柄だが、狂気的な世界を描く際には画風が変わる。特に狂気に翻弄されるクロナの内面を掘り下げる際には、子供の描いたラクガキのような画風でスプラッタでグロテスクな絵柄となり、狂気的な世界を演出している。

スピンオフ

本作『ソウルイーター』の外伝にあたる『ソウルイーターノット!』が大久保篤によって「月刊少年ガンガン」2011年2月号から2014年12月号まで連載された。『ソウルイーターノット!』の舞台は『ソウルイーター』と同じくデス・シティーであるが、時系列は『ソウルイーター』の物語が開始する前年度にあたる。

関連商品

2008年12月22日にはアニメ化に伴って当時の既刊13巻までの内容を解説した『ソウルイーター超ガイドブック HOW TO MAKE DEATHSCYTHE?』がスクウェア・エニックスより出版されている。また『ソウルイーター』のイラストを多数収録した大久保篤の画集『SOUL EATER SOUL ART』が2009年3月21日に同じくスクウェア・エニックスより出版されている。

メディアミックス

TVアニメ

2008年4月7日から2009年3月30日にかけて、本作『ソウルイーター』のTVアニメ版が毎週月曜18時にテレビ東京系列で放送された。制作はボンズが担当している。また2008年4月10日の深夜より、新たな映像を追加した『ソウルイーターレイトショー』も放送開始、2009年4月2日まで放送された。2010年9月30日から2011年3月31日にかけては、2011年にBlu-ray BOXが発売されることを記念して、テレビ東京系列で毎週木曜日18時より『ソウルイーター リピートショー』の名で再び再放送が行われた。『ソウルイーター リピートショー』ではオープニング、エンディングテーマが新規の物に差し替えられ、一部エピソードの放送順番が異なるなどの変更が行なわれている。マカ=アルバーン役を小見川千明、ソウル=イーター役を内山昂輝、ブラック☆スター役を小林由美子、中務椿役を名塚佳織、デス・ザ・キッド役を宮野真守がそれぞれ演じている。アニメ化に合わせ、マカ役の小見川千明がコミックス第13巻の巻末おまけ漫画「あつし屋」に登場。その際には小見川千明本人の希望で「目の病んだカッパ」の姿で登場した。

ゲーム

本作『ソウルイーター』のゲーム版がTVアニメの放送に合わせて販売されている。2008年9月25日にはWii用ソフトとして『ソウルイーター モノトーン プリンセス』がスクウェア・エニックスより発売。『ソウルイーター モノトーン プリンセス』のキャストはTVアニメに準拠で、ゲーム内のアニメはTVアニメと同じくボンズが制作を担当。また大久保篤がデザインしたゲームオリジナルキャラクターも登場する。2008年10月23日にはニンテンドーDS用ソフトとして『ソウルイーター メデューサの陰謀』がバンダイナムコゲームスより発売されている。2009年1月29日にはPlayStation Portable、PlayStation2用ソフトとして『ソウルイーター バトルレゾナンス』がバンダイナムコゲームスより発売されている。

WEBラジオ

アニメイトTVで2008年7月11日から2009年8月14日まで『SOULEATER RADIO 死武専共鳴放送局』のタイトルで、『ソウルイーター』のWEBラジオが放送された。マカ=アルバーン役の小見川千明、ソウル=イーター役の内山昂輝がそれぞれ「マカSide」「ソウルSide」と別々のSideでグループを作り、交互に放送する形態を取っている。

登場人物・キャラクター

マカ=アルバーン

死武専に通うデスサイズの職人を目指す少女。ベージュ色の髪をツインテールにしている。まじめな性格だが怒ると柄が悪くなり、本の背表紙で相手を殴りつける「マカチョップ」を繰り出す。父親はデスサイズであるスピリットで、父親はマカを溺愛しているが、彼女の方は、彼が女癖が悪いために母親と離婚したことを嫌ううえに、反抗期であることが重なり、辛らつな態度を取っている。ソウル=イーターとコンビを組み、彼をデスサイズにすべく悪人の魂を刈る。職人としての実力は高く、一度は99個の悪人の魂を集め、ソウルをデスサイズにする一歩手前まで来るが、魔女と間違えてブレアの魂を刈ったことで一からやり直しとなる。その後は、フランケン=シュタインの補習授業を受けるうちにメキメキと実力を伸ばしていく。特に魂感知能力は熟練の職人なみの腕前に育ち、B・Jに次ぐ感知能力を得る。5000万人に一人といわれる「天使型(エグリゴリ)」の魂を持ち、狂気を退ける「退魔の波長」も持っているため、魔女や道化師との戦いでは大きな力を発揮する。のちに鎌職人伝統の大技「魔女狩り」を身につけ、それをベースに「魔人狩り」「鬼神狩り」を編み出す。アラクネ・ゴーゴン討伐後、ソウルがデスサイズになって以降はソウルと協力することでアラクネの能力と飛行能力が使えるようになった。またアラクネの力を手に入れたことで「魂の瞑想曲」を使えるようになる。

