モトカレ←リトライ

大学で元彼と再会した少女が、再び恋仲となった彼と強く結ばれていく純愛ラブストーリー。小学館「Cheese!」2015年4月号から2017年3月号まで連載された。コミックスは全7巻。コミックスには前日譚となる「プロローグ」およびサブストーリーとなる「番外編」4本が収録されている。2022年4月実写ドラマ化。

正式名称
モトカレ←リトライ
ふりがな
もとかれ りとらい
作者
ジャンル
恋愛
レーベル
フラワーコミックス(小学館)
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あらすじ

蜜と楓の再会

親元を離れて東京の大学に進学した羽木蜜は、早速アパートの隣人にあいさつに向かう。するととなりの部屋には、中学時代に恋人だった平子楓が住んでいることが判明する。しかし蜜は、楓にこっぴどく振られたことがトラウマになっており、それからは誰とも交際できずにいた。東京で心機一転、恋人を見つけようとしていた蜜は出鼻をくじかれてしまうが、同時に自分の心の中にはまだ楓がいることも再確認する。一方の楓も、蜜に思わせぶりな態度を取り、蜜はこのまま付き合えるかもしれないと期待を寄せる。しかし楓は、蜜を都合よく弄ぼうとするのだった。

楓の元彼女・仁菜の妨害

中学時代の羽木蜜平子楓は、言葉のすれ違いが原因で別れることとなった。お互いに相手のことを忘れられずにいた蜜と楓は、再び交際をスタートさせる。幸せな気分に浸る蜜だったが、同時に楓の元彼女である山下仁菜の存在が気になっていた。一方、仁菜も楓のことが忘れられず、蜜に対して嫌がらせを始める。

蜜に思いを寄せる和葉

平子楓と順調に交際を続けていた羽木蜜だったが、ある日、楓の親友の山下和葉から、本当に楓のことが好きなのかと問われる。和葉からは初めての彼氏に執着しているだけではないかと厳しい言葉を向けられる中、蜜は楓のことが本当に好きなのだと訴える。実は和葉は楓と蜜が別れた直後から、彼女に長らく片思いをしていたのだった。募る思いが抑えきれなくなってしまった和葉は、その場で思わず蜜にキスしてしまう。しかし蜜は、なぜ和葉がキスをしてきたのかがわからず、さらに楓の大切な親友とのあいだに秘密を持ってしまったことに罪悪感を抱き、楓の前で以前のように振る舞えなくなる。そんな中、蜜の様子がおかしいことに気づいた楓は、蜜と和葉が深刻そうに話をしている姿を目撃。そして蜜と和葉の会話から二人がキスしたことを知り、和葉に対して怒りをあらわにする。

蜜と楓の初めての夏休み

羽木蜜は大学に進学して初めての夏休みを迎える。山下仁菜は蜜と平子楓、そして楓と和解した山下和葉山田野乃花に声をかけ、山下家の別荘に遊びに行かないかと誘う。海ではスタイル抜群の仁菜と野乃花に引け目を感じる蜜だったが、そんな蜜を楓は優しくフォローする。こうして二人は、この旅行でますます絆を深めていくのだった。そんな中、仁菜は楓をあきらめきれずにいた。仁菜は蜜に振られて傷心だった楓を自分と和葉が支えてきたことを訴え、このまま楓を密に取られたくないとの本音を打ち明ける。

楓を頼る仁菜

山下仁菜平子楓に思いを寄せながらも、乍吉一と結婚前提の交際をしていたが、仁菜は楓との関係にケジメをつけるため、乍に別れを告げる。しかし、仁菜と別れることに納得できない乍は、彼女に対してストーカー行為をするようになる。不安を覚えた仁菜は楓に対して、乍の付きまといがなくなるまで彼氏の振りをしてほしいと頼む。すると蜜は、楓と仁菜が恋人同士の振りをすることを受け入れるが、どうしても二人の距離の近さが気になってしまう。そんな中、仁菜は一人で自宅にいるのが怖いと訴え、楓にアパートに住まわせてくれないかとせまる。それはさすがに受け入れることができない蜜は、自分の部屋に仁菜を招き入れることにする。

