ドカベン プロ野球編

ドカベン プロ野球編

甲子園大会で数々の伝説を残した山田太郎がプロ野球球団・西武ライオンズへ入団し、同じくプロ入りした元チームメイトやライバル達と共に活躍する様を描いたスポーツ漫画。『ドカベン』『大甲子園』の続編にあたる。

正式名称
ドカベン プロ野球編
ふりがな
どかべん ぷろやきゅうへん
作者
ジャンル
野球
レーベル
少年チャンピオン・コミックス(秋田書店) / Akita top comics wide(秋田書店)
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概要・あらすじ

高校三年生の秋、明訓高校の山田太郎はドラフト会議で10球団から1位指名された後、西武ライオンズへの入団が決定する。明訓高校のチームメイトや各校のライバル達も続々とプロ野球球団に入団。山田太郎と山田世代プレイヤーたちは、プロ野球の世界でも伝説を築き上げていく。

登場人物・キャラクター

山田 太郎 (やまだ たろう)

神奈川県・明訓高校野球部出身。明訓五人衆の1人。捕手。右投・左打。5度出場した甲子園大会で、打率7割5分、本塁打20、打点50、盗塁阻止率9割という驚異的な記録を残した伝説のプレイヤー。高校三年生の秋、10球団からドラフト1位指名された後、抽選で交渉権を獲得した西武ライオンズに入団。 背番号は02。シーズン当初は控えであったが、正捕手・伊東勤の負傷をきっかけにレギュラーポジションを奪取。その後レギュラーを勝ち取る。入団一年目にして本塁打王に輝き、新人王も獲得した。プロ野球選手となってからもじっちゃんや妹・サチ子と横浜の長屋で暮らし、球場へは電車で通っている。

岩鬼 正美 (いわき まさみ)

神奈川県・明訓高校野球部出身。明訓五人衆の1人。ポジションは三塁手。右投・右打。プロ野球選手となっても学生帽と口の葉っぱがトレードマーク。一番という打順に強いこだわりを示す。高校三年生の秋、ドラフト会議で王貞治監督の福岡ダイエーホークスと長嶋茂雄監督の読売ジャイアンツの二球団から1位指名を受け、抽選の結果福岡ダイエーホークスに入団した。 背番号は05。王貞治監督に大器として見込まれた岩鬼正美は開幕戦から1番サードに抜擢され結果を残す。入団一年目こそかつてのチームメート山田太郎に1本差をつけられ本塁打王を逃すが、二年目には本塁打王のタイトルに輝く。 プロ野球選手となっても、ストライクゾーンの球を苦手とし、ボール球は易々打つ「悪球打ち」のままである。

殿馬 一人 (とのま かずと)

神奈川県・明訓高校野球部出身。明訓五人衆の1人。ポジションは二塁手。右投・右打。小柄だが俊足。バランス感覚に優れたセンスの塊のような選手。音楽センスをいかした様々な「秘打」を持つ。世界レベルのピアノ奏者でもあり、卒業後の進路を「野球」か「音楽」のどちらかにするかで迷うが、「山田太郎を敵に回してしてみたい」との思いからプロ野球選手となる。 オリックス・ブルーウェーブにはドラフト5位入団。背番号04。入団後はイチロー・殿馬一人で1・2番のコンビを組み息のあったプレイを見せた。

里中 智 (さとなか さとる)

神奈川県・明訓高校野球部出身。明訓五人衆の1人。アンダースローの投手。右投・右打。卒業後は大学に進学することも考えたが、ドラフト会議で3位指名された千葉ロッテマリーンズへ入団。背番号は01。入団当初はまず体作りということで二軍からスタート。この時に袴田英利コーチと二人三脚の取組みで新球「スカイフォーク」をマスターする。 それまで公式戦に登板していないにもかかわらず、オールスターゲームにファン投票1位で選出される。オールスターゲームでは久々に山田太郎とバッテリーを組み、満塁のピンチで「スカイフォーク」を披露。オールスターゲーム後、瓢箪駒吉とバッテリーを組み、共に公式戦デビュー。 プロ初のセーブを記録し、以後ストッパーとしてのポジションを確立する。その後プロ入り3年目で先発に転向した。

土井垣 将 (どいがき しょう)

ポジションは捕手と一塁手。右投・右打。明訓高校野球部では山田太郎の2年先輩であり、3年秋から卒業後の夏まで明訓高校の監督を務めた。明訓高校が弁慶高校に夏の甲子園大会で敗退したことを機に監督を辞任。ドラフト会議で1位指名されていた日本ハムファイターズに入団。 初年度から打率.304、ホームラン13本を記録し、新人王に輝く。翌年入団した不知火守とは、捕手としてバッテリーを組み、彼の公式戦初登板・ノーヒットノーラン達成を助けた。

