メダロット

メダルによって動くメダロットを操るアガタヒカルが、相棒のメタビーやライバルたちとともにメダロットを強化しながら戦いを繰り広げる姿を描く。主人公を変え、『メダロット2』『メダロット3』『メダロット4』『メダロット5』『メダロットG』『メダロットDS』と続く。『メダロット』を「ヒカル編」、『メダロット2』『メダロット3』『メダロット4』を「イッキ編」、『メダロット5』『メダロットG』を「コイシマル編」と呼ぶ。

概要・あらすじ

平凡な少年のアガタヒカルはある日、メダロットメタビーを手に入れた。生意気で持ち主に逆らいがちなメタビーと、メダロットにあまり興味の無かったヒカルだったが、幾多のロボトルを経て成長し、ついには世界大会にまで駒を進める。しかし、そこで二人を待っていたのは、犯罪組織ロボロボ団による恐ろしい計画だった。

登場人物・キャラクター

アガタ ヒカル

やや内向的で首位に流されがちだが、身体能力の高い元気な少年。愛犬のポナパルトが拾ったカブトメダルをきっかけに、メダロットを扱うメダロッターになる。当初は父親からもらったメダロットの体をまともに組み立てることもできず、メダロット同士のロボトルにもあまりやる気を見せていなかった。 しかし、ロボロボ団とのロボトルに負けてからはがぜんやる気を出し、ロボロボ団とも互角以上の戦いを展開。ついには国際ロボトル選手権に最年少でエントリーされるくらい、大きく成長した。選手権の決勝での対ビーストマスター戦で、メタビーのカブトメダルが大破して、ヒカル自身も三ヶ月間昏睡状態だったが、眠りから覚めたヒカルは遺跡にてメダルを回復。 復活したメタビーとともにロボロボ団のタイフーンが起こした事件「魔の十日間」も解決した。後に「イッキ編」では快盗レトルトとなる。

秋田 キララ (あきた きらら)

アガタヒカルの幼なじみで強気の性格。初心者のヒカルにメダロットのあれこれを教えた優秀なメダロットの操縦者でもある。愛機はSLR型「セーラーメイツ」で「アルミ」という名前を付けている。「町内子供ロボトル大会」ではヒカルと組んで出場し、二毛作ユウキ、パディ組に勝利。 アルミはメタビーやロクショウとともに国際ロボトル選手権に参加した。その後、「魔の十日間」でもヒカルと行動をともにしていた。『メダロット イッキ編』ではメダロット社の社員として、メダロット博士や怪盗レトルト(正体はヒカル)に協力している。

二毛作 ユウキ (にもうさく ゆうき)

メダロット社の御曹司。優秀なメダロッターで、彼に勝てば国際ロボトル選手権の参加資格が得られる。愛機はロールスターで、こちらもユウキに似て、ちょっとキザなところがある。ガールフレンドのパディは、ベティベアを愛機としている。「魔の十日間」事件でメタビーのカブトメダルが大破したときは、会社の総力を挙げてメダル復活の方法を調べだし、ライバルだったはずのアガタヒカルに教えるだけでなく、自分のロールスターも貸してくれるという友達思いなところもある。 「イッキ編」にも登場するが、怪盗レトルトがヒカルとは気づかずにいた。

イセキ、ヤンマ、クボタ

アガタヒカルといつもロボトルでやり合う悪ガキ3人組。リーダーは女の子でマゼンタキャットを使うイセキ。ホウキのような髪型でシアンドッグを使うのがヤンマ。ずんぐりとした坊主頭でイエロータートルを使うのがクボタ。ヒカルとメタビーが最初にロボトルをしたのはヤンマとシアンドッグのコンビだった。 初心者のヒカルに負けたため、ヤンマはイセキに叱られた。ちなみに悪ガキたちとヒカルたちはケンカばかりだが、メダロット同士は仲がいい。

メダロット博士 (めだろっとはかせ)

メダロット社の権威。本名はアキハバラツトムだが、その名で呼ぶ人はほとんどいない。メダロット社K創設者で、メダロットの実用化と普及に大きく貢献した人物。見た目は白髪の両サイド以外はハゲ頭で、いつもサングラスをかけている。孫のナエもメダロットの研究者である。基本的にはメダロットの良き理解者だが、科学者としての好奇心が勝って、アガタヒカルからメタビーを借りたときはついつい、無茶すぎる実験を重ねて、ついにはメタビーを激怒させたこともある。 その一方、「魔の十日間」事件でメタビーのカブトメダルが大破したときは「どのような形であれ、命を操作するのはどうだろう」と科学者としての倫理でヒカルを問いただしたこともあった。 その後、メタビーが復活するとロボロボ団が立てこもるセレクトビルにメダロッターたちを送り込み、メダロットを狂わせる怪電波を止めさせようとした。

