ハロー張りネズミ

ハロー張りネズミ

東京都にあるあかつか探偵事務所に務める七瀬五郎探偵と相棒の木暮久作が、人情味溢れる性格と個々の秀でた才能を活かして事件解決に挑む姿を描く。テーマは人情ものやサスペンスから企業もの、や超常現象に至るまで幅広い。1980年から1989年にかけ講談社「週刊ヤングマガジン」にて連載。TBSでドラマを放送。(2017年7月14日~)七瀬 五郎:瑛太、四俵 蘭子:深田恭子、木暮 久作:森田 剛、風 かほる:山口智子

あらすじ

風かほるが所長を務めるあかつか探偵事務所は東京都板橋区の下赤塚にある。訪れるクライアントから大小様々な依頼を受け、ボサボサのハリネズミのような頭のままで寝ずに調査対象を尾行するため通称・張リ寝ズ視(ハリネズミ)と呼ばれる七瀬五郎(ハリネズミ)木暮久作(グレ)がタッグを組み調査に踏み込んでいく。調査の進行とともに市井の人々一人一人の人生にスポットライトが当たっていく人情味あふれるストーリーが展開される。新薬を開発する製薬会社からの依頼や、超常現象についての調査などバラエティーに富んだ事件が次々と舞い込んでくる。

第1巻 あかつか探偵団~人間蒸発~17歳のプレリュード

ハリネズミとグレがリバティーハウスでいつもの通りヒマを持て余していると、マスターが、日曜日にのみ来店する謎の美人客の素性調査を依頼。調査料はコーヒー券10枚だったが、所長・風かほるがこの条件をのみ、ハリネズミは尾行を開始する。どうやら謎の美女は、下赤塚に住んでいるらしい。名前と住所も突き止めたが、更に動きを探るため、ハリネズミとグレは徹夜で張り込むが、翌朝そのアパートから現れたのは男だった。美女と男の関係を探るうちに、ハリネズミは抜き差しならない局面に立たされた。(第1話 あかつか探偵団)

その後も、次から次へと、麻薬、 失踪者、記憶喪失、ポルターガイスト絡みの様々な調査が舞い込んでくる。

第2巻 旅の重さ~黄昏大陸~ 銀雪の嶺

 旅の重さ:いつもと同じように喫茶店リバティーハウスでヒマをつぶしていたハリネズミとグレに、行方不明の娘の捜索依頼が舞い込む。西北大学文学部三年生の宮崎亜希子が両親に連絡もせず、下宿から姿を消していた。大学で友人や関係者に聞き込みをするハリネズミ。その結果、同じ大学の法学部四年生・久保山哲郎と一緒に、北へ向かったことがわかる。二人の行方をつきとめたハリネズミは、子供たちの夢を育てるためという二人の熱い夢に向き合う。(第8話 旅の重さ)

中国残留孤児の問題に踏み込んでいく。(第15話 黄昏大陸)

第3巻 スティング~ おかしな二人

鹿山建設の課長夫人は、いつも家にいるタイプだったが、急に、頻繁に外出するようになった。不審に思った夫からの依頼で、ハリネズミが尾行を開始する。課長夫人は、真昼間から男とラブホテルに入っていく。単純な浮気かと思われたが、そこには更に深い理由が隠されていた。グレの元ギャンブラーの腕が、事件解決に役に立つ。(第17話 スティング)

どこか陰りのある美女・尾津蓮子がハリネズミに、誘拐事件の解決を依頼する。彼女は別れた男から脅迫を受けていた。事件は急展開を迎え、解決するが、2人は深く愛し合うようになっていた。しかし、蓮子は麻薬密売組織に拉致されてしまう。危険を冒し彼女を探すハリネズミに最悪の事態が迫る。(第20話 マラソンマン)

第4巻 復活~サンダー交易疑獄事件~能登へ

四十九日を迎えたが、未だ恋人だった尾津蓮子を忘れられないハリネズミ。そこへ、蓮子を知る男性が現れ、彼女は一卵性双生児だったことがわかる。蓮子とウリふたつの容姿を持つ妹の四俵蘭子を見つけ出したハリネズミだが、蓮子との思い出が甦り、動揺が隠せない。蘭子は自分にそっくりな姉がいたことを全く知らなかった。ハリネズミは蘭子に蓮子のことを伝えるべきかどうか思い悩む。(第25話 復活)

