ソードアート・オンライン -ホロウ・リアリゼーション-

ソードアート・オンライン -ホロウ・リアリゼーション-

TVゲーム『ソードアート・オンライン -ホロウ・リアリゼーション-』のコミカライズ。バーチャルRPG「ソードアート・オリジン」をプレイする事になったキリトの新たな冒険や、謎の少女、プレミアとの出会いを描いたファンタジー。「電撃マオウ」2017年5月号より連載の作品。

正式名称
ソードアート・オンライン -ホロウ・リアリゼーション-
原作者
川原 礫
作者
ジャンル
ゲーム
関連商品
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あらすじ

第1巻

開発者の茅場晶彦の死によって幕を閉じたSAO事件から、数年が経った西暦2026年。バーチャルRPG「ソードアート・オンライン」に代わり、VR技術の研究開発を兼ねて新たに「ソードアート・オリジン」が開発され、クローズドβテストが開始されていた。SAO生還者の一人として招かれ、「ソードアート・オリジン」をテストプレイする事になったキリトは、同じSAO生還者である仲間のアスナ達と共に、広大な大地が広がる新たな世界を冒険し始めていた。そんなある日キリトは、設定のない謎のNPCの少女、プレミアと出会う。アスナと合流したキリトは、プレミアを連れて新たに発生したクエスト攻略を目指す事となる。しかし、そのクエストをクリアしてもごくわずかな報酬しか発生せず、プレミアの正体はわからないままだった。不思議に思いながらもキリトはプレミアを街まで送ってアスナと別れ、情報屋のアルゴと合流する。アルゴからNPCが次々と死んでいるという噂について聞いたキリトは、プレミアを心配し、急いでプレミアのもとへ向かう。キリトはすぐにプレミアを助け出すものの、彼女との出会いをきっかけに、「ソードアート・オリジン」で起こるさまざまな事件に巻き込まれる事となる。

第2巻

謎が深まっていくNPCのプレミアの修行をサポートするキリト達。キリトはプレミアと行動する中で、プレミア達NPCにとってはバーチャルRPG「ソードアート・オリジン」が、一度死ぬと復活できないデスゲームの世界であると悟る。そんな中、AIの成長を見せるプレミアの前に、βテストの敵としては不相応な高レベルモンスターが襲いかかる。ユニークスキル、二刀流を解放したキリトは、無事プレミアを守り抜く。しかしキリトはその瞬間に、かつて崩壊したはずの「浮遊城アインクラッド」の断片を見るのだった。そのままダンジョンで倒れていたキリトは、アスナ達に助けられて目を覚ますが、ユイの解析で、キリトに膨大な経験値が与えられていた事が判明。同時にキリトには、「グラウンドクエスト」と呼ばれる大型クエストも発生していた。突如開始された不可解なクエストに驚くキリトは、仲間達にプレミアの事を話し、運営にバグ扱いされて消去される可能性のある彼女を、今後も守り続けると決意。そんな中、キリトはアルゴの情報により、プレイヤーキラーが現れた事を知る。新たな強敵を警戒すると共に、キリト達はアルゴの協力を得ながら、グラウンドクエストをはじめとする不具合の調査を開始するのだった。

第3巻

バーチャルRPG「ソードアート・オリジン」レイドボス戦を終えたキリト達の前に、ダークエルフの集団が襲撃して来た。そのダークエルフ達を率いていたのは、かつて「ソードアート・オンライン」で共闘したダークエルフのNPC、キズメルだった。キリトとアスナはイベント専用のインスタンスダンジョンに飛ばされ、アルゴ達と離れてしまう。さらに、プレミアとシリカがダークエルフ達に「聖大樹の森」に捕らえられ、二人を助けるためには、イベントを進めるか直接助け出すしかない事が判明。キリトはシリカ達を助けるべく、アスナと共に新クエストの攻略をスタートさせる。一方、ダークエルフは妖魔に次々と襲われ、キズメルの同胞も次々と妖魔の手で石化されていた。伝説の巫女の装束をまとうプレミアを見たキズメルは、彼女とシリカを解放する。キズメルはプレミアに妖魔王を倒すために協力してほしいと頼み、三人で行動を開始する。その頃、キリトとアスナはクエストの目標地点である「聖大樹」に辿りつき、ボスの妖魔王と対峙していた。しかし、妖魔王は不死属性と強力なバリアをまとっており、キリト達は苦戦を強いられるのだった。

