概要・あらすじ
会社員・丸山秀樹は食欲旺盛な大柄の青年。同居している妹が作ってくれる弁当や夕食では足りず、間食や夜食を日々の楽しみとしている。自ら料理担当を買って出ている妹を気づかい、丸山は隠れるように軽食を自作しては食べ、至福の時を過ごす。
登場人物・キャラクター
丸山 秀樹 (まるやま ひでき)
東京の玩具メーカーに勤める、独身の青年。ずんぐりした大柄な体型で毛深く、もみあげから顎まで髭を残している。地方から単身上京していたが、一年前から高校受験のため上京した妹・丸山結美と二人暮らし。食欲旺盛で間食や夜食を好み、簡単な料理なら自作するが、凝り性という程でもなくありあわせの材料で手抜きをする事も多い。妹を気づかって間食は一人でこっそりと行い、恍惚とした表情を浮かべるのが各話のクライマックスとなっている。
丸山 結美 (まるやま ゆみ)
丸山秀樹の妹で高校一年生。兄を頼って東京の高校へ進学し、二人で暮らしている。高校では家庭科部に所属し、料理好き。朝食と弁当、夕食を自ら担当し、兄の帰りが遅い日もできるだけ起きていて夕食を共にしようとする。兄と同じく、甘い物を食べると恍惚とした表情を浮かべる。雷が苦手。
秀樹の父 (ひできのちち)
丸山秀樹と丸山結美の父親で、二人の実家で秀樹の母と二人暮らしをしている。名前は不明。眼鏡をかけており、体格は秀樹よりも小柄。医者から味の濃い食事を止められており、秀樹と結美の帰省時には味の薄い料理を不満げに食べていた。夜中にこっそり夜食を食べようとしていたところを秀樹に見つかり、二人で自家製のいなり寿司とちらし寿司を味わう。
秀樹の母 (ひできのはは)
丸山秀樹と丸山結美の母親で、二人の実家で秀樹の父と二人暮らしをしている。名前は不明。秀樹が上京する前はよく濃い目の味つけでいなり寿司を作っていたが、夫が医者から味の濃い食事を止められて以来、薄味の料理を作るようになっていた。夫と、帰省した秀樹が隠れて濃い味つけの夜食を食べていることに気づいていたが、黙認していた。
秀樹の後輩 (ひできのこうはい)
丸山秀樹と同じ玩具メーカーに勤める青年。結婚二年目であり、妻が弁当を作ってくれずコンビニのパンやおにぎりで済ませる昼食をぼやいている。秀樹が妹から持たされている弁当を、恋人が作ってくれる物と誤解している。