蜜の父の上京

羽木蜜平子楓は、同じアパートのとなりの部屋に住んでいることにもどかしさを覚え、同棲したいと考えるようになる。同棲するのであれば親へのあいさつが必須だと考えている楓は、早速蜜の実家に電話をする。蜜の父親は、楓と蜜が中学時代に交際していたことを知っており、楓に対してあまりいい印象を抱いていなかった。そのため、楓と同棲するどころか、二人の交際に反対の立場を取る。そして楓に直接物申すため、蜜の父親が上京してくることになる。敵対心をあらわにする蜜の父親をよそに、楓は自分の人柄を知ってほしいと、蜜の父親をもてなそうとする。そして、少しずつ蜜の父親の態度が軟化する中で、夏休みに蜜と楓、元彼女の山下仁菜を交えて旅行に行ったことがばれてしまう。すると蜜の父親は、楓に対して軟派ないいかげんな男だと激怒する。

蜜に興味を抱く留学生の登場

羽木蜜山田野乃花乍吉一から声をかけられ、彼の研究室の手伝いをするようになる。そのつながりで蜜は、留学生のナサニエル・W・ハインラインと親しくなる。ナサニエルは、男性から恋人の女性を奪うことを喜びとし、大学内でもカップルクラッシャーとして有名で、蜜をターゲットに定める。しかし、これまでの女性とは違い、なかなか自分に心を開かない蜜に対して、ナサニエルは強引な手段を試みるようになる。そんな中、蜜たちの通う大学では学祭が催されることになる。平子楓は蜜を狙っているナサニエルを監視しつつ、夜間はアルバイトに勤しんでいた。さらに学祭の準備も忙しくなり、心身ともに消耗してしまう。

進級した蜜とそれぞれの恋

羽木蜜は無事大学2年生に進級し、乍吉一のゼミに所属することになった。ゼミには平子楓山下和葉山下仁菜山田野乃花も所属し、ほかの学生も交えて花見がてら親睦会が催されることになる。そこで悪酔いした楓と乍は、お互いの恋人のことでのろけ合戦を繰り広げ、周囲をあきれさせてしまう。すると、これまで散々悪態をついてきた仁菜は、初めて蜜に対して謝罪の言葉を口にする。それぞれの関係が変化していく中、和葉も自分に恋人ができたとみんなに打ち明ける。しかし、野乃花だけは和葉がウソをついていることに気づく。

大学内の有名カップルになる蜜と楓

周囲では、仲睦まじい羽木蜜平子楓の姿は見ているだけで癒されると評判となり、大学内でも二人は有名カップルとなる。蜜と楓のファンによってSNSアカウントも作られ、二人はどこにいても注目される存在になっていた。そんな中、もうすぐ山下仁菜が誕生日を迎えるため、山下和葉は彼女へのプレゼントを購入するのに付き合ってほしいと、蜜と山田野乃花に声をかける。しかし当日、野乃花は体調不良のために参加できなくなり、急遽蜜と和葉の二人きりで買いに行くことになる。その姿を大学の生徒に目撃され、蜜が和葉と浮気していると、SNS上で拡散されてしまう。

同棲生活のスタートと楓の夢

羽木蜜平子楓は20歳となり、ついに蜜の父親からも許しが出たことから、同棲生活をスタートさせる。それと同時に楓は、自らが抱いている夢を初めて蜜に打ち明ける。楓はかつてケガが原因で好きだった野球をやめてしまったことから、ケガで悔しい思いをする人を一人でも減らしたい思いがあり、医学部への編入を考えていると語る。こうして楓は、編入のために予備校に通うようになり、蜜は彼をサポートすることを決意する。そんな中、蜜たちが住む街では夏祭りが催されることになる。蜜は楓を夏祭りに誘いたいものの、勉強の邪魔をしたくない気持ちも強く、心が揺れ動いていた。

蜜の楓の結婚

平子楓は無事医学部への編入を果たし、羽木蜜もベンチャー企業から、志望していた秘書の内定を受ける。内定をもらった企業で、アルバイトをすることになった蜜だったが、初日に社長が山下和葉である事実を知る。蜜が内定をもらったのは、和葉と浅井が起業した会社で、浅井とやり取りをしていた蜜は気づかずにいたのだ。こうして蜜は、仕事を通して和葉と二人きりになる時間が増え、一気に距離が縮まっていく。一方の楓は、和葉がまだ蜜に好意を寄せていることを知っており、モヤモヤとした気持ちを抱えていた。そんな中、蜜はひょんなことから楓がニューヨークに留学を予定していることを知ってしまう。すると楓は、蜜を待たせることになってしまうため、今すぐ結婚しようとプロポーズをする。こうして夫婦となった蜜と楓だったが、蜜は東京で仕事を、楓はニューヨークで勉強をするという離れ離れの生活を送ることとなる。