微笑 三太郎 (ほほえみ さんたろう)

神奈川県・明訓高校野球部出身。明訓五人衆の1人。ポジションは左翼手、あるいは捕手。右投・右打。高校卒業後、ドラフト会議で3位指名された読売ジャイアンツに入団。背番号07。1年目からレフトのポジションをとってレギュラー選手となった。読売ジャンイアンツ入団後才能が開花し、球界を代表するホームラン打者に成長。 本塁打王のタイトルを複数回とることとなる。

山田 サチ子 (やまだ さちこ)

山田太郎の妹。幼い頃にバス事故で両親を亡くし、祖父のじっちゃんと兄の山田太郎と3人で暮らしている。岩鬼正美とは幼少時より減らず口を交わす気の置けない仲であった。しかし、2001年のシーズン中から彼女は岩鬼に好意を持ち始め、「結婚宣言」をして周囲を慌てさせる。 結局ふたりの仲は進展せず、その後、里中智のことを意識し始める。

じっちゃん

山田太郎の祖父。腕のいい畳職人で、昔気質である。両親を失った山田太郎と山田サチ子の面倒をみている。山田太郎はプロ入り後もじっちゃんと山田サチ子と共に長屋住まいを続けている。プロとして高給取りとなった山田太郎はじっちゃんや近所の人々が安心して暮らせるよう長屋を買い取り、その隣で「山田畳店」を開店させた。

大蔵 夏子 (おおくら なつこ)

岩鬼正美の中学時代からのガールフレンド。旧姓夏川。彼女が別の男に気移りし破局しかけたこともあった。岩鬼正美がプロ入り後しばらく会わずに過ごしており、再会した時には別の男の妻となっており、長女を出産していた。これは夏子の父親の会社が倒産寸前となり、それを阻止するための政略結婚であった。 かつて父親が営む会社が倒産した経験のある岩鬼は夏子の立場を思いやり、その結婚と出産を祝福した。

不知火 守 (しらぬい まもる)

投手。右投・右打。神奈川県・白新高校野球部出身。ドラフト1位指名(山田太郎のはずれ一位)で日本ハムファイターズに入団。ルーキーながら開幕投手に抜擢され、近鉄バッフォローズ相手のノーヒットノーランを達成した。この時、土井垣将が捕手をつとめた。

土門 剛介 (どもん ごうすけ)

投手。右投・右打。神奈川県・横浜学院高校出身。高校3年からは監督も兼務。卒業後も監督を続けたが、山田太郎のプロ入りと同年に横浜ベイスターズに入団。持ち前の超剛球で活躍し、入団初年度からオールスターゲームにも選出された。土門剛介は気概を無くした横浜学院高校の野球部員たちを奮起させるため、このオールスターゲームで9連続奪三振記録を達成することを宣言した。

犬飼 小次郎 (いぬかい こじろう)

投手。左投・左打。犬飼武蔵、犬飼知三郎の兄。高知県・土佐丸高校出身。土井垣将と同学年で山田太郎より2年年長。ドラフト会議で1位指名され、南海ホークス(ダイエーホークス)へ入団。背番号01。1年目で10勝を上げるも新人王は土井垣将に奪われた。 山田太郎が西部ライオンズに入団した1994年からは故障に悩まされ、一時期は再起不能がささやかれた。しかし1996年に復活をとげ、最優秀防御率のタイトルに輝く。

犬飼 武蔵 (いぬかい たけぞう)

ポジションは一塁手。右投・右打。犬飼小次郎の弟、犬飼知三郎の兄。高知県・土佐丸高校出身。山田太郎が西部ライオンズ入りした同年、阪神タイガースに入団。背番号03。強打者として活躍した。

犬飼 知三郎 (いぬかい ちさぶろう)

投手。左投・左打。犬飼小次郎、犬飼武蔵を兄にもつ。高知県・室戸進学塾出身。卒業後は室戸大学に進学。しかし、理事長の息子が権力をかさにきてエースとしてふるまう姿に憤慨して中退した。尊敬する岩鬼正美と兄・犬飼小次郎が在籍するダイエーホークスの入団テストを受け合格したが、ドラフト会議では西武ライオンズが交渉権を獲得。 犬飼知三郎はダイエーホークス入団に固執したが、愛犬・嵐の死をきっかけに心変わりし、西部ライオンズに入団した。背番号02。プロ入り後は山田太郎とバッテリーを組んだ。

犬神 了 (いぬがみ りょう)