ソウル=イーター

マカ=アルバーンのパートナーの白髪の少年。武器としての姿は魔鎌で、死神様の武器であるデスサイズになることを目指し、死武専に通っている。「COOLな男になる」を信条に活動しているが、皮肉屋でひねくれた性格をしているため、マカとはよく衝突している。一度は99個の悪人の魂を集め、デスサイズになる一歩手前まで来るが、魔女と間違えてブレアの魂を刈ったことで一からやり直しとなる。その後は、フランケン=シュタインの補習授業を受けるうちにマカと共に成長していく。クロナとの初遭遇時、クロナの黒血を取り込む。それ以降は心象風景を具現化した「ブラックルーム」で、ソウル=イーターの狂気の象徴ともいえる小鬼とたびたび遭遇する。狂気に誘う小鬼の誘いをかたくなに拒んでいたが、二度目のクロナとの戦いでマカの願いを受け入れ、狂気の力を使う。狂気の力を使う際には、ブラックルームにあるピアノで曲を奏でることで黒血を操作する。狂気と触れ合ううちに次第に狂気に向き合い、ソウル自身の根源を受け入れるようになっていく。「ソウル=イーター」は武器として活動するための通り名で、本来の名は別にある。「エヴァンス」という音楽家の家系に生まれ、兄のウェスは天才的なヴァイオリストだった。自分は兄のようになれないと劣等感を抱いて生きてきたが、自身に武器の才能があることに気づき、家から抜け出した。その際に名を捨てけじめをつけたつもりだが、今もそのことが心の中でしこりになって残っている。アラクネ・ゴーゴン討伐後、デスサイズとなる。その後、クロナの痕跡を追ううちに狂気に飲み込まれるが、あるがままの自分を受け入れたことで狂気にも揺れない確固とした精神を確立する。

ブラック☆スター

死武専に通う暗器職人の少年。水色の髪をツンツンととがらせている。魔暗器の中務椿とペアを組む武道派の職人。性格はお調子者で「神を越える男になる」と豪語している。自己主張が激しく自己中心的な言動が目立つが、ひたむきな努力家で、ふだんでかいことを言っているのも自分を追い込むため。ただし、勉強だけはどれだけ努力しても結果を出せない模様。魂の回収率も悪く、行く先々でトラブルを引き起こしている。「星族」の生き残りで、赤ん坊の頃、シド・バレットこと生前の死人・バレットに保護され死武専に身を寄せる。ミフネとの戦いで、一度目は勝利を拾うも、二度目は本気を出したミフネに完膚なきまで敗北する。その後、BREW争奪戦でも敗北を重ねたことで精神的に追い詰められる。その後は一時期、死武専を離れ椿の実家に身を寄せる。中務家で「中務の意思」と対話し、志半ばで散っていった者たちの遺志を継ぎ、「武神」になることを決意する。ミフネとの三度目の戦いでは武人として対峙。激しい剣戟の末、ミフネを打ち破る。もともと、体術に関しては高い実力を持っていたが、ミフネ打倒後は死武専でも最強と謳われるほどの実力となる。その後も腕を磨き、ビームを素手でつかんだり、武器の力を借りずに自力で浮遊したりと能力が人間離れしているため、周囲から本当に人間か疑問に思われ始めている。またミフネの遺志を汲み、アンジェラ=レオンのことを気にかけている。

中務 椿

ブラック☆スターとペアを組む黒髪の少女。武器としての姿は魔暗器で、忍者刀、煙球、鎖鎌、手裏剣、変わり身の5種類の暗器に変形できる「多変型高性能武器」。スタイルがよく、水浴びをよくブラック☆スターに覗かれている。柔和で優しく、人に対して一歩譲る謙虚な性格をしている。しかし、その態度が兄マサムネに劣等感を抱かせ、狂気に走らせる原因となった。兄との対決で本音で語って以降は、ただ相手に譲るだけではなく自分の主張を語る確固とした強さを見せるようになる。また兄の力を受け継いだことで、「妖刀」モードという新たな力を手にしたが、消耗が激しくブラック☆スターも当初は使いこなせなかった。二度目のミフネとの戦いでブラック☆スターが完敗したあとは、自信喪失したブラック☆スターを自らの故郷に誘う。実はアラクネ・ゴーゴンに作り出され、アラクネを裏切った魔武器の直系一族「中務家」の末裔で、中務椿の精神世界には歴代の中務家の無念の集合体ともいえる「中務の意思」が存在する。椿の故郷でブラック☆スターが中務の意思と対話。ブラック☆スターが「武神」になる意思を見せ付けたことで中務の意思の力を受け継ぐ。その後は武器としての性能が大幅に強化され、ブラック☆スターの武人としての成長も合わさり死武専でも屈指のペアとなる。

