概要・あらすじ
美津江とその妹・ひろみは、夏休みに母とともに、母の田舎・神谷家を訪れていた。5年前に再婚して2人の元に現れた母は、医者に見放されるほどの重病にかかっていた。神谷家で母は、祖母から神谷家に伝わるという謎の治療を受けていた。それが、悪い血を吸うというヒルを母の体に這わせる事と知った美津江とひろみは、祖母の留守中、その治療法で苦しむ母を可哀相に思ってヒルを池に捨ててしまう。
その晩、どこからともなく無数のヒルが現れ、眠っていたひろみの布団に潜り込む。ヒルに血を吸われたひろみが母の元へ行くと、布団の中の母は大量のヒルに絡みつかれていた。それを見て倒れたひろみは高熱を出してしまう。
登場人物・キャラクター
美津江 (みつえ)
二つ結びの少女。夏休みに母、妹ひろみとともに、母の田舎・神谷家を訪れていた。祖母が母に施す治療が、悪い血を吸うというヒルを体に這わせる事と知る。この治療に苦しむ母を可哀想に思って、ひろみと共にヒルを池に捨ててしまう。その晩、大量のヒルが現れ、母、ひろみに奇怪な出来事が起き混乱する。
ひろみ
ショートヘアーの少女。夏休みに母、姉の美津江とともに、母の田舎・神谷家を訪れていた。祖母が母に施す治療が、悪い血を吸うというヒルを体に這わせる事と知る。この治療に苦しむ母を可哀想に思って、美津江と共にヒルを池に捨ててしまう。その晩、布団の中に潜り込んできたヒルに吸い付かれてしまう。 その後大量のヒルに絡みつかれた母の姿を見て倒れ、高熱を出してしまう。
母 (はは)
5年前に美津江、ひろみの新しい母として2人の元にやってきた。医者に見放されるほどの重病を患い、娘達と共に田舎の神谷家を訪れ、祖母からヒルに悪い血を吸わせる治療を受けている。それは激しい苦しみを伴うもので、哀れに思った娘達にヒルを捨てられてしまう。その晩、大量のヒルに絡みつかれ、変わり果てた姿になって現れる。
祖母 (そぼ)
母の田舎・神谷家に住んでいる。重病に侵された母に、代々伝わるというヒルに悪い血を吸わせる治療を施している。孫にあたる美津江・ひろみ姉妹には、はじめその治療法を秘密にしていた。