第4巻

聖石に関するダンジョンを調査するキリト達の前に、ガッタスラライアが襲いかかって来た。戦闘中にプレミアが攻撃されて重症を負うものの、アスナの魔法でプレミアは命を取り留める。プレミアに目を付けたラライアは、ターゲットをプレミアに変更するものの、彼女達は戦闘中に強制ログアウトし、姿を消す。ガッタス達の異常な戦闘力と強制ログアウトを見たキリトは、彼らが電子ドラッグを使用していた事を悟る。ゲームの寿命を縮める原因につながるチート行為をするプレイヤーに憤りながらも、キリト達はプレミアを守りつつ、彼女の成長を助ける事を決意。同時にキリト達は、プレミアとバーチャルRPG「ソードアート・オリジン」の唯一の接点である、聖石集めも続行するのだった。そして、キズメルから「ソードアート・オリジン」にまつわる「大地切断神話」と、この世界に存在する二人の巫女の伝説が語られる。さまざまな新情報が錯綜する中、キリトはセブンと再会。プレミアが不具合の元として、消去される可能性を危惧するキリト達はセブンの助言を受け、プレミアに関する不具合を調査するべく、ゲーム管理者用コンソールへ向かう事になる。

登場人物・キャラクター

キリト

バーチャルRPG「ソードアート・オリジン」をプレイする少年。「ソードアート・オンライン」や「アルヴヘイム・オンライン」などさまざまなVRMMOをプレイし、戦いの腕はトップクラスに位置する。「ソードアート・オンライン」では「黒の剣士」と呼ばれるSAO生還者の一人で、プレイヤー達のあいだでは、伝説の存在となっている。SAO事件をはじめ、VRMMOに関するさまざまな事件の解決に携わって来た。これらの事件で共に戦ってきたアスナとは相思相愛の仲で、互いによきパートナーとして心身共に支え合っている。SAO生還者の一人として、セブンに招待されて「ソードアート・オリジン」のクローズドβテストに参加する。プレイをスタートさせたばかりの頃にプレミアと出会い、行動を共にするようになる。プレミアが発生させるクエストに興味を持って挑戦し続ける内に、グラウンドクエストに遭遇するようになる。以来、プレミアにまつわる謎や、ゲーム内で起こるさまざまな事件に巻き込まれていく。SAO事件での経験からゲーム内で誰かが死ぬ事は極力防ぎたいと考えており、「NPCは死ぬと復活できない」という「ソードアート・オリジン」の特別仕様を知ってからは、プレミアをはじめとするNPCの事も気にかけるようになる。

プレミア

謎のNPC少女。バーチャルRPG「ソードアート・オリジン」で、キリトが転移門広場で出会った。ほかのNPCとは異なり、名前から役割までなにも設定が与えられておらず、初期設定のままで謎の多い存在。「幕開け」の意味を持つ「プレミア」という名は、アスナによって名付けられた。イベントクエストを発生させ、キリトがそれに興味を持ったのをきっかけに、彼やアスナ達を慕って共に行動するようになる。当初は食べ物の味を知らなかったが、アスナが作ったサンドイッチを初めて口にして感動して以来、食べ物に興味を持つようになる。基本的には無表情でおとなしいが、好奇心旺盛な一面があり、キリトと行動する内にさまざまな物事に興味を示すようになる。NPCを狙う悪いプレイヤーに狙われるようになった事からキリト達に護衛されるようになり、自分の意志で自分の身を守れるように、細剣での戦闘を彼らから学ぶようになる。武器の使い方をすぐに覚えて戦闘もできるようになるなど、AIの成長が速い。キリト達がログアウトしているあいだは、ユイやストレアと共に過ごしている。のちにグラウンドクエストのトリガーとしての役割を持つようになり、さまざまなクエストを発生させるようになる。

ジェネシス

バーチャルRPG「ソードアート・オリジン」をプレイする青年。赤髪で、年齢は19歳。黒っぽい装備をまとい、巨大な両手剣で戦う。「ソードアート・オリジン」では「黒の剣士」と呼ばれる。プレイヤーキラー(オレンジカーソル)集団のリーダーを務める。NPCへの接し方をきっかけにキリトと対立するようになり、キリトに強い対抗心を燃やし、命を狙うようになる。血の気が多く、好戦的な性格の持ち主。戦闘時はシギルの電子ドラッグを使用している。のちにキリトが連れているプレミアにそっくりな少女と出会い、「ティア」と名付けて連れ歩くようになる。