デス・ザ・キッド

死神様の息子。完璧主義者で、服装もフォーマルなもので統一し、上品な身だしなみをしている。髪は黒いが、左側部分に白いラインが三つ走っている。非常にナイーブな性格をしており、「左右対称(シンメトリー)」であることにこだわる。そのこだわりは常軌を逸しており、左右対称じゃない物を見るだけで気分が悪くなったり、敵が左右対称なため攻撃できなくなったりするほど。能力は高く、性格もまじめだが、このこだわりのせいで仕事を失敗することもしばしばある。当初は死武専の生徒ではなかったが、フランケン=シュタインの補習授業後、死武専の生徒として編入される。職人で戦闘では相棒のパトリシア・トンプソン、エリザベス・トンプソンの二人を二丁拳銃にして戦う。死神様の「断片」で、同じ断片である阿修羅とは兄弟のような関係。阿修羅が鬼神になったことから、死神様にあえて、迷い、悩み、恐怖する未熟な存在として作られた。旧支配者の「規律の狂気」の影響を受けており、左右対称にこだわるのもその一環。死神様から多くを知らされず、一時は父親に対して懐疑心を抱くが、仲間たちとの交流で人間と父親を信じ抜く覚悟を決め、「真の死神」として覚醒し始める。

リズ

パトリシア・トンプソンの姉。妹と共にデス・ザ・キッドの武器となり、トリオを結成している。「リズ」の愛称で呼ばれる。金髪ロングヘアの女性で、神経質なキッドや破天荒な妹を相手に振り回されることが多い。日常的に魂と触れているが、お化けが苦手で、お化けを見るとふだんの強気な態度が鳴りを潜め、悲鳴を上げて逃げまどう。フランケン=シュタインの補習授業後、キッドと共に死武専の生徒として編入される。ストリートチルドレンだった過去があるため、その言動には打算的な面も多々あるが、キッドと妹に向ける親愛の情は本物。キッドが行方不明になった際には大きく動揺し、彼を救うため尽力した。武器としての姿は38魂径(こんけい)の拳銃で、パトリシアとは二人一組の二丁拳銃。実弾ではなく、圧縮した「魂の波長」を撃ち出す。「死刑執行モード」になるとチャージに時間が掛かるが、威力の大きい一撃を放てる。ババ・ヤガーの城での戦いではキッドの死神としての成長に伴って38魂径から42魂径に変化した。

パティ

エリザベス・トンプソンの妹。姉と共にデス・ザ・キッドの武器となり、トリオを結成している。「パティ」の愛称で呼ばれる。金髪をミディアムヘアにした少女で、天真爛漫で無邪気な性格をしている。フランケン=シュタインの補習授業後、キッドと共に死武専の生徒として編入される。ブラック☆スターといっしょによくイタズラをしては周囲を振り回している。勉強は余り得意ではなく、テストの時間もアートを作って遊んでいた。ふだんは明るく陽気に振る舞っているが、ストリートチルドレンだった過去から時々、ドスの利いた言動をする。昔は貧しく、敵が多かったため作り笑いが多かったが、エリザベスによれば、キッドといっしょになってからは本当に楽しく笑うようになったという。そのため姉とキッドのことを大事に思っており、キッドが行方不明となったあとは、キッドを助けるため戦闘訓練を受けている。興味のあることに関しては天才肌で、体術は職人顔負けの実力を持ち、銃の腕前はフォームが滅茶苦茶なのになぜか的に当たる。武器としての姿は38魂径(こんけい)の拳銃で、エリザベスとは二人一組の二丁拳銃。実弾ではなく、圧縮した「魂の波長」を撃ち出す。「死刑執行モード」になるとチャージに時間が掛かるが、威力の大きい一撃を放てる。ババ・ヤガーの城での戦いではキッドの死神としての成長に伴って38魂径から42魂径に変化した。

死神様

死武専の最高責任者で、デス・ザ・キッドの父親。デフォルメしたガイコツの仮面をかぶり、黒いマントを身にまとっている。素顔は不明だが、死神様自身は仮面の下にもふつうに顔はあると語っている。サインをする際には英語表記の「Death」と記す。モットーは「殺伐だけどウキウキライフ」で、ひょうきんで間延びした話し方をする。現在の愉快な言動は死武専の子供たちに怖がられないために始めたもので、大昔は殺伐とした恐ろしい存在であり、当時はリアルな怖いデザインのガイコツの仮面をかぶっていた。魔女に対しては未だに内心ではかなり恨みに思っているようで、こと魔女が絡むと、時おり昔の荒れていた頃の口調になる。巨大な力を持つ存在で、その魂はデス・シティー全体を包み込むほど大きい。しかし現在は阿修羅を封印するため、魂をデス・シティーに縫い付けており、町から動けなくなっている。その正体は「規律」の旧支配者、生と死を司る存在で、人を機械のようにただ生きて死ぬだけの無機質な存在にする「規律の狂気」を持つ。ただし人間を信じ、その力を振るわずに過ごしてきた。鬼神を生み出した反省からキッドも敢えて未熟な存在として作り、多くを語らず、キッド自身が学び、知り、決断するように見守っていた。