投手。左投・左打。高知県・土佐丸高校出身。右目を眼帯で覆った不気味な雰囲気の選手。山田太郎と同年にドラフト会議で指名され広島東洋カープに入団。背番号01。トリッキーな投球術の持ち主で死球を与えることも多いが、確実に勝利を積み重ね、毎年のようにオールスターゲームに出場した。

坂田 三吉 (さかた さんきち)

投手、外野手、一塁手。左投・左打。大阪府・通天閣高校出身。山田太郎のはずれ一位でドラフト指名され、近鉄バッファローズに入団。背番号01。入団初年度、ルーキーながら開幕投手をつとめるが、同じルーキー開幕投手の不知火守にノーヒットノーランを達成され敗戦投手となった。 打者としては高さ100メートルを越える超フライで野手のエラーを誘う「通天閣打法」を得意とする。入団3年目のシーズンからはポジションを外野手に変え、打者に専念した。

影丸 隼人 (かげまる はやと)

投手。右投・右打。山田太郎とは中学時代に柔道で対戦している。その後、打倒山田太郎を誓い野球に転向。千葉県・クリーン・ハイスクール出身。1995年ドラフト指名され、中日ドラゴンズに入団。背番号01。入団に年目でオールスターゲームに選出され、山田太郎と対戦した。

中西 球道 (なかにし きゅうどう)

ピッチャー。右投・左右両打。千葉県青田高校出身。高校卒業後はアメリカのオリオン大学に留学。2000年にドラフト指名され、千葉ロッテマリーンズに入団した。背番号は001。『大甲子園』では人一倍プロ志向の強かった中西球道が何故プロ野球入団を遅らせてアメリカに留学したのかは作中でも明かされていない。

瓢箪 駒吉 (ひょうたん こまきち)

捕手。右投・右打。千葉ロッテマリーンズ所属。背番号02。一軍での出場経験のなかった野手であったが、里中智の新球「スカイフォーク」の開発に協力し、捕手に転向する。スカイフォークを捕球できる捕手ということで里中智と一緒に一軍の試合に初出場する。

書誌情報

ドカベン : プロ野球編 52巻 秋田書店〈少年チャンピオン・コミックス〉

第1巻

(1995-07-01発行、978-4253055550)

第2巻

(1995-09-01発行、978-4253055567)

第3巻

(1995-12-01発行、978-4253055574)

第4巻

(1996-02-01発行、978-4253055581)

第5巻

(1996-04-01発行、978-4253055598)

第6巻

(1996-06-01発行、978-4253055604)

第7巻

(1996-08-01発行、978-4253055611)

第8巻

(1996-10-01発行、978-4253055628)

第9巻

(1996-12-01発行、978-4253055635)

第10巻

(1997-02-01発行、978-4253055642)

第11巻

(1997-03-01発行、978-4253055659)

第12巻

(1997-06-01発行、978-4253055666)

第13巻

(1997-08-01発行、978-4253055673)

第14巻

(1997-10-01発行、978-4253055680)

第15巻

(1997-12-01発行、978-4253055697)

第16巻

(1998-02-01発行、978-4253055703)

第17巻

(1998-04-01発行、978-4253055710)

第18巻

(1998-06-01発行、978-4253055727)

第19巻

(1998-08-01発行、978-4253055734)

第20巻

(1998-10-01発行、978-4253055741)

第21巻

(1998-12-01発行、978-4253055758)

第22巻

(1999-02-01発行、978-4253055765)

第23巻

(1999-05-01発行、978-4253055772)

第24巻

(1999-07-01発行、978-4253055789)

第25巻

(1999-09-01発行、978-4253055796)

第26巻

(1999-11-01発行、978-4253055802)

第27巻

(2000-01-01発行、978-4253055819)

第28巻

(2000-03-01発行、978-4253055826)

第29巻

(2000-05-01発行、978-4253055833)

第30巻

(2000-07-01発行、978-4253055840)

第31巻

(2000-09-01発行、978-4253055857)

第32巻

(2000-11-01発行、978-4253055864)

第33巻

(2001-01-01発行、978-4253055871)

第34巻

(2001-03-01発行、978-4253055888)

第35巻

(2001-05-01発行、978-4253055895)

第36巻

(2001-07-01発行、978-4253055901)

第37巻

(2001-09-01発行、978-4253055918)

第38巻

(2001-11-01発行、978-4253055925)

第40巻

(2002-03-01発行、978-4253055949)

第41巻

(2002-05-01発行、978-4253055956)

第42巻

(2002-07-01発行、978-4253055963)

第43巻

(2002-09-01発行、978-4253055970)

第44巻

(2002-11-01発行、978-4253055987)

第45巻

(2003-01-01発行、978-4253055994)

第46巻

(2003-03-01発行、978-4253056007)

