バケツでごはん

バケツでごはん

上野原動物園の動物たちを擬人化した漫画。動物園の動物たちは、実はエンターテイナーとして動物園で働き、仕事が終わると秘密の町に帰り人間と変わらない生活をしているという設定。そんな動物たちの日々の生活を描く。

正式名称
バケツでごはん
ふりがな
ばけつでごはん
作者
ジャンル
動物擬人化
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概要・あらすじ

上野原動物園ギンペーを始めとする動物たちは、毎日秘密の地下鉄で動物園まで通っているエンターテイナーであり、立派な仕事として働いていた。そんな動物たちは、仕事が終わると秘密の町に帰り、人間と同じような生活をしている。ある日ギンペーは集団の動きを統一させるため、他のペンギンたちに勤務時間外でのリハーサルを提案する。

しかし、他のペンギンたちに却下されてしまう。

登場人物・キャラクター

ギンペー

『バケツでごはん』の主人公の王様ペンギン。上野原動物園で働いている。人に気を使い情も厚いが、芸に対しては厳しいため他ペンギンたちからうとまれてしまうことがある。上野原動物園は中途採用で入社し、そのことをコンプレックスに思っていた。メスペンギンのミントに一目惚れをするが、女性に対して不器用なため、逆に嫌われているのだとミントに誤解された。 その後、メスペンギンのピンキーと恋に落ち結婚する。

サンペー

上野原動物園で働くオスのペンギン。ギンペーの弟分のような存在で、ギンペーのことをとても慕っている。恋に関しては鈍感で、ギンペーがミントに恋していることに気付かず、逆に嫌っているのかと思っていた。そんな誤解のなかでミントと親しくなり、結婚することになる。酒に弱く、飲むとすぐ倒れてしまう。

チェザーレ=スカタン

上野原動物園で働くオスのペンギン。プレイボーイでいつも身なりに気を遣い、キザな振る舞いをしている。メスペンギンのミントをめぐりギンペーと恋のライバルになるが、お互いふられたことから仲良くなる。一時期は、周りからギンペーと恋仲であると勘違いされていた。

ミント

上野原動物園のペンギンコーナーでヒロイン的な存在であるメスペンギン。ギンペーが上野原動物園に就職する前から病気で長期入院をしていたが、退院後は職に復帰。ギンペーに一目惚れされたが、後にサンペーと職場結婚する。あまりに料理が下手なため、料理修業に出ることを決意し、上野原動物園を退職する。

ピンキー

ミントが退職した後、採用された美しいメスペンギン。他の2羽のメスペンギンたちとセクシー3というグループを組んでいる。その美しさが原因で、異性も同性も本当の友だちがなかなかできず孤独な思いをしていた過去がある。貧血で倒れたところをギンペーに助けられ、それをきっかけにギンペーに恋をする。

ズブロフスキー

優しい性格の、オスのオオカミ。かつては上野原動物園に勤めていたが、退職してリサイクル工房をやっている。家族がおらず天涯孤独だったが、廃品回収をしていた時、ゴミ置き場で見つけた子ぶたのタボンと一緒に暮らすことになる。実はとても金持ちで、使用人を何人も雇っているような家に住んでいる。

タボン

オスの子ぶた。母親から虐待を受け続け、家出していたところをズブロフスキーに拾われ一緒に住むことになる。母親には食事もろくに与えられていなかったため、必要以上に食べてしまう癖がある。ズブロフスキーの前から姿を消した時、ギンペーが保護して、親から幼児虐待されていたことを聞き出した。 ズブロフスキーと一緒に暮らすうちに、だんだん閉ざしていた心を開いていく。

フラジー

上野原動物園で働くメスのキリン。白馬に乗った王子様を待ち、花占いを楽しむような、夢見る乙女。妄想も激しい。黒田のことが好きだが面と向かって告白はできない。同じく黒田が好きなミミとは衝突ばかりしていたが、いつのまにか仲良くなる。いつも、つけまつ毛をしている。

寅二 (とらじ)

上野原動物園で働くオスのトラ。仕切るのが上手く、社交的。同僚たちを代表して、園長に要望をかけあうこともある。上野原動物園で新しい動物を一般公募した際に、ギンペーと共に面接官を務めた。女の子のいる店が好きで、たまに同僚を誘って行く。生まれたばかりの双子の息子を溺愛し、親ばかぶりを発揮している。

黒田

上野原動物園で働く、オスの黒ヒョウ。一見クールで、キリンのフラジーとミンクのミミに好かれている。性格は真面目。バツイチで、まかない付きの下宿に住んでいる。ハロウィンパーティーの仮装で女装にはまる。

ロン

上野原動物園で働くオスのパンダ。人気者のためエリート意識が高く、他の動物たちを見下している。最初は上野原動物園に様々な要求をして特別扱いをさせていたが、人気の下降などからその要求が通らなくなり動物園を退社。その後自分でパンダ園を立ち上げるも、経営が上手くいかず失踪する。

リーチ

上野原動物園で働く、オスの子どもパンダ。父親のロンと一緒に上野原動物園で働く。父親からはエリート意識を持つよう教育されているが、そのことに疑問を持っている。ギンペーたちの芸を見て、自分も玉のりを練習し始める。家族思いで、ギンペーたちからもとても良い子だと思われている。

ミミ

上野原動物園で働くオスのミンク。オスだが、見た目が可愛く、性格も女の子そのもの。協調性がなく生意気なだが、客に最高の自分を見せたいという理由から毎日ジムでトレーニングをするというプロ意識はある。ギンペーとはそりがあわない。黒田に一目惚れし、同じく黒田が好きなフラジーと衝突することが多い。

加藤

上野原動物園で働く飼育係の人間男性。ギンペーら動物たちとは同僚にあたり、お互い人間の言葉で会話をしているが、客の前では決して会話をせず動物と人間の関係を貫いている。上野原動物園の秘密を知る数少ない人間のひとり。動物たちからは信頼が厚く、慕われている。小学生の娘がいる。

集団・組織

セクシー3 (せくしーすりー)

『バケツでごはん』に登場するグループ。ピンキーを含む、美しい3羽のペンギンたちがメンバー。かつてその美しさが原因で、セクハラややっかみなど職場で辛い経験をしてきた3羽が出会い結成。そんな経験から、トラブルを避けるために職場の人たちとプライベートな付き合いをしないことをグループのポリシーとしている。仕事に関して、特別扱いされることを嫌う。

場所

上野原動物園 (うえのはらどうぶつえん)

ギンペーたちが勤めている動物園。園内には秘密の地下鉄があり、ギンペーらはそれを使って秘密の町から通勤している。

串焼きケンちゃん (くしやきけんちゃん)

上野原動物園に勤めている動物たちが行きつけにしている居酒屋。安くて、美味しく、気軽に行ける店で、歓送迎会などにも使われている。マスターはケンという名前のオス猿。

アニメ

バケツでごはん

とある街にある上野原動物園にいる動物達は、実は来場者を楽しませるために演技をしているエンターティナー達だった。動物達は日々、上野原動物園の地下にある地下鉄で動物の街から通勤していた。 プロ意識の高いペ... 関連ページ:バケツでごはん

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