スピリット

死神様のデスサイズ。大鎌の武器で、数いるデスサイズの中で死神様の武器に選ばれたことから、唯一本当の意味で「デスサイズ」の称号を名乗れる存在であり、死武専内では専ら「デスサイズ」の通称で呼ばれる。赤毛の髪を肩まで伸ばした壮年の男性で、年齢の割りに落ち着きがなく、非常に軟派な性格をしている。娘のマカ=アルバーンを溺愛しているが、女癖の悪さから妻と離婚したため、マカからは嫌われている。マカの母親とコンビを組んでデスサイズになったが、その前はフランケン=シュタインとコンビを組んでいた。シュタインを優秀な職人として認めているが、コンビを組んでいた5年間、知らないうちにシュタインによって人体実験されていたことがトラウマとなっており、強い苦手意識を抱いている。死神様がデス・シティーを離れることができないため、基本的に町に留まることが多いが、有事の際には外に出て戦う。デスサイズに選ばれるだけあり、武器としては非常に優秀で、持ち手の魂を読み取り長所を特化させるのを得意とする。そのため持ち手の職人を選ばず、戦場で職人を転々としながら戦うという曲芸じみた戦い方も可能。クロナとの戦いではシュタインとコンビを組んでクロナを一蹴し、月での戦いではマカとコンビを組み、魂の共鳴が封じられた状態でも親子の絆で魂を共鳴させて戦った。

ブレア

魔女っぽい姿をした猫。猫の時はとんがり帽子をかぶった黒猫で、人間時はグラマラスな美女の姿をしている。猫が強い魔力を持った存在だが、魔女ではないらしく、マカ=アルバーンとソウル=イーターはブレアを倒し、その魂を食べたがデスサイズになることはできなかった。「猫は魂が複数ある」という言葉通り、魂を複数持っていたため、マカとソウルに倒されたあとも生き残っており、ソウルを気に入り、彼らの家に押しかけ居候する。性格は享楽的で自由奔放な性格をしており、その場その場で気ままに行動する。ふだんはデス・シティー内にあるキャバクラで働いているが、時々、死武専の手伝いをしている。「パンパンプキンパンプキン」の呪文で魔法を使い、戦闘の際には「パンプキン砲」という攻撃魔法を使う。

フランケン=シュタイン

死武専に務める男性教師。頭に大きなネジが刺さった青年で、白に近い灰色の髪をしている。「ヘラヘラ」と変わった笑い方をする。死武専の中でも最強格とされる職人だが、他人を解剖することが生きがいというマッドサイエンティストで、性格にかなり難がある。スピリットは学生時代の先輩で、彼と5年間、コンビを組んでいた。しかし彼が寝ているあいだにさまざまな人体実験をしていたようで、スピリットからは未だに苦手意識を持たれている。フランケン=シュタイン自身の身体や服も実験に使っているらしく、至る場所に縫い後が存在する。性癖さえ除けば職人としても教師としても優秀な人物で、補習授業以降、マカ=アルバーンたちの担任となり、大人として少年や少女たちを導いている。戦闘では「魂糸縫合」「魂威」をはじめとした体術を駆使して戦う。スピリットとコンビを組んだ際には魔女狩りも使っており、技の引き出しは豊富。本質的にはサディストで好奇心が旺盛な快楽主義者で、狂気の側に近く、メデューサからもスカウトされている。阿修羅復活後は狂気の波長の影響を色濃く受けたうえで、メデューサの工作により一気に狂気の側に堕ちる。理性と狂気の狭間でギリギリ正気を保っていたがこのことを死武専に危惧され、魂を和ませる魂の波長を持つマリー・ミョルニルとコンビを組むこととなる。B・J殺害事件では無実の罪を着せられ犯人にされたため、マリーと共に真犯人を探す旅に出る。マリーと行動を共にするうち惹かれ合っており、のちにマリーとのあいだに子供をもうけた。

