チンプイ

チンプイ

異星の王子の妃に選ばれた少女、春日エリと、彼女を連れ帰る使命を持った宇宙生物チンプイの日常、冒険、騒動を描いた、一話完結型のSFコメディ。描き下ろし二話を加えた単行本最終巻を刊行予定であったが、その前に作者が亡くなってしまったため未完になっている。

正式名称
チンプイ
ふりがな
ちんぷい
作者
ジャンル
その他SF・ファンタジー
レーベル
てんとう虫コミックス(少年)(小学館)
巻数
既刊4巻
関連商品
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概要・あらすじ

ある日、小学生の女の子、春日エリが部屋でゴロゴロしていると、どこからともなく奇妙な二匹の生物が現れる。チンプイワンダユウと名乗るその二匹は、彼女が「マール星レピトルボルグ王家第一王子ルルロフ殿下のお妃に選ばれた」と告げる。当然拒否するエリだったが、二匹は全く意に介さず、彼女を説得する係としてチンプイが一緒に生活することになってしまう。

あの手この手でエリを心変わりさせようとするチンプイ。また、事あるごとにマール星から宇宙人がやってきては騒動を起こすのだった。

登場人物・キャラクター

春日 エリ (かすが えり)

12歳、O型、双子座の女の子。明るく行動的な性格だが、怠け癖があり、大ざっぱな部分も。ルルロフ殿下のお妃に選ばれたことや、日々やって来る宇宙人達の起こす騒動は当然迷惑と感じているのだが、チンプイとの生活や、彼の使う化法には楽しさを感じている。友人の内木のことが好き。

チンプイ

マール星出身。二頭身で足が短い、猿に似た宇宙生物。マール星にエリちゃんを連れ帰るという使命から彼女に付きまとうが、接しているうちに彼女の人柄が気に入り、目的と関係なく彼女のそばにいることにした。「チンプイ!」の一言で使用できるマール星の超科学である化法で、春日家の家事や、エリちゃんのサポートをする。 故郷マール星のスパロニに似た味であるラーメンが好物。ネコが苦手。

内木 (うちき)

春日エリの友達の男の子。頭が良く、優しい性格の持ち主。野球などのスポーツもよくやるが、運動神経が良いというわけではない。エリに好かれ、よく行動を共にしていることから、ワンダユウにはルルロフ殿下の強力なライバルと見なされている。

ワンダユウ

『チンプイ』に登場するキャラクター。マール星から来た宇宙生物で、ダックスフンドが二足歩行しているような見た目をしている。いつも大げさな量の紙吹雪と紙テープが飛び出すくす玉と共に現れる。春日エリをルルロフ殿下のお妃として連れ帰るのが使命。チンプイと違い、いつもはマール星にいるのだが、事あるごとに地球にやって来ては、ルルロフ殿下とマール星の素晴らしさをアピールしていく。

ママ

春日エリの母。娘のエリをそのまま大人にしたような見た目をしている。人使いが荒い部分があり、エリの顔を見ると、何かしらお手伝いを頼んでくる。生き物が嫌いなため、ペットを飼うことは絶対に許さない。しかし大ざっぱな性格が幸い(?)して、チンプイのことは「非常に良くできたぬいぐるみ」だと思っている。

ルルロフ殿下 (るるろふでんか)

マール星レピトルボルグ王家第一王子。春日エリを妃にすべく、ワンダユウらを送り込んで猛アピールしてくる。頭脳明晰でスポーツ万能(らしい)。何かにつけて登場人物たちの話題に上る人物であるが、作品中にその姿を現すことは無い。

その他キーワード

化法 (かほう)

『チンプイ』に登場する用語。チンプイたちマール星出身の宇宙人が使う特殊能力。キーワード一つをとなえるだけで、あらゆることを可能にする。マール星の進んだ科学技術が実現させているのだが、機械や設備を一切使わないため、その様はまるで魔法である。

アニメ

チンプイ

小学6年生の春日エリの前に、宇宙人チンプイが来訪。マール星の皇太子ルルロフがエリを妃に迎えるためよこした使者だという。だがエリは地球で普通に育ったただの少女。当たり前の遊びや勉強に忙しい。 招きを拒む... 関連ページ:チンプイ

書誌情報

チンプイ 4巻 小学館〈てんとう虫コミックス(少年)〉

第1巻

(2017-11-28発行、 978-4091426284)

第2巻

(2017-12-27発行、 978-4091426291)

第3巻

(2018-01-26発行、 978-4091426307)

第4巻

(2018-02-28発行、 978-4091426352)

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