ティア

バーチャルRPG「ソードアート・オリジン」のNPCの少女。ジェネシスに付き従っている。プレミアと瓜二つの容姿と衣装で、名前や設定を持たない。プレミアとの唯一の違いは、目元に泣きボクロがない事。キリトが連れているプレミアに似ているという理由でジェネシスに拾われ、雑用や使い走りをさせられている。「ティア」という名前はジェネシスによって名付けられた。街中でプレミアと間違えられたのをきっかけに、キリトと知り合う。プレミアと同様、聖石に関するグラウンドクエストを発生させる事ができる。のちにジェネシスの事を「マスター」と呼ぶようになる。

セブン

才科学者の少女。バーチャルRPG「アルヴヘイム・オンライン」で、キリト達と知り合った。キリト達よりも年下だが、科学者としては茅場晶彦に匹敵する頭脳を持つ。現在はVR技術を研究しており、「ソードアート・オリジン」の開発やプロジェクトにも、オブザーバーとして携わっている。キリトをはじめとするSAO生還者達を「ソードアート・オリジン」のβテストに招待し、彼らをさまざまな形でサポートしている。茅場が開発した「カーディナル・システム」の解析をはじめ「ソードアート・オリジン」に関するさまざまな仕事に追われており、アバターでのログインはめったに行っていない。

ストレア

バーチャルRPG「ソードアート・オンライン」浮遊城アインクラッド76層にて、キリトと知り合った少女。元はユイと同様、「ソードアート・オンライン」内のメンタルヘルスカウンセリングプログラム(MHCP)で、不具合により覚醒したAIだった。見た目は大人っぽいが、ユイの妹分にあたる。自由奔放な天真爛漫の性格で、時には大胆な行動を起こす事もある。現実世界の文化に強い興味を持つ。セブンの計らいで「ソードアート・オリジン」にコンバートされ、キリト達と行動している。キリト達がログアウトしているあいだは、彼らの代わりにプレミアの護衛を務める。

フィリア

ソードブレイカー使いの少女。バーチャルRPG「ソードアート・オンライン」でキリトと知り合った。かつてホロウエリアに閉じ込められ、一人でさまよっていたところを、キリトに救われた過去を持つ。宝探しが大好きで、トレジャーハンターを稼業としている。宝を見つけたり見分けたりする能力も高い。「ソードアート・オリジン」にはキリト達と同様βテストに参加し、レアアイテム探しを楽しんでいる。明るく気さくな性格で、ムードメーカー的な存在。

キズメル

NPCの女性。かつてバーチャルRPG「ソードアート・オンライン」にて、キリトとアスナが共闘した。種族はダークエルフで、褐色肌と長い耳を持つ。気高く凛々しい雰囲気を漂わせ、義理堅く仲間思いな性格をしている。「ソードアート・オリジン」にも「ソードアート・オンライン」とほぼ同じデータでコンバートされているが、キリト達に関する記憶はない。ほかのダークエルフを率いて聖大樹の森に現れる。聖大樹に取り憑いた妖魔によって同胞が何人も石にされている事から、妖魔王討伐のために行動している。当初はシリカとプレミアを捕らえるが、プレミアが古書の伝説に登場する「聖大樹の巫女」だと悟り、彼女を「巫女殿」と呼ぶようになる。人間達の事を警戒していたが、妖魔王を倒したキリト達と和解する。キリト達に「ソードアート・オリジン」の世界にまつわる「大地切断神話」と、二人の巫女の伝説について語った。

リムル

バーチャルRPG「ソードアート・オリジン」のNPCの少女。ティギーの双子の姉。ティギーと共にプレイヤーに囮代わりにされそうになっていたところを、キリトに助けられる。

ティギー

バーチャルRPG「ソードアート・オリジン」のNPCの少女。リムルの双子の妹。リムルと共にプレイヤーに囮代わりにされそうになっていたところを、キリトに助けられる。

シギル

バーチャルRPG「ソードアート・オリジン」をプレイする男性。ジェネシスの仲間。毒薬やポーションを中心とする、薬の開発が趣味のマッドサイエンティスト。ジェネシス達に電子ドラッグを提供し、彼らを実験台にしている。

ガッタス

バーチャルRPG「ソードアート・オリジン」をプレイする男性。ジェネシスの仲間。全身が鎧に覆われており、広範囲攻撃を得意とする。ジェネシス同様、シギルの電子ドラッグを使用している。ティアを傷つけたのをきっかけに、ジェネシスとは対立するようになる。

ラライア

バーチャルRPG「ソードアート・オリジン」をプレイする女性で、ジェネシスの仲間。一定確率で相手の武器を落とすハンティングスキル「武装解除」を持つ。ジェネシス同様、シギルの電子ドラッグを使用している。ジェネシスと対立するようになったガッタスと手を組む。

