ボルジア家の毒薬

ボルジア家の毒薬

ルネサンス末期のイタリア。全土統一を目指すボルジア家のチェーザレ・ボルジアの野望と、野望に巻き込まれた美貌の妹ルクレティア・ボルジアの悲劇。史実を元に凄まじい一家の運命を描いた作品。シリーズ『妖女伝説』のなかの一編。

正式名称
ボルジア家の毒薬
ふりがな
ぼるじあけのどくやく
作者
ジャンル
その他歴史・時代
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概要・あらすじ

十六世紀のイタリア。法王の父を持つボルジア家のチェーザレ・ボルジアはイタリア統一の野望に燃えて残虐なまでの強権を振る舞い、民衆から恐れられていた。チェーザレの妹ルクレティア・ボルジアは、愛する者をチェーザレに殺されるが、兄への想いもあり愛憎の両方を胸に秘めていた。そんなチェーザレに捕らえられた女傑カテリーナ・スフォルツァは復讐に燃え、ボルジア家に伝わる毒薬カンタレッラを使ってチェーザレを追い落とそうとするのだった。

登場人物・キャラクター

チェーザレ・ボルジア

ボルジア家の一族で、法王である父親の後ろ盾を持つ。傲慢な性格で、残虐な手段をいとわずにイタリア統一の野望に邁進する。実在の人物、チェーザレ・ボルジアがモデル。

ルクレティア・ボルジア

ボルジア家の一族で、チェーザレの妹。父親の後ろ盾を駆使し、残虐な手段もいとわずにイタリア統一に燃える兄に翻弄されている。実在の人物、ルクレティア・ボルジアがモデル。

カテリーナ・スフォルツァ

ルネサンス期の女傑として知られる女性領主。 チェーザレに捕らえられ監禁されるが、脱獄してボルジア家への復讐に走る。実在の人物、カテリーナ・スフォルツァがモデル。

レオナルド・ダ・ヴィンチ

イタリアのルネサンス期を代表する芸術家。ルクレティア・ボルジアの肖像画 を依頼されるが、その究極の美と秘めた愛憎に畏怖する。実在の人物、レオナルド・ダ・ヴィンチがモデル。

その他キーワード

カンタレッラ

『ボルジア家の毒薬』に登場するボルジア家が一族の存在を脅かす者たちを暗殺するのに使ったという毒薬。物語のなかではその毒の秘密にまで言及している。

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