野球狂の詩vs.ドカベン

野球狂の詩vs.ドカベン

水島新司の代表作として知られる2つの野球漫画『野球狂の詩』と『ドカベン』のクロスオーバー作品。これら2作品の主だった選手が在籍するメッツとスーパースターズの、3勝3敗で迎えた日本シリーズ最終戦の激闘を描く。

正式名称
野球狂の詩vs.ドカベン
作者
ジャンル
野球
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概要・あらすじ

2005年、岩田鉄五郎率いるメッツは日本シリーズに進出して、セ・リーグから同じく進出を決めたスーパースターズと初めての対決を迎える。そして3勝3敗から迎えた最終戦。メッツの鹿島新乃助が里中智から、そしてスーパースターズの山田太郎水原勇気からそれぞれ満塁ホームランを放つも、両チーム追加点が奪えないまま、試合は最終の9回を迎える。

登場人物・キャラクター

岩田 鉄五郎 (イワタ テツゴロウ)

プロ野球チーム「札幌華生堂メッツ」の選手兼監督の男性。齢80歳を超えてなお現役で、世の人々から球聖と謳われている。試合前、山田太郎との対決を現役生活の締めくくりにすると宣言していたが、実際には9回裏、悪球打ちの岩鬼正美の打順でマウンドに上がり、対決に臨む。

五利 一平 (ゴリ イッペイ)

プロ野球チーム「札幌華生堂メッツ」のコーチを務める男性。岩田鉄五郎とは古くからの盟友にして名コンビ。監督に極めて近いヘッドコーチとしての立場からチームの采配を振るっている。

音武田 祭 (ネブタ マツリ)

プロ野球チーム「札幌華生堂メッツ」の4番打者。チームのムードメーカーでもあるお祭り男。日本シリーズ進出を決めたシーズン最後の試合では、「大阪ガメッツ」を相手にサヨナラヒットを放ち、リーグ優勝の立役者となった。

青田 心太郎 (アオタ シンタロウ)

プロ野球チーム「札幌華生堂メッツ」のエースピッチャーの男性。日本シリーズ第7戦で先発出場し、無失点の好投を続けるが、5回裏に満塁のピンチを招き、山田太郎を打席に迎えたところで水原勇気にマウンドを譲った。

水原 勇気 (ミズハラ ユウキ)

プロ野球チーム「札幌華生堂メッツ」のコーチ兼ピッチャー。日本プロ野球史上初の女性選手である。一度は引退したが、岩田鉄五郎に請われて復帰した。ドリームボールという魔球が決め球で、山田太郎との初対決に全球ドリームボールで挑もうと試みるが、その初球でホームランを打たれてしまう。

鹿島 新之助 (カシマ シンノスケ)

プロ野球チーム「札幌華生堂メッツ」のキャッチャーの男性。外野手の猪又、投手の蝶野と3人で、「猪鹿蝶」と呼ばれている。日本シリーズ第7戦において、里中智から満塁ホームランを放つ殊勲を挙げる。

山田 太郎 (ヤマダ タロウ)

プロ野球チーム「東京スーパースターズ」の4番バッターの男性。抜群のキャッチング技術と意外性のあるリードで日本一の捕手と呼ばれている。愛称は「ドカベン」。どんな球種にも対応できる天才スラッガーであり、また心理戦にも長けていて、水原勇気の「全球ドリームボール」という配球を読み切り、初見でホームランにした。

土井垣 将 (ドイガキ ショウ)

プロ野球チーム「東京スーパースターズ」の選手兼監督の男性。山田太郎とは高校時代からの盟友であり、「闘将」というあだ名もその当時からのものである。2004年、「東京スーパースターズ」の新結成時から監督に就任し、2005年には名采配によって初優勝に導いた。

里中 智 (サトナカ サトル)

プロ野球チーム「東京スーパースターズ」のエースピッチャーの男性。「東京スーパースターズ」の新結成に伴って移籍して来て、山田太郎と高校以来の黄金バッテリーを組むこととなった。史上最強のアンダースロー投手で、「小さな巨人」と呼ばれている。日本シリーズ第7戦において、ピッチャー返しを捕球したことによる腕の痛みに耐えながらも完投を果たす。

岩鬼 正美 (イワキ マサミ)

プロ野球チーム「東京スーパースターズ」の1番でサードの男性。山田太郎とは高校時代からの盟友。悪球打ちの豪打で有名だが、守備も一流。またチームのムードメーカー的な役割も担っている。トレードマークは口にくわえた葉っぱ。

殿馬 一人 (トノマ カズト)

プロ野球チーム「東京スーパースターズ」の内野手の男性。山田太郎とは高校時代からの盟友。野球はもちろん、音楽家としても天才的な才能を持つ。「秘打」と呼ばれる数々のテクニカルなバッティング技術を駆使し、そのほとんどにクラシックの曲名が付けられている。守備も一流であり、こちらは「秘守」と呼ばれる。語尾に「づら」を付けてしゃべる。

その他キーワード

ドリームボール (ドリームボール)

水原勇気の伝家の宝刀と言われる魔球。握りはフォークボールのように球を人差し指と中指で挟むが、本来ならば縫い目のないところに指を掛けるのに対し、あえて縫い目に合わせて指を掛けるのが特徴。この握りでアンダースローから投じられた球は、ストレートの軌道を描きながらも打者の手元でホップし、その後揺れながら落ちて最後にスクリューボールのような変化を見せる。

ハエ止まり (ハエドマリ)

岩田鉄五郎の「にょほほ~」という気の抜けた掛け声とともに投じられる、ハエが止まるほど遅いチェンジアップ(減速して落ちる球)。往年の鉄五郎にとってはあくまで球種の1つであったが、80歳を越えた今、彼が投げられるのはこの球のみ。

悪球打ち (アッキュウウチ)

岩鬼正美の代名詞的なバッティング。どんなボールだろうと、ストライクゾーンから外れていればホームラン性の当たりにしてしまうことができる。一方で、ストライクゾーンの好球は打つことができないという欠点がある。

秘打 (ヒダ)

殿馬一人の、余人に真似のできない特殊なバッティング技術の総称。数多くの種類が存在するが、日本シリーズ第7戦で見せた「秘打皇帝円舞曲」は、速球にグリップバントを合わせて球に強い回転を付け、イレギュラーバウンドを起こさせるというテクニックである。このような技術は守備において発揮されることもあり、その場合は「秘守」と呼ばれる。

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