集団・組織

リズベット騎士団

リズベットとエギル、シリカの共同出資により設立されたギルド。バーチャルRPG「ソードアート・オリジン」で初めて設立されたギルドとしてネットニュースに取り上げられ、プレイヤー達から注目されている。のちに拠点となるギルドハウスもリズベットによって用意され、その一部の部屋はプレミアの住居となった。

その他キーワード

聖石

謎の青い石。バーチャルRPG「ソードアート・オリジン」に登場する。プレミアが発生させるグラウンドクエストによって入手できる事から、謎の多いプレミアと「ソードアート・オリジン」をつなぐ唯一の接点となっている。二人の女神の力の象徴であり、女神の祈りによって闇を振り払う力が目覚めるという伝説もある。「ソードアート・オリジン」の世界のあちこちに散らばっており、聖石は全部で六つ存在する。

グラウンドクエスト

大型イベント用の特別クエスト。バーチャルRPG「ソードアート・オリジン」の正式サービスに用意されている。「ソードアート・オリジン」の舞台である「アイングラウンド」に合わせて、「二人の女神」に関するストーリーが展開される。クリアすると聖石を入手できる。本来はβテスト時点では発生しないはずのクエストであったが、プレミアと行動を共にするキリトに突如発生するようになった。

ブルーカーソル

NPCを攻撃したプレイヤーのカーソルが、ゲーム内での犯罪行為により緑色から青色に変色した状態。バーチャルRPG「ソードアート・オリジン」において追加された新ルールにより、NPCを攻撃したプレイヤーはカーソルが変色し、さまざまなペナルティが追加されるようになった。ブルーカーソルになると、ノンアクティブモンスターを含む多くのモンスターの攻撃対象になり、戦闘可能なNPCにも追われ続けるなどのペナルティが課せられる。このため、プレイヤーキラー(オレンジカーソル)以上に、快適なプレイの続行が困難になる。

プレイヤーキラー

ほかのプレイヤーにいきなり戦いを挑んで、一方的に殺す行為を行ったプレイヤーの事。バーチャルRPG「ソードアート・オンライン」や「ソードアート・オリジン」では、ゲーム内における犯罪行為を行ったプレイヤーは、カーソルが緑からオレンジに変色するため、「オレンジカーソル」や「オレンジプレイヤー」と呼ばれる事がある。オレンジカーソル状態になった者は安全圏エリア内に立ち入れなくなるなど、さまざまなペナルティを受ける。

電子ドラッグ

VRMMOなどにおける不正プログラム。映像や音などにより脳内麻薬を分泌させる事で覚醒作用を引き起こす。使用すると視覚や聴覚が直接刺激され、脳のノルアドレナリンが過剰分泌される。これにより感覚が異常に高まり、幻覚や幻聴が発生する事がある。バーチャルRPG「ソードアート・オリジン」では、一時的に昂揚状態になって戦闘力も高まるが、一定時間が経つとアミュスフィアのセーフティ機能が働き、強制的にログアウトされるようになっている。電子ドラッグを使用するプレイヤーは「トランスプレイヤー」と呼ばれ、電子ドラッグの覚醒状態が残ったまま目覚めると、現実でも問題を起こす事がある。電子ドラッグの使用は、VRMMOではチート行為として禁止されている。

ソードアート・オリジン

バーチャルRPG「ソードアート・オンライン」のゲームデータを移植した、新たなVRMMO。「SA:O」とも表記される。茅場晶彦が開発した管理プログラム「カーディナル・システム」も使用されている。2026年よりβテストが開始され、セブンによってキリト達もテストプレイヤーとして招待された。「ソードアート・オンライン」の世界設定である「アインクラッド創世前の地上世界」をリメイクした、オリジン(起源)とも呼べるゲーム。このため大半は「ソードアート・オンライン」と同じだが、舞台となっていた「浮遊城アインクラッド」は存在せず、広大な大地「アイングラウンド」が舞台となっている。また、ほかのVRMMOと比べてNPCの処理やAIが向上しており、NPCと自然に会話ができるなどの変化が見られる。特別仕様として、すべてのNPCは一度死ぬと、復活する事が不可能となっている。このためNPCを攻撃したプレイヤーはブルーカーソルになるという、新ルールも導入されている。

クレジット

原作

川原 礫

キャラクターデザイン

abec

その他

バンナイナムコエンターテイメント

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