タイヨウ

メダロットによる犯罪を取り締まるセレクト防衛隊の隊長にして国際ロボトル選手権のデフェンディングチャンピオンでもあるタイヨウだが、その正体は悪党集団ロボロボ団のリーダー格。またの名を「チカラヅクのタイフーン」という。ずっとセレクト防衛隊の隊長として振る舞っていたが、国際ロボトル選手権の決勝戦で正体を明かす。 独断で「魔の十日間」を起こし、セレクトビルからメダロットを狂わせる怪電波を世界中に発していた。この事件では凶悪なメダロットのビーストマスターを操り、メタビーをメダルごと大破させた。その後、アガタヒカルたちの奮闘で彼の野望は阻止され、宇宙人にそれまでの記憶を一切消されてしまった。

レイカ、イナゴ、スズメ

メダロットによる犯罪を取り締まるセレクト防衛隊の団員。それぞれ、表向きはセレクト防衛隊のメンバーだった。女性メンバーで「ヒステリーのレイカ」の異名を持つレイカはミノリ。幼児で「ヨナキのイナゴ」を名乗るイナゴはダイチ。老人で「モノワスレのスズメ」を称するスズメはカカシと、それぞれ名前も変えていた。 スズメはマジカルピエロと偽メタビーの2体のメダロットを使って悪事をはたらいていたこともあった。「魔の十日間」事件後、ヒヨコ売りにまとめて逮捕される。

節原 源五郎 (ふしはら げんごろう)

『メダロット』の登場人物で昆虫学の博士。メダロットの中心となる「メダル理論」の提唱者で、メダロット博士の師匠。そしてロクショウの本来の持ち主でもあった。機械工学中心だったメダロットの開発において、生物学の方面からアプローチして「スラフシステム」を開発した。このシステムを搭載したロクショウは、システム発動によって通常以上の戦闘力を発揮する。 メダロット博士は師匠との関わりの中で「マッスルケーブル」というパーツを着想した。貴重な「金色のカブトムシ」を保護していたが、スラフシステムを狙うロボロボ団の襲撃を受けて、カブトムシも逃がしてしまう。その後、体調を崩し、ロクショウに「金色のカブトムシ」のことを託して死去。 しゃべるオウムのバートンとダニ型実験ロボットダニーも開発していた。

ミスターうるち

ロボトル協会公認レフェリーで、ロボトルが行われるならどこからでも出現する。決めぜりふは「合意とみてよろしいですね?」。「魔の十日間」事件でも、戦いの繰り広げられているセレクトビルに乗り込んだが、暴走したビーストマスターを見て「これはもう……ロボトルじゃない…………」と戦慄し、そのままビルを去って行った。

ヒヨコ売り (ひよこうり)

路地でいつもヒヨコを売っている謎の人物。パンチパーマに麦わら帽子、丸いサングラスに腹巻き、ステテコといかにもテキ屋然とした格好をしている。「魔の十日間」事件で国家間定例犯罪報告会議の監視員であることかず判明。資源解決後、ロボロボ団のメンバーをふん縛っていた。アガタヒカルたちにとっては、最後まで謎の存在だった。

オオミヤ テツヒト

アガタヒカルたちの小学校の校長。メダロット博士の友人で、自身もメダロットのパーツを開発している。愛機は「サムライ」のパーツを装着したナンテツである。「魔の十日間」事件ではナンテツをロクショウとともに戦いに出し、怪電波で正気を失ったメダロットたちから小学校を守り抜いた。

宇宙人 (うちゅうじん)

UFOに乗って現れ、赤い光を放つ記憶消去装置を使う宇宙人。「魔の十日間」事件ではメタビーのカブトメダルを修復し、最終決戦では崩壊するセレクトビルからアガタヒカルたちを救出した。ちなみに事件の首謀者であり、宇宙人を騙っていたタイヨウの記憶は嫌がらせとして消去してしまった。

メダロット

『メダロット』に登場するロボット。メダロット社が販売する玩具で、ティンペットと呼ばれるフレームが、筋肉兼運動神経を担い、背中に装着するメダルが頭脳の役割を担う。これに武装を含めた外骨格のパーツを組み合わせる。パーツやメダルはそれぞれ交換できるため、持ち主が好きなようなカスタマイズできる。しかし、パーツやメダルにはそれぞれ得意不得意なものがあるので、そこを見極めるのが重要。 メダロットの所有者はメダロッターと呼ばれる。操作デバイスはメダロッチという時計型のデバイスで、これにメダルを装着すると、メダロットへの指示や転送などもできる。メダロット同士のバトルはロボトルと呼ばれており、公式戦はミスターうるちが裁く。

集団・組織

ロボロボ団 (ろぼろぼだん)

『メダロット』に登場する犯罪組織。団員は全身黒タイツで頭にアンテナのようなスティックを装着している。セレクト隊の第一部隊は体調のタイヨウを筆頭に全員がロボロボ団だった。首領はヘベレケ博士だが『メダロット ヒカル編』では登場しない。当初はセコい悪事ばかりだったが、タイヨウが「魔の十日間」事件を引き起こす。 『メダロット イッキ編』では別のメンバーがロボロボ団として暗躍する。

セレクト防衛隊 (せれくとぼうえいたい)

『メダロット』に登場する警備組織。メダロットによる犯罪を阻止するために結成された。危険な野良メダロットの駆除や災害時の避難誘導なども行う。主なターゲットはロボロボ団だが、『メダロット ヒカル編』では第一部隊が丸々ロボロボ団だった。

