概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
エドガー・ポーツネル
太師ポーの血を受け継ぐパンパネラの青年。100年以上もの時を過ごしているため、穏やかで達観した性格の持ち主。自らの手でパンパネラにしたアラン・トワイライトとは相棒の関係で、お互いを大切に思っている。40年前にロンドンの「エヴァンズ古物商」の火事に巻き込まれ、アランと共に行方(ゆくえ)不明となる。だが、2015年の暮れにパンパネラの貴族であるアーサー・クエントンの屋敷の前に瀕死(ひんし)の状態で姿を現し、アーサーの処置で一命を取り留める。現在は、火災の影響で仮死状態となったアランを復活させるために行動しており、道中で仲間の一人であるバリーから、どんな重傷も直すことができるという「パンドラ」の存在を知らされ、希望を抱く。だが同時にバリーにアランの身体が入ったトランクを奪われ、太師ポーが所有する秘宝「炎の剣」とアランの交換をせまられてしまう。
アラン・トワイライト
エドガー・ポーツネルの手によってパンパネラとなった青年。マーク・トウェインの小説『ハックルベリー・フィンの冒険』のファンで、アーサー・クエントンからもらった復刻版を愛読していた。好奇心旺盛な性格で、不用意な行動を取ってエドガーから注意されることも多い。エドガーとは固い絆(きずな)で結ばれており、お互いにとって必要不可欠な存在となる。40年前にロンドンの「エヴァンズ古物商」の火事に巻き込まれ、ふつうであれば死亡するほどの重傷を負って昏睡(こんすい)状態となる。現在も目を覚ますことはなく、その身体はエドガーの所有するトランクの中に収められている。
関連
「ポーの一族」シリーズ (ぽーのいちぞくしりーず)
永遠の時を生きる吸血鬼の一族となった少年と、彼が巡り合う人間たちの運命を描いた物語。 関連ページ:「ポーの一族」シリーズ