概要・あらすじ
極上の食事、至高の癒やし、魅惑の娯楽に加え、最新の武器手配、安心の身元詐称、完璧な死体処理など「最高級の殺しのサポート」を提供する「ホテル・インヒューマンズ」。ここは殺し屋専用のホテルだった。ホテル・インヒューマンズのコンシェルジュ・星生朗は、働き始めて約1年になるが、特殊な環境になかなか慣れないでいた。そんな彼をサポートするのは、最強の番人でもある先輩コンシェルジュ・灰咲沙羅。沙羅は、すぐに不満や弱音を吐く生朗をひよっこ扱いし、厳しく指導するのであった。そんなある日、右腕を怪我した血まみれの男がホテルにやって来る。彼は岡嶋グループNo.1の殺し屋シャオ・リーだった。リーは、妹と二人で暮らしていた子供の頃、岡嶋グループの前総代に買われた。妹とはそこで生き別れ、その後リーは、殺し屋としてメキメキと腕を上げた。そして、契約期間の20年が過ぎた今、岡嶋グループの二代目に命を狙われているという。「まずは怪我の手当を」と申し出る生朗を制し、リーは妹の捜索を依頼する。いかなる依頼であろうと、どんなに無理な要望であろうと、コンシェルジュには決して口に出せない言葉が、一つだけあった。それは「NO」という言葉である。こうして生朗と沙羅は、リーの妹の捜索を承知した。(「request1.シスター・シスター」)
登場人物・キャラクター
星 生朗 (ほし いくろう)
ホテル・インヒューマンズでコンシェルジュとして働く青年。髪型はオールバックで、黒のサスペンダーが特徴。物事に真剣になるとメガネをかける。キャリアは約1年の血や殺しが苦手という甘ちゃんで、先輩の灰咲沙羅にはひよっこ扱いされている。殺し屋専用のホテルで働くことを、異常なことだと認識しており、「辞めたい」というのが口癖。
灰咲 沙羅 (はいざき さら)
ホテル・インヒューマンズでコンシェルジュとして働く女性。金髪のロングヘアが特徴。コンシェルジュの職務以外のものには興味を示さない冷徹な性格。そのため、音楽のことを「言葉と音階の連続」としか認識しておらず、騒音としか思っていない。身体能力がずば抜けて高く、ホテル最強の門番でもある。
書誌情報
ホテル・インヒューマンズ 9巻 小学館〈サンデーうぇぶりコミックス〉
第1巻
(2021-10-12発行、 978-4098506613)
第2巻
(2022-03-11発行、 978-4098510214)
第3巻
(2022-07-12発行、 978-4098511822)
第4巻
(2022-11-10発行、 978-4098513826)
第5巻
(2023-03-10発行、 978-4098517800)
第6巻
(2023-07-12発行、 978-4098525348)
第7巻
(2023-11-10発行、 978-4098530106)
第8巻
(2024-04-12発行、 978-4098531981)
第9巻
(2024-11-19発行、 978-4098535903)