メイド諸君!

メイド喫茶「ミルフィーユ」を舞台にそこで働くメイドたちの恋や人間関係を描いた物語。「コミックガム」2006年5月号から2008年6月号まで連載された。

正式名称
メイド諸君!
ふりがな
めいどしょくん
作者
作者
ジャンル
執事・メイド
レーベル
ガムコミックスプラス(ワニブックス)
巻数
全4巻完結
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概要・あらすじ

藤堂千代子は、田舎から上京してきたばかりの女子大生。彼女はひょんなことから知り合った緒方史子の誘いで、秋葉原にあるメイド喫茶「ミルフィーユ」で働くことになる。ミルフィーユのメイドたちと関わりながら、千代子はメイド喫茶という特殊な空間の在り様を学んでいく。そんななか、千代子は次第に店の常連である鳥取大介を意識するようになっていく。

しかし、大介はメイドのプライベートには立ち入らないというポリシーの持ち主だった。2人は互いに惹かれあいながらも交際には至らず、メイドとご主人様という関係を続けていく。

登場人物・キャラクター

藤堂 千代子 (とうどう ちよこ)

田舎から上京してきた女子大生。秋葉原の街を歩いている時、緒方史子(灰音)の乗った自転車とぶつかり服を汚してしまう。その際、着替えのために連れて行かれたメイド喫茶「ミルフィーユ」で、メイドという職業に興味を持ち、「ミルフィーユ」で働いていた灰音に誘われ自身もメイドとなる。メイド服を着る時は髪をツインテールにしている。 メイドのことやメイド喫茶のことをあまり理解しておらず、当初は同僚の野口歩実にしょっちゅう叱られていた。合コンの帰り道で酔った男たちに絡まれていたところ、偶然通りかかった「ミルフィーユ」の常連客である鳥取大介に助けられてからは彼に淡い恋心を抱くが、大介はメイドのプライベートに立ち入ることを嫌がるため、彼の気持ちを汲んでメイドに徹している。 大学1年生で未成年のため、酒は飲めない。中学の頃はバレーボール部に所属していた。

鳥取 大介 (とっとり だいすけ)

メイド喫茶「ミルフィーユ」の常連客で、いつも「みゃおみゃおワッフル」を注文する青年。自分に自信がなく臆病な性格で、他人に良く思われたいと思うあまり空回りする傾向がある。女性経験はなく、メイド喫茶のメイドとは話せても、生身の女の子とは何を話せば良いのかわからず困惑してしまう。メイドの個人情報は知らない方が良い、メイドのプライベートには立ち入らないというプライバシーポリシーの持ち主。 店内においても、メイドとは適度な距離を保ち、節度のある楽しみ方をしようと考えている。そのため、合コン帰りに酔っ払いにからまれ、さらに酔いつぶれた藤堂千代子を助けて部屋に泊めた際も、やましいマネは一切しなかった。その後、千代子のことが気になりつつも、恋に対して臆病なため、千代子とはあくまでもご主人様とメイドという関係以上にならないよう距離を取ろうとする。 25歳の格闘技オタクで、中学の頃は合気道部に所属していた。メーカーのクレーム対応を仕事にしており、業務は主に深夜。

野口 歩実 (のぐち あゆみ)

メイド喫茶「ミルフィーユ」で働くメイド。黒髪のストレートロングヘアの美少女。メイドの仕事に誇りを持っており、接客を完璧にこなすプロフェッショナル。仕事に厳しく、藤堂千代子が店に来る少し前には、普通の喫茶店のサービスで充分だと言い出したアルバイトを2人辞めさせている。接客は笑顔でこなすが、プライベートでの性格や言葉はキツく、アルバイトを始めたばかりの千代子をビシビシ仕込んでいた。 気が強く、身持ちも堅く振る舞ってはいるが、実は主体性がなく気が弱い性格。緒方史子(灰音)を尊敬しており、灰音の言うことならなんでも聞く反面、他の人の言うことはあまり聞かない。仕事においては千代子にきつく当たっていたが、千代子が亜依の出待ち客に絡まれている時には庇うなど、仲間思いの一面もある。

緒方 史子 (おがた ふみこ)

メイド喫茶「ミルフィーユ」のリーダーで、店の創設から働いており、立場は店長よりも上。メガネをかけた知的美人。アルバイトが2人も辞めてしまったことで、急いで店に駆けつけた時、途中で藤堂千代子にぶつかってしまう。千代子が見よう見真似でやった接客を見て、メイド喫茶で働いてみないかと勧誘した人物で、千代子にメイド喫茶がどういう所なのかを優しく教えた。 メイド喫茶に来るお客様に対しては、特に居心地が重要だと考え、「ミルフィーユ」をお客様が安心して自分らしくいられる、リラックスできる場所にしようと心がけている。一見穏やかで優しいが、野口歩実を自分に服従させ、難題を命じるなど腹黒い一面もある。

