概要・あらすじ
高校1年生の女の子である羽瀬玲奈(ハゼレナ)は、生まれつきの超霊媒体質。いまや100体弱の背後霊が、彼女の後ろに行列をなしているありさまだった。彼女にとって、霊は煩わしいところもあるけれど、日常と化しており、怖い存在ではなかった。そんなハゼレナの前に、突然一人の男が現れた。彼の名は御霊浄。罪のない人々を悪霊から守る霊専門のボディガード「セキュ霊ティ」だという。霊の専門家のくせに怖がりな御霊は、ものすごくビクビクしながらハゼレナの後ろに、霊たちがラーメン二郎の行列ぐらい並んでいると指摘。しかし完全に見えているわけでもないようで、あさっての方向に塩をまいたりする。霊は無視するのが一番という信条のハゼレナには、ありがた迷惑な話だが、悪霊退治が自分の使命だと自負する御霊の決意は固い。御霊は、ハゼレナが住むマンションのとなりに引っ越し、彼女を守ることを誓うのだった。
登場人物・キャラクター
御霊 浄 (みたま じょー)
霊専門のボディガードである、プロのセキュ霊ティの男性。白いスーツに身を包み、後頭部に勾玉とおおぬさ(神道のお祓いに使用する道具)の髪飾りをつけている。超怖がりだが、恐怖が極限に達したとき、爆発的な霊能力を涙とともに発揮することができる。100人弱の背後霊にとり憑かれた羽瀬玲奈を守るため、彼女の住むマンションのとなりに引っ越す。
羽瀬玲奈 (はぜ れな)
高校1年生の女子。おかっぱ頭と右側のヘアピンが特徴で、貧乳。友人などからはハゼレナの愛称で呼ばれる。生まれつき霊媒体質で、後ろに100人弱の背後霊を引き連れているが、霊に対する恐怖心はない。背後霊を無視して生活していたが、徐々に彼らとのキズナを深めていく。
書誌情報
ミタマセキュ霊ティ 全5巻 集英社〈ジャンプコミックス〉
第1巻
(2020-02-04発行、 978-4088821726)
第2巻
(2020-03-04発行、 978-4088822266)
第5巻
(2020-10-02発行、 978-4088824697)