第5巻 北陸コネクション~リトルロマンス

サンダー交易疑獄事件に絡む社長謀殺事件の裏側にある謀略と犯人たちの黒い欲望をハリネズミが暴いていく。謀殺された四俵前社長の養女であった蘭子は、復讐を誓いハリネズミと共に証拠を固めていく。真相に肉薄し始めた2人に差し向けられる殺し屋。次第に明らかになる疑獄事件の全貌は、政界の大物をも巻き込む巨大なものだった。(第42話 春の終焉)

第6巻 残された時間~真夜中のベル

60歳を越え、一人暮らしの栗田医院院長・栗田は末期がんを宣告された。残りの命は一か月足らず。運転免許を持っていない栗田は1ヶ月間、当てもないドライブ旅行につきあってくれる相手を求めて、あかつか探偵事務所にやってくる。ハリネズミがドライブ旅行の同行者兼運転手となることになった。目的地の無い旅のはずだったが、栗田は急に、5年も会っていない息子に会いに福島へ行きたいと言う。この親と子に隠された秘密にハリネズミは直面する。(第45話 残された時間)

第7巻 コインロッカー物語~誘拐~娘の結婚

ヒッチハイクの少年を乗せてやった長距離輸送トラックの運転手が、その少年に財布を盗まれたと、ハリネズミに相談に来た。カンでは少年は家出をしてきたはずで、新宿にいる気がすると言う。午前0時を過ぎても子供たちが新宿から帰ろうとしない姿に、ハリネズミたちは戸惑う。突然、その少年とバッタリ出くわす2人。追いかけて捕まえると、少年は意外な告白をする。(第51話 コインロッカー物語)

子供が誘拐された、取り戻してくれと、父親があかつか探偵事務所に駆け込んできた。その子供は愛人に産ませた子なので、警察には届けられないと言う。子供さえ無事ならば犯人の要求通りに身代金は支払うと言う依頼人。ハリネズミが身代金の受け渡しを代行することになった。無事、子供を取り戻したハリネズミだが、犯人のへの怒りが収まらず、ある行動に出る。(第52話 誘拐)

第8巻 亡霊調査I~閉ざされたカーテン~生存に乾杯!

ボーリング場で町内対抗戦に参加していたハリネズミたち。貿易商だった夫が14年前に冬のカラコルムで遭難した未亡人から調査を依頼される。未亡人は、そのボーリング場のイベント写真に写り込んいる男が、亡くなったはずの夫と確信していた。半信半疑だったハリネズミだが、その男・高瀬の足取りを追い始める。様々な妨害を乗り越え、調査した結果、ハリネズミは高瀬がソ連KGBの工作員となり、生きていたことを知る。しかし、正体の露見した高瀬とハリネズミは命を狙われる。(55話 亡霊調査I)

第9巻 国境の町I~雌伏の日々~オホーツクに散る

春日部市のバー梓で働いている松永京子は、かつて同棲していた男が、1年前身元不明死体になっていたことを知る。京子は遺骨を引き取り、その男・木村博志が誰かに殺害されたものと直感する。死因と故郷探しを依頼されたハリネズミは博志の足取りを追い、とうとう根室にたどり着いた。そこでテレビ局の帯と出会い、博志がレポ船(ソ連のスパイ活動をする船)組織との関りが深いことを突き止めた。少しづつ、博志の素性と過去が明らかになる。北方領土問題に絡む組織による博志謀殺の証拠をつかんだハリネズミたち。しかし組織の魔手が徐々に忍び寄っていた。(64話 国境の町I)

第10巻 決闘~故郷は遥か遠く~緋牡丹お蝶

木村博志殺人事件の真相を突き止めたハリネズミと帯。レポ船の元締めとなった村中を罠にはめ、殺人事件の加害者で唯一の生存者・岩政を追跡する。川合は覚醒剤の果樹摂取により、すでに落命していた。ようやく岩政からレポ船の内情を聞き取るが、予想だにできなかった実情を知ることになる。(75話 故郷は遥か遠く)

