概要・あらすじ
日本のとある電気街にあるマニア向け書店「COMICうまのほね」で働く店員たちは、皆個性豊かな変人ばかり。この物語は、そんな店員たちの日常と恋愛模様を描いた青春ラブコメディである。
登場人物・キャラクター
ひおたん
「COMICうまのほね」のアルバイト店員で、女性。漫画やアニメは好きだが、特別オタクでもない「非オタ」ということで、「ひおたん」というあだ名をつけられた。素直で明るい性格だが、ドジっ娘なうえに少し天然も入っており、カントクをはじめとした他店員のからかいの対象になることが多い。 物語の途中から、次第にカントクを恋愛対象として意識するようになる。
先生 (せんせい)
「COMICうまのほね」のアルバイト店員で、女性。漫画を描くのが得意で、同人活動を行いながらプロの漫画家を目指している。ぶっきらぼうな性格だが、プレッシャーに弱いところがあり、漫画の締切が迫っている時などは、幼児退行を起こして泣きながら床を転げまわることも。物語の途中から、次第に海雄のことを恋愛対象として意識するようになる。
谷津 コハル (やつ こはる)
「COMICうまのほね」のアルバイト店員で、女性。店内では唯一の高校生。小学生に見間違えるほど小柄だが、非常に力が強い。大のゾンビ好きで、ゾンビに見立てた海雄を武器で殴ることに、快感を覚える特殊性癖の持ち主(海雄に対して恋愛感情は持っていない)。ソムリエに恋心を抱いており、物語途中で自身の気持ちを伝えた後は、晴れて交際関係に至っている。
カメ子 (かめこ)
「COMICうまのほね」のアルバイト店員で、女性。語尾に「〜ですぞ」と付ける口癖がある。写真を撮るのが好きで、いつも一眼レフカメラを首から提げているが、自分を撮られるのは苦手。「うまのほね」の記録係を自称し、騒動の中心からは一歩引いた立場にいることが多い。カントクに想いを寄せているが、彼とひおたんが両想いであることを悟っており、日陰者の自認もあって、叶わぬ恋と諦めている。
海雄 (うみお)
「COMIC うまのほね」のアルバイト店員で、男性。当初は主人公的なポジションにいたが、物語が群像劇化するにしたがって、そういった扱いをされることは減っていった。漫画やゲームが大好きな生粋のオタクであり、普段は落ち着いているが、好きなものの話となると途端に饒舌になる。絵の心得もあり、同人活動の手伝いなどをする中で、次第に先生と仲を深めていく。
カントク
「COMIC うまのほね」の正社員で、男性。自ら店頭に立ち、アルバイト店員たちを指揮して店を切り盛りしている。いたずら好きな性格で、店員たちをからかってあそぶのが趣味。特にひおたんには絡んでいくことが多く、かつて彼と交際していたつもりんによると、「好きな子にはいじわるしたくなる」性分の発揮された結果であり、実際に作中では、ひおたんに想いを寄せている様子が見られる。
ソムリエ
「COMICうまのほね」のアルバイト店員で、男性。非常に無口だが、気の利く性格で他店員からの信頼も厚い。かなりの漫画マニアで、お客さんの欲する漫画を的確に選定するスキルがあることから、ソムリエとあだ名されるようになった。腐ガールに好意を寄せており、物語途中で自身の気持ちを伝えた後は、晴れて交際関係に至っている。 エロ本Gメンは小学校の頃の同級生。
店長 (てんちょう)
「COMIC うまのほね」の正社員で、男性。本編にはあまり登場しないが、「うまのほね」の朝礼で自作のラップを歌うなど、突拍子もない行動を取ることが多く、異様な存在感を放っている。
つもりん
『デンキ街の本屋さん』の登場人物で、女性。大人気ライトノベル作家。「うまのほね」の元店員で、かつてはカントクと付き合っていた。カントクのことをいまだに引きずっており、たびたび「うまのほね」に顔を出す。穏やかで女性らしい外見に反して、自堕落で腹黒い性格。非常に酒癖が悪く、店員たちに無理やり飲ませて潰すことも。
エロ本Gメン (えろほんじーめん)
『デンキ街の本屋さん』の登場人物で、女性。「東京都青少年健全育成指導員」という公務員で、成人向け図書の管理状況を調査し、違反者に勧告を行うのが仕事。真面目で堅物な性格だが、実は自身もエロ漫画を好み、特にBLに造詣が深い。小学校の時の同級生で、エロ漫画の師匠でもあるソムリエに、尊敬と恋心を抱いている。
場所
COMICうまのほね (こみっくうまのほね)
全国に店舗を展開している漫画専門の書店。本作の舞台となっているデンキ街の店は本店であり、8階建てのビルに所狭しと漫画が配列されている。一般に流通している書籍のほか、同人誌も取り扱っており、同人誌即売会の直後になると、委託された新刊を購入するために、大量の顧客が押し寄せることも。
アニメ
書誌情報
デンキ街の本屋さん 全15巻 KADOKAWA〈MFコミックス フラッパーシリーズ〉
第1巻
(2011-11-22発行、 978-4040665771)
第1巻
(2011-11-22発行、 978-4840140638)
第2巻
(2012-04-23発行、 978-4040665788)
第3巻
(2012-08-23発行、 978-4840147132)
第3巻
(2012-08-23発行、 978-4040665795)
第4巻
(2013-01-23発行、 978-4040665801)
第5巻
(2013-07-23発行、 978-4040665818)
第6巻
(2013-12-21発行、 978-4040661483)
第7巻
(2014-05-23発行、 978-4040665597)
第8巻
(2014-09-23発行、 978-4040668581)
第9巻
(2015-02-23発行、 978-4040672656)
第10巻
(2015-07-23発行、 978-4040675589)
第11巻
(2016-01-23発行、 978-4040678801)
第12巻
(2016-06-23発行、 978-4040682822)
第13巻
(2016-11-21発行、 978-4040685786)
第14巻
(2017-05-23発行、 978-4040692036)
第15巻
(2017-12-22発行、 978-4040695730)