死人=バレッド

死武専に務める男性職員。現在は故人だが、フランケン=シュタインによってゾンビにされて復活した。生前の名前は「シド=バレット」で、年齢は25歳。生前は最高ランクの三つ星職人で、黒い髪をドレッドヘアにした目つきの鋭い渋めの青年だったが、ゾンビになってからは皮膚は青くなり、顔は痩せこけてガイコツのようになっている。ゾンビになったことを自ら率先してネタにしており、生前の自分を指して「俺は~な男だった」と口癖のように頻繁に使う。生徒たちのことを第一に考え行動する面倒見のいい好人物で、保護されたクロナのことも気にかけ、マカ=アルバーンに面倒を見るように頼んだりしている。戦闘では武器がいなくても戦えるほど高い技量を持ち、死神様の命でたびたび任務に赴いている。教師のほか、死武専の任務では暗殺と潜入任務を主に担当している。阿修羅復活以降は、ミーラ=ナイグスとコンビを組んで行動している。地中に潜る技が使えるため、隠密行動や奇襲攻撃を得意とする。トラップを得意とするミーラとの相性は抜群で、ミフネとも互角に渡り合う技量を持つ。生前、赤ん坊の頃のブラック☆スターを保護し、育て上げた。彼の成長を見守っておりミフネとブラック☆スターの三度目の戦いでも敢えて手を出さず見守った。

ミーラ=ナイグス

死人=バレットの相棒であるナイフ型の武器、人間時の姿は黒い髪をドレッドヘアにした褐色肌の女性。バンダナを身につけ、包帯を巻いて口元や身体の至るところを隠しミイラのような姿をしている。薄着であることが多く、砂漠に向かった際には上半身に包帯をサラシのように巻いただけの姿だった。死武専の職員でバレットと共に諜報活動をしたり、教師として働いたりしている。死武専で授業をする際には包帯を外し、ふつうの格好をしていることが多い。メデューサの正体が発覚した後は、臨時保険医も担当しており、その際にはナースの格好をしている。トラップ設置の達人で、隠密行動を得意とするバレットとの相性は抜群であり、戦闘では息の合ったコンビネーションを見せる。ふだんは余り自己主張をしない冷静沈着な性格だが、キム・ディールが犯罪者扱いされた時は激昂するなど根は生徒思いな人物。

メデューサ

蛇の魔女。目的のためなら手段を選ばない冷酷な人物で、鬼神を人知を超えた進化と考え、その力を手にしようと目論む。そのために黒血を研究し、自分の子供であるクロナに投入。クロナに虐待紛いの実験を行っている。ソウルプロテクトを使って一般人の振りをして死武専に潜り込んでいる。表向きは金髪をショートに切りそろえた美人で、きれいで優しい保険医として同僚や生徒たちから慕われている。「ベクトルアロー」という力の向きをあやつる魔法を得意とし、戦闘では魔法を交えた近接戦闘を得意とする。鬼神・阿修羅復活のため、死武専の創立記念前夜祭に行動を開始。入念な計画で死神様たちを隔離して行動を封じるが、追って来たフランケン=シュタインとスピリットのコンビに激闘の末、打ち倒される。肉体を破壊され魂をバラバラにされるが、魔法で作った蛇にメデューサ自身の魂の残滓を食わせて修復し、デス・シティーに住む少女レイチェル・ボイドの肉体に取り憑いて復活する。アラクネ・ゴーゴンとは実の姉妹だが、肉親の情はなく、利用し合う関係。アラクネが行動を開始した裏で暗躍し、死武専とアラクノフォビアを出し抜きBREWを手にする。その後は、情報とBREWを材料に死武専と交渉し、アラクネを倒すため死武専と共闘する。アラクネとの戦いでは殊勝な態度を見せたが、それらはすべてウソで、メデューサと相性のいいアラクネの肉体を手に入れるのが目的だった。アラクネ討伐後は、レイチェルの身体からアラクネの身体に乗り移り、黒髪の女性の姿となる。人工的に道化師を作り、クロナを強化するなど実験を繰り返す。そして実験の総仕上げとして、クロナに自らを殺させた。

クロナ

魔剣「ラグナロク」を持つ子供で、桃色の髪を不ぞろいに伸ばしている。中性的な顔立ちで修道服のような黒のワンピースを身につけているが、性別は不明。一人称は「僕」。メデューサの実子で、幼い頃からメデューサから黒血の実験のため、精神を追い込まれる虐待を受けていた。ラグナロクからもいじめられているため、内向的でネガティブな性格になっている。極度の対人恐怖症を患っており、人や物と対峙すると「~との接し方が分からないよ」と、とまどう。メデューサの言いなりとなって彼女の求めるまま戦っていた。マカ=アルバーンとソウル=イーターに初遭遇した際も彼らと戦い、ソウルに重症を負わせ、ソウルが黒血に感染するきっかけを作った。阿修羅復活戦ではマカ、ソウルと再び戦う。戦いの中でマカの懸命な呼びかけによって心の壁が取り払われ、マカと友達になり和解。その後は死武専に保護され、多くの仲間たちと絆を育んでいく。しかしその後、生きていたメデューサと再会。彼女に逆らうことができず死武専に対するスパイとなり大きな苦悩を抱えることとなる。B・Jが殺されたあと、死武専を離れてメデューサのもとに戻る。その後は、彼女の実験によって記憶が曖昧になるほど狂気に侵され、メデューサの生み出した人造道化師と「狂気融合」することで黒血の力を爆発的に上昇させるになった。道化師と融合することで、道化師の身体のパーツが身体の至るところから生えた異様な姿となる。腕が3本となり、それぞれの腕が魔剣を持つ。黒血による防御能力に、ラグナロクとの「悲鳴共鳴」によってその戦闘能力は強烈無比。また道化師との融合で使えるようになった「狂血」は対象を狂気に溶かし込み、黒い球にする力を持つ。