第11巻 或る夜の勝負~轢き逃げ~赤と白のコンチェルト

大学4年生のトシは、喫茶店のウェイトレス・ヨシ子と同棲していた。ところがヨシ子が妊娠してしまい、堕胎手術に20万円必要になる。トシは高額レートの賭けマージャンで20万円を稼ごうと企てる。大学内で無敵を誇った腕で勝ち進み、20万円の稼ぎまで、あと少し。軍資金が無くなりリタイアした老人の代わりに、雀卓についたのは、グレだった。トシの運命が激変する。(81話 或る夜の勝負)

突然、身に覚えのない轢き逃げをしたのを見たと、見知らぬ脅迫者から電話がかかって来た。翌朝の新聞には、自分が車で通りかかった時間と場所で轢き逃げ事件があったと報じられている。悩み苦しんだ男は、あかつか探偵事務所に。事件を担当したハリネズミは、慎重に先方の出方を待つようにアドバイスする。しかし、200万円を支払えという相手の要求に従ってしまった依頼者。ハリネズミが暗闇で笑う脅迫者を追い詰める。(84話 轢き逃げ)

第12巻 誰かが聴いている~遥かなる謝礼~虹色のブルース

1か月前、夫婦でマンションに引っ越してきた主婦が、掃除中にベッドルームで盗聴器を発見。誰が仕掛けたのか、思い悩んだ主婦はあかつか探偵事務所に相談する。ハリネズミが盗聴器を調べると、それは受信範囲が100メートルほどの安価なものだった。犯人はこのマンションの住人だと確信したハリネズミ。主婦に、今までに部屋を訪れてきた友人たちのリスト作成を指示する。策略を立て犯人のあぶり出しに成功したハリネズミたちは、今度は逆に、罠を仕掛ける。(90話 誰かが聴いている)

見知らぬ亡くなった62歳の女性が、なぜか保険金1000万円の受取人に自分を指名していた。突然、大金が舞い込んだ主婦は、犯罪がらみではないかと心配し、ハリネズミを訪ねる。亡くなった女性の身辺調査から、浮かび上がる意外な事実。一見、事件は解決したように思われたが、更にこの保険金事件には深い奥が待っていた。 (91話 遥かなる謝礼)

第13巻 異形の良薬~アリバイくずし~ 輝ける海

志摩半島の英虞湾に近い林の中で美人の首吊り死体が発見される。自殺か他殺か不明だが、彼女は、銀座の一流クラブのママだった。その半月後、製薬会社の社長がハリネズミを訪ねてくる。その製薬会社の主力製品は、独占権の切れたメーカーの薬をコピーしたものだった。社運を賭け、社長は新薬開発に取り組んだが、大手製薬会社にデータをスパイされ、先に発売されてしまったと訴える。この事件の核心は製薬業界の複雑な構造にあるようだった。ハリネズミがスパイ事件の真相を探る内、新薬開発に絡んだ病院と製薬会社の黒い癒着が明らかになる。亡くなった銀座のクラブのママと懇意にしていた医師Aに、捜査の焦点は絞られていく。しかし彼には完璧なアリバイがあった。(第100話 異形の良薬)

第14巻 殺し蜂 狂い蜂~ママ 淋しかったの~夢で逢いましょう

ハリネズミがマネージャーとしてついていたポルノ女優・渚エリカが、ロケ現場でスズメバチに刺され死亡。彼女は、人使いが荒く、仕事は不真面目、それに人の男を寝取るのが趣味と言う性悪女だった。エリカが死亡した現場にいたスタイリストが殺したのではないか、とハリネズミはにらむ。彼女はエリカに恋人だった助監督を寝取られ、しかも、その後エリカに捨てられた助監督は首を吊り自殺をしていた。(110話 殺し蜂 狂い蜂)

ハリネズミは有名女流作家から、家の中に誰か見知らぬ他人がいるに違いない、至急、調査してくれと頼まれる。彼女は子供と二人暮らしだった。執筆の追い込みでホテルにカンヅメになっている時、誰かが子供のために料理をしたり、一緒に遊んでいると直観していた。ハリネズミは彼女の自宅にカメラを仕掛ける、そこにに映っていたのは、ありえない人物だった。(112話~116話 ママ 淋しかったの)

