概要・あらすじ
中学3年生の獅子ヶ谷桜は、一つのことに熱中すると周りが見えなくなる少年。小学生の頃にたまたまラグビーの試合を観戦した桜は、そこで活躍していたスター選手の一樹雄虎にあこがれを抱く。しかし、身近には子供がラグビーをやれるチームや学校がなく、桜は独自にトレーニングを積みながら、ラグビー部のある高校に進学したいと思っているのだった。そんな中、桜は同じ中学校に通うラガーマン一樹雪兎(ユキト)と知り合い、ユキトといっしょにラグビーをやろうとする。「本気でぶつかり合うことがラグビー」という桜の考えを、ユキトは「時代遅れの価値観」と言って突き放そうとするのだった。
登場人物・キャラクター
獅子ヶ谷 桜 (ししがや さくら)
一つのことに熱中すると周りが見えなくなる性格の少年。第1話では中学3年生で、身長143センチと小柄な体格。小学生の頃にたまたまラグビーの試合を観戦。そこで活躍していたスター選手の一樹雄虎にあこがれ、彼を師匠と仰ぐようになってラグビーを始める。しかし、身近には子供が参加できるラグビーチームや学校はなく、中学校ではサッカー部に混じって、独自にトレーニングを積んでいる。
一樹 雪兎 (いつき ゆきと)
獅子ヶ谷桜と同じ中学校に通う少年。第1話では中学3年生で、細身だが身長179センチの大学生とまちがわれるような体格。かつて活躍したラガーマン、一樹雄虎の息子であり、中学生の頃からラグビーの試合で活躍している。「本気でぶつかり合うこと」がモットーだった父親が試合中に死亡したことで、父親に対しては愛憎入り交じった感情を抱いている。気合や根性を重視する考え方を時代遅れだと考えている。