蜂矢 凜 (はちや りん)

メイド喫茶「ミルフィーユ」の店員。背が高くスマートな振る舞いで、男性のようにも見えるが女性である。店でもネクタイ着用で執事風の姿でいることが多く、長い髪を後ろでひとつに縛っている。少々キザな物言いで、女性にモテる。地方の空手道場の娘で、かつてはよく大きな大会に出場していたということもあり、自身のことは、女子だけの職場の男性要員のような位置づけだと考えている。 シフトの関係で人手が足りなくなった時には髪を下ろし、メイド服を着て接客することもあるが、その際の自身のメイド服姿は女装と称している。亜依と仲が良く、彼女に対して過保護。

亜依 (あい)

メイド喫茶「ミルフィーユ」のメイド。おっとりした雰囲気だが色気も持ち合わせているショートカットの美女。常連客の谷に好かれ、出待ちをされていた。メイドとして働く前は「クラブ ブランシェ」で働いていた。その当時から近くのコンビニで蜂矢凜を見かけていたが、凜のことを男性だと思っていた。ストーカー客に襲われそうになったところを凜に救われ、それをきっかけに親しくなる。 凜と付き合い始めて3ヵ月が経った頃に凜が女性だと知るも、そのまま交際を続けた。亜依の将来を心配した凜が別れ話を持ちかけるたびにケンカになっている。

山田 百合 (やまだ ゆり)

メイド喫茶「ミルフィーユ」のメイド。ふわふわのウェーブのかかったツインテールの美少女で、店ではドジっ子キャラを演じている。野口歩実や緒方史子と違い、契約に縛られず比較的自由にやっており、恋愛禁止とされる店内にも、恋人を何度か呼んでいる。鳥取大介の部屋に泊まった後、店で大介にどう接していいかわからず悩んでいた藤堂千代子に、メイドとして上手に立ち回れば良いとアドバイスをした。 短大卒業後にOLをしていた時期があり、当時はコスプレイヤーであることを周囲に隠していた。

緒方 秀一郎 (おがた しゅういちろう)

緒方史子(灰音)の兄。インテリメガネのエリートサラリーマンで35歳。表向きは休暇で海外赴任から帰ってきたということになっているが、実際は父親に頼まれて灰音がどのような仕事をしているのか調べている。灰音から野口歩実(あるみ)を好きにして良いと言われており、あるみを専属メイドのようにこきつかっている。観察眼が鋭く、あるみとデートしたときに入った店の欠点を即座に分析した。 メイド喫茶「ミルフィーユ」の命運を握っており、緒方秀一郎の判断次第では店がなくなる可能性がある。

(たに)

メイド喫茶「ミルフィーユ」の常連客。亜依のことが好きで店の前で出待ちをしていた。当初は性質の悪いストーカーのようだったが、鳥取大介に諭されてからは迷惑行為を辞め、普通の常連客になる。それ以降、大介とは友人関係になり、店でも同じテーブルについている。自称自営業で、ネットでの物の売買や、ネットゲームの代行などをしている。

大崎 (おおさき)

藤堂千代子が友人に誘われて行った合コンで出会った男性。千代子のことを気に入るも連絡が取れないため、メイド喫茶「ミルフィーユ」にまで会いにやってきた。店内で合コンの話をしたりと空気を読ないので千代子には迷惑がられるが、それでもしつこく誘う。その後も千代子に会いにたびたび店を訪れる。

木村 (きむら)

山田百合(ぱみる)の彼氏で、付き合いはぱみるがOLをしていた頃から。当時、ぱみるは自身がコスプレイヤーであることを秘密にしていたため、イベント時に理由も告げずに会えなくなるぱみるを不審に思っていた。とあるイベントがテレビで紹介され、そこにぱみるが映っていたことから、ぱみるがコスプレイヤーだと知る。その後も彼女の趣味を軽蔑することなく、秘密がなくなったことでケンカをしなくてよくなったと告げ、交際を続けている。

場所

ミルフィーユ

秋葉原にあるメイド喫茶。メイド服を着た女性が接客をしている。一応は喫茶店として登録されており、風俗関係の二号営業ではないため、客と喋っていい時間などに規制がある。基本的な時給は850円、研修期間は700円と安めで、本人によほどの自覚がない限りアルバイトにあまり高度なサービスを要求できない。そのため、アルバイト皆ができるレベルの安定したサービスを心がけている。

書誌情報

メイド諸君! 全4巻 ワニブックス〈ガムコミックスプラス〉 完結

第1巻

(2006年10月25日発行、 978-4847035807)

第2巻

(2007年5月25日発行、 978-4847035982)

第3巻

(2007年10月25日発行、 978-4847036187)

第4巻

(2008年6月25日発行、 978-4847036415)

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