第15巻 魔性の系譜

著名な俳優・梓茂丸は49歳だったが、疲れやすさを自覚し、若死にの家系ではないかと悩んでいた。彼の直系尊属である父も祖父も曽祖父も申し合わせたように50歳で死亡していた。何か遺伝的な欠陥があるのではないかと思い、ハリネズミに調査を依頼する。徳島県の山奥、梓の故郷にある寺の書庫に梓家の過去帳が保管されていた。そこでハリネズミは自殺して果てた梓の父の日記を発見する。その日記には、「吸血の血脈なり」という謎の言葉が書きつけられていた。梓の家系は本当に吸血鬼なのか、ハリネズミは350年間にわたる血脈のミステリーに挑む。(第120話~129話 魔性の系譜)

第16巻 目明五郎江戸初夢~差出人なき手紙~田舎道の祝福

江戸時代を舞台にした特別篇。寛政7年2月江戸八丁堀で紅毛人の死体が発見される。男は裸で右肩から袈裟懸けで肺まで斬られていた。死体の検分を与力に中止させられた赤塚組の目明しハリネズミは、あきらめきれない。紅毛人の死体の爪の間に入っていた顔料と墨、雲母から浮世絵の版元と関係があると推理。 東洲斎写楽の正体に迫るハリネズミ。(130話  目明五郎江戸初夢)

あかつか探偵事務所に怪しい手紙が舞い込んだ。手紙の文面には、この手紙が届き次第、訪ねてきてほしい。しかし、私は行方不明か死亡しているかもしれない。死亡していた場合、犯人は伊佐川良二、とあった。ハリネズミが手紙の差出人の女性を訪ねると、彼女は二十日も前に自殺していた。これは本当に自殺なのか、それとも巧妙な殺人なのか、ハリネズミは犯人と名指しされた伊佐川良二の捜索を開始する。(131話~133話 差出人なき手紙)

第17巻 墜落せず~開明されし者~目明五郎京都酔醍

羽田空港にいる水田と名乗る男性から、自分の代わりに飛行機で徳島へ重要書類を持っていってほしいと電話で依頼があった。水田から書類の入った鞄を受け取り、徳島に着いたハリネズミは届け先へ電話をした。するとお客様のおかけになった電話番号は現在使われていないとの自動音声、水田に電話しても同じ自動音声が流れた。いたずらだったのかと思い、鞄を開けてみると、入っていたのは時限爆弾だった。飛行機がエアポケットに入り、大きく揺れた時、時限装置が壊れ、ハリネズミは九死に一生を得たようだった。飛行機の乗客の中に殺害したい相手がいたのか、それとも無差別殺人を狙ったのか、ハリネズミの執念の追跡が始まる。(140話~143話 墜落せず)

第18巻 いざなう光~夢のかけら~春立ちぬ

埼玉県麦登呂村の中学生がUFOの写真を撮った。関東テレビのUFO番組ディレクター・矢尾板は、そのUFO写真が本物だと考え、麦登呂村へ。矢尾板が夜中にUFO写真の現場周辺を調査中、パジャマ姿の少年が目の前で光の玉に吸い込まれ空中に消えるのを目撃。その少年は、不思議なことに約1時間後には家で寝ているのを発見された。少年の蒲団の中で矢尾板は奇怪な石を見つけ持ち帰る。その石の出どころ調査を矢尾板から依頼されたハリネズミに届いたのは、驚くべき石の成分分析結果だった。再び少年が行方不明になった。その行方を追い、ハリネズミたちはオーストラリアへ飛ぶ。(150話~155話 いざなう光)

第19巻 ハワイアン哀歌~黒の弾道~目明五郎恋緋桜

先月末、ハワイに行ったきり2週間以上も連絡が無い72歳の父を探して欲しいと、娘から依頼があった。行方知れずの男性・時国哲夫は、元高校の英語教師で、第二次世界大戦の激戦地・硫黄島の生き残りだった。ハワイに到着したハリネズミは、時国が連絡を取った相手を突き止める。捜査が進み、ハリネズミが突き当たったのは、ハワイへ移住した日本人たちを襲った第二次世界対戦中の悲劇だった。(160話~162話 ハワイアン哀歌)