場所

テラカド

『メダロット』に登場するロボトル監視衛星。ロボトルが不正なく行われているか、衛星軌道から監視する。『メダロット ヒカル編』では「ニンニンジャ」型をしていた。「魔の十日間」事件ではロボロボ団が立てこもり、メダロットを狂わせる怪電波を発しているセレクトビルを攻撃用衛星で破壊しようとしたが、ビーストマスターによって逆に衛星を全滅させられてしまった。

その他キーワード

メタビー

『メダロット』に登場するメダロット。アガタヒカルと並ぶ、もう一人(?)の主人公。ヒカルの愛犬ボナパルトが拾ってきたカブトメダルというメダルと、ヒカルの父親アガタベイスケが買ってきたメタルビートルという名前のパーツで構成されている。名前は最初なかったが、自分でパーツのメタルビートルを縮めてメタビーとなった。 ちなみにヒカルの案は「ムシムシムッシー略してムムム」「クヌギジュエキー」「スイカシルシル」「モグモグフヨード」などであった。当初はヒカルにやる気が見られず、ロボトルの初陣は未完成のままで駆り出されたが、奇跡的に勝利。その後、きちんと完成されてからは快進撃を続ける。性格は粗暴で相棒のヒカルともよくケンカになるが、ロボトルでは強い信頼で結ばれている。 国際ロボトル選手権の決勝戦でビーストマスターの攻撃を受けてカブトメダルごと大破したが、遺跡で宇宙人にカブトメダルを修復してもらう。その後、ビーストマスターを操るロボロボ団の本部に乗り込み、彼らの野望を阻止した。 ちなみに「イッキ編」のメタビーとは別人。

ロクショウ

『メダロット』に登場するメダロット。クワガタメダルでパーツはレアなヘッドシザースを使用している。メダル理論の提唱者である節原源五郎のメダロットで、博士の死後に記憶を失っていたところをメダロット博士に保護された。しかし、ロボロボ団の手によって操られ、メダロット社でメタビーと対戦中にバーサーカーシステムで暴走してしまう。 ロボトルはメタビーの反応弾を食らったロクショウが停止して終了。その後、ロクショウは正気に戻ったがメダロット博士の提案でメタビーと入れ替わりでアガタヒカルのもとに行った際、色々と悪ふざけ感覚でいじられてしまった。国際ロボトル選手権ではメタビー、そして秋田キララの愛機セーラーメイツの「アルミ」とともに大会に参加。 「魔の十日間」ではロボロボ団に操られたメダロットから学校を守ったり、セレクトビルに突入するメタビーたちの援護として追手を一人で食い止めたりした。

ビーストマスター

『メダロット』に登場するメダロット。メタビーのカブトメダルを消すためにロボロボ団が投入した強力なメダロット。メタビーの強化装甲、ロクショウのスラフシステム、カブトメダルのデータを組み合わせて作られており、戦闘パーツも通常のメダロットのそれより強い。事実、メタビーは一度敗北し、メダルを含めて再起不能寸前の大ダメージを受けた。 セレクトビルでの最終決戦ではブラックメイルにヒールエンジェルという強力なメダロットを従えていたが、戦闘中に暴走して両者を破壊。ロクショウの一撃でケーブルを切断されてシステムを喪失した。最後は持ち主であったタイヨウを守るため、瓦礫を受け止めて崩れるビルに沈んでいった。 後に『メダロット イッキ編』では記憶を失って別の名前で復活する。

メダル

『メダロット』に登場するメダロットの頭脳パーツ。六角形のメダル状で中心には生き物の印象がある。印象によってカブトメダルだのクワガタメダルだのと呼ばれる。世界各地の遺跡で発掘されるが、出回っているものの大半はクローンメダルという発掘品のコピー品。アガタヒカルが所有するメタビーのカブトメダルは遺跡が発掘された天然物のメダルである。 メダルには人格と能力があり、その程度は千差万別。人間並みの個性も見受けられる。基本的にメダルが破壊されたら、そのメダロットも死ぬことになる。ただし、メタビーみたいに奇跡的に修復されることもある。

メディアミックス

メダロット

書誌情報

メダロット2 全4巻 講談社〈講談社コミックスボンボンDX〉 完結

第1巻

(1999年7月発行、 978-4063342109)

第2巻

(1999年12月発行、 978-4063342604)

第3巻

(2000年5月発行、 978-4063343014)

第4巻

(2000年6月発行、 978-4063343069)

メダロット3 全2巻 講談社〈講談社コミックスボンボンDX〉 完結

第1巻

(2000年12月発行、 978-4063343694)

第2巻

(2001年4月発行、 978-4063343984)

メダロット4 全2巻 講談社〈講談社コミックスボンボンDX〉 完結

第1巻

(2001年9月発行、 978-4063344424)

第2巻

(2001年12月発行、 978-4063344783)

メダロットG 全2巻 〈講談社コミックスボンボン〉 完結

第1巻 メダロット5のつづき

(2003年3月発行、 978-4063239690)

第2巻

(2003年9月発行、 978-4063239836)

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