ラグナロク

クロナの相棒である魔剣。通常の武器と違い、クロナの体内に流れる黒血に潜んでいる。デフォルトの姿はマスクをかぶった大柄な男性で、クロナの体内から上半身だけ出して行動する。性格は粗野で口が悪く、クロナをいつもいじめている。魔剣状態では刀身の部分に口が現れ、悲鳴を上げることでクロナと「悲鳴共鳴」する。悲鳴によって刀身が高速で振動し、電気ノコギリのような鋭利な切れ味を発揮する。その切れ味は武器形態となったソウル=イーターをたやすく切り裂くほど。また黒血を通じてクロナの身体能力を強化、サポートすることも可能。クロナとは一心同体なためつねに行動を共にしており、阿修羅復活後、クロナが死武専に保護されて以降もいっしょにいる。ただし、保護された際に死神様に魂を没収されたため、姿が大幅に縮み、子供のような姿となった。魔剣としての姿も小振りとなったが能力は健在で、ギリコとの戦いではその戦闘能力の高さを見せつける。クロナの死武専離反後は、クロナと共にメデューサのもとに戻る。メデューサによって強化され、人造道化師と融合することで三振りの魔剣「捺落(ならく)」「不浄(ふじょう)」「暗黒」を展開するようになった。

鬼神

善人、悪人問わず魂を乱獲し、取り込んだ末に成り果てる狂気的な存在を指す言葉。魂の乱獲によってその力は神に匹敵するほど強大となり、さらに力への渇望は狂気に至り、周囲に多大な影響を与える。鬼神の発する狂気の波長の範囲は世界中に及び、鬼神は存在するだけで自身の狂気を周囲に感染させる。また狂気の波長からは道化師が生まれ、彼らも狂気を拡大させていく。阿修羅が自らの恐怖に負けて初代鬼神となって以降、死神様は新たな鬼神が再び現れないために死武専を設立した。鬼神に至るには魂を食べる必要があるため、基本的に鬼神になれるのは武器のみだが、初代鬼神は武器ではないにもかかわらず魂を喰らい続け鬼神に至った。「妖刀」や「魔剣」など鬼神になりつつある存在を「鬼神の卵」とも呼ぶ。メデューサは鬼神を人知を超えた「進化」と考え、鬼神の血液である黒血を研究し、鬼神の力を手に入れようと目論む。

集団・組織

死武専

死神様の武器「デスサイズ」と、それを作る職人を育てるための専門学校。本拠地は巨大なガイコツの飾りが付いた城のようなデザインをした学校で、デス・シティーのほぼ中央に存在する。日常的に肉体と精神を鍛えるため、内部は迷路のように入り組んでいる。正式名称は「死神武器職人専門学校」で専ら略称の「死武専」で呼ばれる。死武専の生徒は本名ではなく、通り名を自分で付けて活動することが可能となっている。武器と職人はペア、稀にトリオを組んで活動する。武器と職人のペアは私生活でもいっしょに行動することが多い。死武専の授業内容は勉学や訓練など通常の学校と変わらぬ物のほかに、悪人の魂を狩ったり、ふつうの人間では解決できない事件の調査などハードな課外授業が存在する。世界各地に支部が存在し、それぞれの支部にはデスサイズが一人ずつ常駐していたが、阿修羅復活後はデスサイズは事件解決のためデス・シティーに集められた。死武専はかつて鬼神が生まれた際に、その過ちを二度と繰り返さないため死神様によって創設された。このため鬼神にならないように教育を通して武器と職人を正しく導き、新たな鬼神を生まない世界を作ることが死武専の最大の目的となっている。

場所

デス・シティー

死神様の治める町。アメリカのネバダ州に存在する。街の中央に死武専の本拠地が存在するため、多くの職人と武器が暮らしている。初代鬼神・阿修羅が封印された地で、死神様は阿修羅を封印するためこの地に魂を縫い付けており、死神様はデス・シティーから動くことができなくなっている。

その他キーワード

デスサイズ

死神様の武器となった者に与えられる称号。デスサイズになるためには、職人が武器と共に「99個の人間の魂と1個の魔女の魂」を収集して、武器に食べさせる必要がある。死武専の職人はデスサイズを作り出すことが目標で、デスサイズを作り出した職人には最大の栄誉が与えられる。現存するデスサイズは八人おり、その中でもスピリットは死神様の武器として選ばれた存在で、厳密な意味で「デスサイズ」の称号を名乗れる唯一の存在となっている。そのため、デス・シティー内ではスピリットがデスサイズの通称で呼ばれることも多い。スピリット以外のデスサイズは、各地の支部に配置されている。アラクネ・ゴーゴン討伐後は、ソウル=イーターが99人の悪人の魂とアラクネの魂を喰らったことで九人目の新たなデスサイズとなった。デスサイズとなった武器は高度な魂波長コントロールが可能となり、魔法的な力が開花したり、食した魔女の魂によっては特殊な能力を習得することが可能となる。