第20巻 殺意の領分~過去との遭遇~雨の物語

四年前に失踪した夫を探して欲しいと妻から依頼があった。夫の名前は遠山剛で当時47歳の建築会社のサラリーマン、しかし家族でドライブ中に大事故を起こし、それが原因で失踪してしまう。その夫を妻は、偶然、警察の殺人犯指名手配写真の中に見出した。警察に捕まる前に、一度、夫と会いたいと、妻は切ない希望を持っていた。男が殺人事件を起こした佐渡へ、ハリネズミは手がかりを求め飛ぶ。(170話~174話 殺意の領分)

第21巻 長い黒髪の女~呪の輪廻~ラストプレゼント

ある夜、ハリネズミは綺麗な長い黒髪の女と街角でぶつかった。何かで急いでいたその女が、翌朝、自殺死体で発見される。娘の死は自殺に偽装された殺人ではないかと母親が調査を依頼。その長い髪の女を殺す動機を持っていた4人の男たち。しかし彼らには鉄壁のアリバイがあった。ハリネズミは密室殺人事件の謎に挑戦していく。(180話~183話 長い黒髪の女)

第22巻 価値の死角~落ちる女~父の贈り物

東証二部上場の中堅企業・東洋化工舎社長の正木と娘は、東証一部上場企業の優良企業・日成メタル社長の黒田とその長男4人でゴルフを楽しんでいた。黒田の長男と正木の娘は婚約中で、近々姻戚関係となるはずだった。正木はクラブハウスで見知らぬ男から封筒を手渡される。その中には、裸で凌辱されている娘の写真があった。その後一週間、写真を渡してきた男からは何の要求もない。娘を問い詰めることもできない正木はハリネズミに調査を依頼。浮かび上がってきたのは株の仕手戦だった。正木の会社の株は仕手筋に買いこまれていた。娘の写真と交換に高値で株を買い戻させようという狙いがあるようだった。しかしこの事件にはさらに重大な罠が仕組まれていた。(190話~198話 価値の死角)

第23巻 1945年夏物語~浮気な女房にご用心~眠る埋蔵金

年末、グレの故郷・広島での仕事を終えたハリネズミは、レトロな居酒屋に入った。すると原爆が投下される前日、昭和20年8月5日にタイムスリップ。

その居酒屋に配達に来た男はグレの父親だった。原爆投下までの残り時間は20時間。 グレの両親を救うためハリネズミは限られた時間と格闘し始める。(202話~205話 1945年夏物語)

第24巻 10階のモンスター~北の国から来た女~特別編ハリネズミ交遊録~短編六本木心中

とびきりの美人、女優の白石福美から仕事の依頼がハリネズミに。福美は妊娠3か月、しかし過去一年間思い当たる行為をしたことが無いと言う。ただ彼女は夢で何回か行為をした記憶を持っていた。その時、部屋に落ちていたライター、ボタンを元に、いったい誰に妊娠させられたか突き止めて欲しいと依頼される。調査を開始するハリネズミだが、その証拠品は、なぜかハリネズミのものだとわかる。それは背筋も凍る事件の開幕だった。(213話 10階のモンスター)

登場人物・キャラクター

七瀬 五郎

あかつか探偵事務所に所属する探偵の男性。山口県出身で実家は農家だが、子どもの頃に両親をなくす。独身。持ち前の粘り強さと身体能力を活かして依頼解決に全力で向かっていく。尖った前髪からハリネズミの愛称がつくが、自分では張り込みで寝ないこともあるため張り寝ず視であるとも思っている。

あかつか探偵事務所の探偵で七瀬五郎の相棒の男性。仲間からグレさんと呼ばれている。元プロのギャンブラーの肩書を持つ。小太りな体型と短いあごひげが特徴。鋭い洞察力で七瀬五郎をサポートするが、オカルト的なこ... 関連ページ:木暮 久作

