概要・あらすじ
離婚を機に脱サラした中年男トキノミノルは、サンド職人としてパチンコ屋に就職する。サンド職人とは、人間玉貸機として口からパチンコ玉を吐き出して、客に渡すという激務だった。血を吐きながらも仕事をこなし、サンド職人として奮闘するミノル。しかし、業界にはCR機の普及という波が押し寄せていた。
登場人物・キャラクター
トキノ ミノル
怠け者で、何の取り得もない35歳の中年男性。離婚を機に脱サラし、サンド職人に転職する。サンドとはパチンコ屋にある玉貸機のことで、人間サンドとして口からパチンコ玉を吐き出し、客に手渡すのが役割。
陳
トキノミノルがサンド職人として就職したパチンコ屋で働く古株のサンド職人。禿げ頭の老人。サンド職人は百円、五百円、千円とパチンコ玉と交換する金額に応じて昇格していくが、陳はその最高格である千円任務。銀玉で体を壊すサンド職人など長くやるもんじゃないと、ミノルに進言する。
龍太
トキノミノルの後輩となるサンド職人で若い男性。リーゼント頭の元チンピラ。ミノルからサンド職人として一から仕込まれ、アニキと慕う。