第47巻

(2003-05-01発行、978-4253204538)

第48巻

(2003-08-01発行、978-4253204545)

第49巻

(2003-11-01発行、978-4253204552)

第50巻

(2004-01-01発行、978-4253204569)

第51巻

(2004-03-01発行、978-4253204576)

第52巻

(2004-04-01発行、978-4253204583)

ドカベン 30巻 秋田書店〈少年チャンピオン・コミックス〉

000002

(978-4253030649)

プロヤキュウヘン-39

(2002-01-01発行、978-4253055932)

ドリーム トーナメントヘン volume. 2

(2012-09-01発行、978-4253217743)

ドリーム トーナメントヘン volume. 1

(2012-09-01発行、978-4253217736)

ドリーム トーナメントヘン volume. 3

(2012-12-01発行、978-4253217750)

ドリーム トーナメントヘン volume. 4

(2013-02-01発行、978-4253217767)

ドリーム トーナメントヘン volume. 5

(2013-05-01発行、978-4253217774)

ドリーム トーナメントヘン volume. 6

(2013-07-01発行、978-4253217781)

ドリーム トーナメントヘン-7

(2013-09-01発行、978-4253217798)

ドリーム トーナメントヘン-8

(2013-11-01発行、978-4253217804)

ドリーム トーナメントヘン-10

(2014-03-01発行、978-4253217828)

第1巻

(978-4253030632)

第3巻

(978-4253030656)

第4巻

(978-4253030663)

第5巻

(978-4253030670)

第6巻

(978-4253030687)

第7巻

(978-4253030694)

第8巻

(978-4253030700)

第9巻

(978-4253030717)

第10巻

(978-4253030724)

第11巻

(978-4253030731)

第12巻

(978-4253030748)

第13巻

(978-4253030755)

第14巻

(978-4253030762)

第15巻

(978-4253030779)

第16巻

(978-4253030786)

第17巻

(978-4253030793)

第18巻

(978-4253030809)

第19巻

(978-4253030816)

第30巻

(978-4253030922)

ドカベン 秋田書店〈Akita top comics wide〉

中学編 1

(2008-08-01発行、978-4253245616)

中学編 2

(2008-09-01発行、978-4253245623)

中学編 3

(2008-10-01発行、978-4253245630)

中学編 4

(2008-11-01発行、978-4253245647)

高一編 1

(2008-12-01発行、978-4253245654)

高一編 2

(2009-01-01発行、978-4253245661)

高一編 3

(2009-02-01発行、978-4253245678)

高一編 4

(2009-03-01発行、978-4253245685)

高一編 5

(2009-04-01発行、978-4253245692)

高一編 6

(2009-05-01発行、978-4253245708)

高一編 7

(2009-06-01発行、978-4253245821)

高二編 1

(2009-07-01発行、978-4253245838)

高二編 2

(2009-08-01発行、978-4253245845)

高二編 3

(2009-09-01発行、978-4253245852)

高二編 4

(2009-10-01発行、978-4253245869)

高二編 5

(2009-11-01発行、978-4253245876)

高二編 6

(2009-12-01発行、978-4253245883)

高二編 7

(2010-01-01発行、978-4253245890)

高二編 8

(2010-02-01発行、978-4253245906)

高三編

(2010-03-01発行、978-4253245944)

プロ野球編 1

(2011-02-01発行、978-4253245951)

プロ野球編 2

(2011-03-01発行、978-4253245968)

プロ野球編 3

(2011-04-01発行、978-4253245975)

プロ野球編 5

(2011-06-01発行、978-4253245999)

プロ野球編 6

(2011-07-01発行、978-4253246309)

プロ野球編 7

(2011-08-01発行、978-4253246323)

プロ野球編 8

(2011-09-01発行、978-4253246330)

プロ野球編 9

(2011-10-01発行、978-4253246347)

プロ野球編 10

(2011-11-01発行、978-4253246354)

プロヤキュウヘン 11

(2011-12-01発行、978-4253246361)

プロヤキュウヘン 12

(2012-01-01発行、978-4253246378)

プロヤキュウヘン 13

(2012-02-01発行、978-4253246385)

プロヤキュウヘン 14

(2012-03-01発行、978-4253246392)

プロヤキュウヘン 15

(2012-04-01発行、978-4253246408)

プロヤキュウヘン 16

(2012-05-01発行、978-4253246422)

プロヤキュウヘン 17

(2012-06-01発行、978-4253246477)

プロヤキュウヘン 18

(2012-07-01発行、978-4253246484)

プロヤキュウヘン 19

(2012-08-01発行、978-4253246491)

プロヤキュウヘン 20

(2012-09-01発行、978-4253246507)

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