メディア化

テレビドラマ

2022年に実写ドラマ化し、4月7日よりMBSほかにて放送された。主人公の羽木蜜を川津明日香、初めての彼氏にして現在の恋人の平子楓を鈴木仁が演じている。

登場人物・キャラクター

羽木 蜜 (はねき みつ)

二ツ橋大学1年生の女性。地元の女子高を卒業した後、上京して二ツ橋大学に入学。中学生の時に平子楓と付き合っていた。ところが、「おまえのせいで野球に支障が出るから離れたい」と言われて振られたと思い込み、以後、楓に会うことを避けていた。大学生になってから偶然、楓と再会。別れた原因が誤解だったと知り、再び楓と付き合うことになる。 楓のことが大好きだが、自分が楓には不釣り合いなのでは、という気持ちを捨てきれずにいる。

平子 楓 (ひらこ かえで)

二ツ橋大学1年生の男性。羽木蜜の初めての彼氏にして現在の恋人。中学時代、蜜に告白されて交際を始める。野球部に所属し、甲子園を目指してがんばっていた。蜜と付き合いだしてから、野球に身が入らなくなってレギュラー落ちしてしまった。そのため、レギュラーに復帰するまでの間、野球に専念したいと蜜に言った。すると、別れ話と勘違いした蜜に露骨に避けられるようになり、自分が振られたと思い込む。 以後は、蜜に気持ちを残しながらも、別の女の子と付き合ったりしていた。高校は蜜とは別の地元の高校に通っており、山下和葉、山下仁菜らと一緒に行動していた。かつて肘を壊して野球を諦めた経験を持つ。

山下 和葉 (やました かずは)

二ツ橋大学1年生の男性。平子楓の高校時代からの友人。高校では常に全国模試でトップクラスの成績を収め、大学には首席で入学している。高校時代、友人のために痴漢に対して強がっていた羽木蜜の姿を見て、恋に落ちる。以後、秘かに想いを温め続けてきた。のちに楓を通じて蜜と友人となるが、ある日、想いが高じて、つい蜜にキスをしてしまう。

山下 仁菜 (やました にな)

二ツ橋大学1年生の女性。平子楓の高校時代からの友人で元カノ。楓の初めての相手。楓とは、別れてからも良い友人として接している。現在は、准教授の乍吉一と結婚を前提にした交際をしている。

山田 野乃花 (やまだ ののか)

二ツ橋大学1年生の女性。羽木蜜の中学校以来の親友。高校は別だったが、同じ大学に進学した。世話焼き体質で、蜜のことを心配して応援してくれる。惚れっぽいところがあるが、真剣になるほど、相手が自分を恋愛対象として見てくれないことを嘆いている。

乍 吉一 (ながら きいち)

二ツ橋大学准教授の男性。社会心理学とロボット工学の融合研究を行っている。山下仁菜と交際中。仁菜の卒業を待ってから結婚しようと考えており、それまでは清い交際を心がけている。

ナサニエル・W・ハインライン (なさにえるだぶるはいんらいん)

二ツ橋大学2年生の男性。留学生で乍吉一のゼミ生。5か国語をマスターしている。カップルクラッシャーとして有名で、乍研究室に来た女生徒を誘惑しては、相手の恋人と破局させている。羽木蜜に興味を持ち、接近してくる。

松田 (まつだ)

平子楓が野球部時代の先輩の男性。羽木蜜と付き合い始めて、野球がおろそかになっていた楓に対して、厳しく叱責した。後に楓と蜜が帰郷した際に再会した時は、母校の野球部のコーチを務めていた。

水野 (みずの)

平子楓が野球部時代の後輩の男性。1歳下で、野球部ではバッテリーを組んでいた。大学でも野球を続けており、楓に子供の草野球チームの臨時コーチを依頼した。のちに球団にスカウトされ、プロ入りを果たす。

浅井 (あさい)

山下和葉が起業した会社の副社長の男性。羽木蜜が大学4年生の時に、就職活動でやってきた蜜を面接して、同社の秘書課に採用した人物。蜜もファンであるキャラ「でろりんくん」を作った会社にいた。商才に優れ、人を見る目も確か。和葉の蜜への想いにもいち早く気付く。

場所

二ツ橋大学 (ふたつばしだいがく)

羽木蜜、平子楓、山下和葉、山下仁菜、山田野乃花が通う都内の大学。乍吉一が准教授として勤務している。

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