風 かほる

七瀬五郎が所属するあかつか探偵事務所の所長を務める女性。独身。容姿端麗で頭もきれるが、大酒飲みで酒を飲みながら事務所のソファで寝ることもある。人望が厚い。

梓 夢子

東京大学教養学部に通う女子学生。七瀬五郎が所属するあかつか探偵事務所によく出入りして、シンクタンク的存在になっている。ショートボブヘアが特徴。

七瀬五郎が所属するあかつか探偵事務所の電話番アルバイトの女性。七瀬五郎の恋人だった尾津蓮子の小さい時に別れた双子の妹。元は大企業サンダー交易社長の養女だったが、ある陰謀にはめられた養父が謎の死を遂げ、... 関連ページ:四俵 蘭子

リバティーハウスのマスター

七瀬五郎が所属するあかつか探偵事務所の裏路地にある喫茶店リバティーハウスのマスター。年齢不詳で独身の男性。とても真面目な性格。鼻の下の髭がトレードマーク。

梓夢子が家庭教師をしている小学生の女の子。実家はお金持ち。梓夢子を通して七瀬五郎に仕事を依頼し、以降、七瀬五郎になつく。おませな性格で、七瀬五郎にやきもちをやくこともある。両親が海外赴任になり、その間... 関連ページ:細井 朝子

尾津 蓮子

あかつか探偵事務所に依頼主として現れ、七瀬五郎と出会う。瀬戸内海の小島出身。薬物中毒だった過去がある。天真爛漫な性格で、突然七瀬五郎の近所に越して部屋に出入りするようになる。いつしか七瀬五郎も尾津蓮子心惹かれるようになりふたりは恋人同士になるが、ある日事件に巻き込まれて命を落とす。

南 謙次郎

七瀬五郎と男女関係にある四俵蘭子の元恋人の男性。芸者の母親ひとりに育てられ、貧しい幼少時代を過ごす。元は業界新聞発行者で、四俵蘭子の養父に可愛がられていた。しばらく刑務所にいたが、出所したところで四俵蘭子、七瀬五郎とともに、四俵蘭子の養父の仇を討つために動く。

五十嵐 白梅

七瀬五郎の相棒小暮久作が心を寄せている女性。スナック・アップルソースのママ。山間の小さな田舎町の出身。独身だが田舎では社長夫人であると嘘えをついているため、法事のときに小倉久作に自分の夫、七瀬五郎にその秘書のふりをさせて一緒に連れて行った。その際、七瀬五郎に出生の秘密を知られている。

河合 節子

霊能者の女性。七瀬五郎が超常現象が起こる事件に携わったとき、オカルト雑誌の編集者の知人から紹介される。見た目は普通の小太りのおばさんだが、強力な力を持つ。普段は普通の主婦生活をしており、霊能力のことは家族にも内緒にしている。

小暮 好子

七瀬五郎の相棒小暮久作の母親。広島県で夫とともに酒屋を営む。ある年末、広島へ行った七瀬五郎は、突然1945年8月にタイムスリップし、妊娠中の小暮好子と出会う。原爆投下の日、七瀬五郎に爆心地から離れたところまで連れて行かれ難を逃れた。

場所

あかつか探偵事務所

東京の北のはずれの下赤塚にある探偵事務所で、七瀬五郎、小暮久作らが所属している。下赤塚駅前の商店街を抜けた裏通りで開業。依頼人は事務所で契約を結び、物語が始まっていく。

リバティーハウス

あかつか探偵事務所の裏路地にある喫茶店。七瀬五郎、小倉久作が常連で、よく暇つぶしをしている。

書誌情報

ハロー張りネズミ 全14巻 講談社〈講談社漫画文庫〉 完結

第1巻

(1997年11月発行、 978-4062603652)

第2巻

(1997年11月発行、 978-4062603669)

第3巻

(1998年1月発行、 978-4062603836)

第4巻

(1998年1月発行、 978-4062603843)

第5巻

(1998年2月発行、 978-4062603881)

第6巻

(1998年2月発行、 978-4062603898)

第7巻

(1998年3月発行、 978-4062603928)

第8巻

(1998年3月発行、 978-4062603935)

第9巻

(1998年4月発行、 978-4062604055)

第10巻

(1998年4月発行、 978-4062604062)

第11巻

(1998年5月発行、 978-4062604222)

第12巻

(1998年5月発行、 978-4062604239)

第13巻

(1998年6月発行、 978-4062604475)

第14巻

(1998年6月発行、 978-4062604482)

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