デメキング

デメキング

デメキングという怪獣との闘いに備える若者・蜂屋浩一の生活を描く。

正式名称
デメキング
ふりがな
でめきんぐ
作者
ジャンル
その他SF・ファンタジー
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概要・あらすじ

1970年、瀬戸内海に面した安芸ノ島市で育った蜂屋浩一は、高校を卒業して地元の万々浜マリンパークで働く。しかし亀岡正次達田ノ浦少年探検団の面々と出会うと、辞めて上京する。彼の目的はデメキングとの闘いに備えることだった。

登場人物・キャラクター

蜂屋 浩一 (はちや こういち)

登場時は大浦高等学校就職組の3年生。瀬戸内海沿いの安芸ノ島市に生まれ育つ。1968年の冬、海岸でビンに入った折り畳まれた半紙を見つけ、それをきっかけにデメキングを知る。高校卒業後は梅宮新二の誘いで万々浜マリンパークの遊園地コーナーの売店主任になるが、すぐに辞めて上京し、街頭でアジ演説をしたり、アルバイトで食いつなぎながらデメキングとの闘いに備える。 自称「天才」。

梅宮 新二 (うめみや しんじ)

口髭を生やした男性。安芸ノ島市の水族館・万々浜マリンパークの社長。これからはレジャーの時代と蜂屋浩一に語り、万々浜マリンパークに就職するよう誘う。のちに上京した蜂屋浩一を、彼の父蜂屋正と共に訪ねる。

長田 雄介 (ゆうすけ)

パーマをかけた頭で頬の赤い男子。蜂屋浩一の友人。家は養鶏場。上京を目的に受験勉強している。

亀岡 正次 (かめおか)

登場時は中学2年生。坊主頭に10円禿げのある男子。ボーイスカウトに憧れて田ノ浦少年探検団を作る。同級生に相手にされず、いつも小学生達と遊んでいる。廃船を探検しに行って蜂屋浩一と出会う。実家は亀岡屋豆腐店を営んでいる。蜂屋浩一が上京した後は、彼から月に1度のペースで手紙をもらうようになる。

ポコやん

眼鏡をかけた浮浪者の男性。酒ばかり飲んでいる。木下弘則と上田勝が拾った子犬を投げ捨てる。

上田 勝 (うえだ まさる)

おかっぱ頭の小学生男子。田ノ浦少年探検団の一員。蜂屋浩一は彼を知ってデメキングの存在を確信する。

木下 弘則 (きのした ひろのり)

坊主頭の小学生男子。田ノ浦少年探検団の一員。

加藤 賢次 (かとう けんじ)

下顎の出た顔の小学生男子。田ノ浦少年探検団の一員。

猫宮 (ねこみや)

坊主頭で背の低い男性。新宿西口の地下で自作の詩集を売っている。1人街頭でアジ演説をする蜂屋浩一に目を留め、以後、友人となって度々つるんで行動する。自称「天才」。

蜂屋 正 (はちや ただし)

上京して何をしているか分からない蜂屋浩一を梅宮新二と共に訪ね、地道に働くよう諭す。

上田 勘太郎 (うえだ かんたろう)

上田勝の息子と思われる子ども。蜂屋浩一が海岸で小ビンを拾った時に見た幻に登場する。

闘え友の会 (たたかえとものかい)

上京した蜂屋浩一が組織した会。闘う人の味方をする会だという。猫宮が知人を集め、第一回会合を行う。

デメキング

『デメキング』に登場する生物。蜂屋浩一が海岸で小ビンを拾った時に見た幻に足の部分だけが現れる。

その他キーワード

隕石 (いんせき)

『デメキング』に登場する物体。蜂屋浩一と猫宮が草野球に興じている頃、宇宙を浮遊していた。

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