武器

武器と魂が融合し、身体を武器に変身させることができる者たちの総称。武器への変身能力は血によって遺伝し、先祖に武器だった者がいれば隔世遺伝なども起こりうる。魂を喰らう能力を持ち、魂を喰らえば喰らうほど強くなる。死武専に所属する武器は基本的にデスサイズになるための「悪人の魂」と「魔女の魂」しか喰らうことを許されておらず、所属していない武器も「善人の魂」を喰らうと鬼神になることを危惧されて討伐・捕縛の対象となる。武器は肉体の一部を武器に変化させることができるため単体でも戦うことができるが、死武専では基本的に職人と武器はペアで行動する。武器と職人は相性のよいペアなら「魂の共鳴」をすることで双方のポテンシャルを高めることができるが、逆に武器と職人の相性が悪い場合は武器が熱くなったり、重くなったりして職人を拒絶し、持てなくなる。その起源は800年前、アラクネ・ゴーゴンが作り出した意思を持った武器「魔武器」。武器と人間の魂を結合させ、そのつなぎとして変身魔法が使える魔女の魂が使われている。これによって生まれた魔武器は変身魔法によって武器への変身能力を得た。現在存在する武器はこの魔武器の子孫となっている。ちなみに作り出したのはアラクネだが製法を考えたのはエイボンで、死神様によれば、エイボンはエクスカリバーをモデルにして魔武器の製法を編み出したのだという。

職人

死神様の武器デスサイズを鍛える職業。死武専では武器と職人がペアを組んで活動する。武器をデスサイズにするためには「99個の人間の魂と1個の魔女の魂」を収集して武器に食べさせる必要があるため、職人は武器を使いこなす体術と武器と魂の波長を合わせる能力が求められる。波長の合った武器なら「魂の共鳴」によって職人と武器の力を最大限まで高められるが、逆に波長の合わない武器を持とうとすると武器が熱く、重く感じ持つことができない。また熟練した職人であれば、武器以外の魂を感じ取り、目視する「魂感知能力」にも目覚め、高い索敵能力を発揮する。職人は優秀さによって「一つ星職人」から最高ランクの「三つ星職人」にランク分けされている。

魔女

魔法を行使できる種族。魔女の名の通り女性しか存在せず、それぞれが「蛇」や「カエル」「ネズミ」といった何らかの動物を象徴としている。ブレアは魔女っぽいが、魔女ではなく魔力を持った猫だとされる。魔女は莫大な魔力を持つが、その力を破壊に使わざるを得ない「魔力の導き」と呼ばれる破壊本能に支配されている。そのため、魔女たちは昔から自由奔放に過ごしては周囲に破壊と混乱をもたらしていたため、死神様と死武専に何人も討伐されている。また、魔女側も何人も仲間たちを殺されたため、死神様と死武専を恨みに思っており、両者は数百年来の不倶戴天の大敵となっている。近年は魔女たちは死武専の目から逃れるため「ソウルプロテクト」という魔法を開発し、その力で人知れず暗躍している。魔女たちの世界である「魔女界」と呼ばれる場所が存在し、そこには魔女たちを束ねる女王・魔婆様がいる。魔女界は地球上のどこかに存在するが、魔婆様の魔法によって外界と隔絶しており、正式に手順を踏まないとたどり着くことはできない。

黒血

鬼神の血液。その名の通り真っ黒な血で、狂気をはらんでいる。黒血は感染し、クロナとの初戦闘で黒血を取り込んだソウル=イーターは、それ以降、自身の精神世界「ブラックルーム」で小鬼と遭遇するようになり、小鬼からたびたび狂気に誘われている。またソウルとの魂の共鳴をしたことでマカ=アルバーンにも一時、黒血が感染した。黒血に感染した者は狂気に肉体と精神が侵食されるのと引き換えに、黒血の力を振るうことが可能となる。黒血は全身の血に溶けているため、その力を使うことで血を介して身体能力を底上げし、肉体の防御能力を大幅に上昇することができる。クロナは武器形態となったソウルの一撃を喰らっても無傷だったほどで、その防御力は脅威となっている。このように黒血は鬼神の力の源となっているため、死神様は鬼神となった阿修羅から血を抜き取り封印した。しかし鬼神の力を求めるメデューサは、自身が作った黒血を封印された阿修羅に送り込み、阿修羅を封印から解放した。

星族

有名な殺し屋の一族。金のためなら何でもやる武闘派の一族で、一族の人間はその証である星型の刺青を体のどこかに入れている。金のためなら人殺しもためらわない一族だったため、星族を恨みに思っている人間は多い。星族の一員だったホワイト☆スターは鬼神への道を歩んでいたらしく、13年前、死武専によって星族もろとも、殲滅された。当時の死人=バレットが、星族の唯一の生き残りであるブラック☆スターを保護し、育てている。

生きている者の肉体に宿る精神。人魂のような形をしており、肉体が破壊されて死ぬとその場に現れる。生きている人間の魂は通常は目視することができないが、熟練した職人であれば魂感知能力で見ることが可能。また特殊な機材を使えば、生きている人間の魂もレントゲン写真のような形に写し取れる。魂の姿、大きさはそれぞれ違い、死神様の魂はデス・シティーを丸々包み込むほどの大きさだった。また魂にはそれぞれ固有の「魂の波長」があり、職人と武器はこの魂の波長が合わなければ力を十全に使うことができない。逆に魂の波長が合う相性のよい組み合わせの場合は、音叉のように魂を共鳴させる「魂の共鳴」で力を増幅することが可能で、共鳴した職人と武器は絶大な力を振るえる。またチーム全体での魂の共鳴は「共鳴連鎖」と呼ばれ、複数の職人と武器が共鳴することで、さらに強い力を引き出せる。死武専の職人と武器は「99個の人間の魂と1個の魔女の魂」を集めて、武器をデスサイズにすることを目的としているが、集めるのは死神様の作ったリストにある「悪人の魂」のみとされている。「悪人の魂」よりも「善人の魂」の方が遥かに効率良く力を増大させることができるが、これは固く禁じられており、「善人の魂」に手を出した者は抹殺命令がくだることもあるらしい。またごくまれに99人分の魂に匹敵する「強靭な魂」を持つ者も存在する。

ソウルプロテクト

魔女の使う魔法の一種。死武専の目から逃れるため魔女が使う魔法で、この魔法を使うことで魔女は魂の波長を一般人に偽装することが可能。その偽装は一流の職人の魂感知能力でも見抜くことはできない。ただし魔女もこの魔法を使っている状態ではほかの魔法を使えないなどデメリットも存在する。死武専に対抗するため魔女が編み出した魔法で、死武専はソウルプロテクトに対抗するための方法を模索している。のちにB・Jはソウルプロテクトを破る「超・魂感知能力」に目覚め、デス・シティーに潜り込んでいる魔女の存在に気づいた。月での阿修羅の戦いでは、この魔法が意外な活躍を果たす。

アニメ

ソウルイーター

人間の道を外れた者が鬼神となり世界を狂気で覆い尽くす。そんな最悪の結果を防ぐため、鬼神の卵のうちに狩る者たちが通う学校があった。刀や銃などの武器に姿を変えることが出来る武器と、ペアを組んだ武器を使いこ... 関連ページ:ソウルイーター

書誌情報

ソウルイーター 全25巻 エニックス〈ガンガンコミックス〉 完結

第1巻

(2004年7月発行、 978-4757512238)

第2巻

(2004年12月発行、 978-4757513228)

第3巻

(2005年5月発行、 978-4757514133)

第4巻

(2005年9月発行、 978-4757515055)

第5巻

(2006年1月発行、 978-4757515840)

第6巻

(2006年5月発行、 978-4757516717)

第7巻

(2006年10月発行、 978-4757517745)

第8巻

(2007年2月発行、 978-4757519220)

第9巻

(2007年6月発行、 978-4757520158)

第10巻

(2007年11月発行、 978-4757521322)

第11巻

(2008年4月発行、 978-4757522398)

第12巻

(2008年7月発行、 978-4757523005)

第13巻

(2008年11月発行、 978-4757524002)

第14巻

(2009年4月発行、 978-4757525092)

第15巻

(2009年9月発行、 978-4757526785)

第16巻

(2010年2月発行、 978-4757527904)

第17巻

(2010年7月発行、 978-4757529304)

第18巻

(2010年11月発行、 978-4757530560)

第19巻

(2011年3月発行、 978-4757531635)

第20巻

(2011年9月発行、 978-4757533646)

第21巻

(2012年2月発行、 978-4757535015)

第22巻

(2012年7月発行、 978-4757536593)

第23巻

(2012年12月発行、 978-4757538122)

第24巻

(2013年6月発行、 978-4757539792)

第25巻

(2013年12月発行、 978-4757541634)

ソウルイーターノット! 全5巻 エニックス〈ガンガンコミックス〉 完結

第1巻

(2011年9月発行、 978-4757533653)

第2巻

(2012年7月発行、 978-4757536609)

第3巻

(2013年12月発行、 978-4757541641)

第4巻

(2014年4月発行、 978-4757542433)

第5巻

(2014年12月発行、 978-4757544994)

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