あらすじ
第1巻
昔から音楽以外に興味のない「三度の飯よりライブ」の青年、夜森京は、キーボーディストとしてバンドに加わるも人間関係がうまくいかず、脱退を繰り返していた。それでも音楽を続けたいと願う京だったが、知らぬうちに悪い噂が広まり、新たに加入する予定だったバンドから断られてしまう。怒りと絶望のままに街をさまよっていた京は、ふらりと立ち寄ったライブハウス「Luv Beat」の前で砂原摩耶香と遭遇し、オーナーの砂原倫子に言われるまま、Luv Beatに入店する。そこで、モノノケムジカというバンドに出会った京は、彼らの音楽に強く感動するも、「いい曲だけどなんとなく物足りない」という違和感を覚える。ライブ終了後にモノノケムジカの寝古川了、久地楽新汰、鳥野ジンの三人に話しかけられた京だったが、混乱と空腹で何も言えないまま倒れてしまう。目覚めた京は了たちに連れられ、近くにある小さな定食屋で彼らと食事をすることになる。とっさに注文したセイロンカツライスの味と香りは、昨日から何も食べていない京の食欲を奮い立たせ、長らくコンビニ食ばかりだった彼は久しぶりに夢中になって料理の味を嚙み締める。そんな京の姿を見て音楽と「打ち上げ飯」への熱意を思い出した了は、京にモノノケムジカに加入して欲しいと熱望する。予想外の勧誘にとまどった京は、心の準備ができずにとっさに了の誘いを断ってしまう。それでも音楽への思いを捨て切れずに悩み続ける京のもとに、摩耶香から電話が入るのだった。
第2巻
夜森京の加入によって四人組となったモノノケムジカは、順調にバンド活動を続けながらドタバタな日常を送っていた。京たちが熱い音楽を奏で続ける動機にはさまざまなものがあったが、最大の目的は金でも酒でも女でもなく、絶品の打ち上げ飯を思いっきり楽しむことであった。こうして食の宝庫・大阪を舞台に、モノノケムジカの音楽への挑戦と青春、大阪グルメ巡りが始まるのだった。新しい音楽仲間を得た京は、新曲作りやグルメ巡りなどを通して、ますますメンバーとの交流を深めていく。そんな中、ライブハウス「Luv Beat」でのライブを通して人気バンド「ハタタガミ」と知り合った京たちは、雨衣鷺代の協力を得ながら、泉大津の大型フェス出演へのチャンスに挑むことになる。そのため、音源とアーティスト写真の準備をすることになった京たちは、鳥野ジンを通してカメラマンの鳥野智映に撮影を依頼することになる。次の日の朝、待ち合わせ場所に集合した京たちのもとにジンは現れず、手ぶらの智映のみが訪れ、「兄はもう来ない、撮影もしない」と言い張る。智映の言葉が信じられない夜森たちだったが、ベースを務めるジンの脱退は、モノノケムジカの土台の消失を意味していた。京たちの疑問に答えずにその場を去ろうとする智映だったが、智映が持ってこなかった機材を持ったジンがその場に現れる。ジンをモノノケムジカから遠ざけようとしている智映の気持ちを察した寝古川了は、彼女の抱える事情やジンの過去について尋ねるのだった。
第3巻
かつてはバンドメンバーへの深入りを恐れていた夜森京は、新しい仲間のもとで新しい音楽活動を楽しみながら、それぞれがステージに掛ける思いを少しずつ知っていく。同時に京は、音楽を愛するさまざまな人との出会いや身近な音楽仲間たちとの交流を経て、苦手だった人間関係やコミュニケーションの取り方を少しずつ克服していく。そんな中、モノノケムジカは東乃亜に見込まれ、彼のレーベルが主催する音楽イベントに参加することとなる。だが、そのイベントには京がかつて所属し、人間関係がうまくいかずに脱退したバンドが多く出演しており、その中には彼にとっての因縁の相手もいた。イベント当日、乃亜が出した「動員数に関係なく、一番よかったバンドにはできたての北新地サンドを提供する」という期待外れな条件に多くのバンドが呆れる中、ライブ終了後の打ち上げ飯にただならぬ熱意を燃やすモノノケムジカは、ほかのバンドを圧倒するみごとなステージを披露する。乃亜から北新地サンドを受け取った京は寝古川了たちが待つ楽屋に戻ろうとするが、そこに了の姿はなく、かつて京の加入を断った因縁の相手、針田の姿があった。久々に再会した二人は挑発し合うが、お互いの中には以前と変わらぬ音楽への思いがあり、京は針田が押し殺していた本音を知る。針田と気持ちをぶつけ合った京は、涙を流しながら北新地サンドを針田に差し出すのだった。そんな日々を経て、京は音楽への情熱をますます強めていくが、ある人物と電話をしていた了が抱える大きな悩みをまだ知らずにいた。
登場人物・キャラクター
夜森 京 (やもり けい)
大阪で音楽活動をしているキーボーディストの青年。黒髪の短髪で丸い眼鏡をかけた地味な風貌だが、音楽への情熱は誰よりも熱い。昔からおとなしい性格で、他人とコミュニケーションを取ることが苦手。ネガティブで引っ込み思案なところがあり、「陰キャ」だと自覚している。高槻市出身で、愛称は「ヤモくん」。ライブ以外の物事にまったく興味がないほどの音楽好きで、活動に熱中するあまり食事や睡眠もおろそかになることが多い。特に食事には無頓着で、長らくコンビニ食やバランスフードばかりの生活を送っていた。音楽の実力は底知れない一方で、コミュニケーション能力の低さから人間関係がうまくいかず、何度もバンドへの加入や脱退を繰り返すうちに悪い噂が広まっており、一部からは「パラサイト丸メガネ」呼ばわりされていた。バンド「Mag Mouse」への加入を断られ音楽をあきらめかけていた頃に、砂原摩耶香の紹介でモノノケムジカの存在を知り、寝古川了から熱烈なスカウトを受ける。当初はスカウトを断っていたものの摩耶香の後押しもあって、キーボーディストとしてモノノケムジカに加入した。加入後はコンポーザーとして作曲も担当している。モノノケムジカへの加入をきっかけに、了をはじめとする新しい音楽仲間と食事をする機会が増え、大阪ならではのグルメや打ち上げ飯の魅力にはまっていく。また、過去の経験から避けていたメンバーへの深入りや交流にも踏み切るようになり、苦手だった人間関係やコミュニケーションの取り方を徐々に克服していく。まったく女性慣れしていないが、モノノケムジカ加入後に話す機会が増えた摩耶香のことはひそかに気になっている。モチーフはヤモリ。
砂原 摩耶香 (すなはら まやか)
夜森京の友人の女性。大阪のライブハウス「Luv Beat」のオーナー、砂原倫子の娘。ショートカットのおっとりした女性で、小柄で華奢な見た目に反してかなりの大食い。愛称は「マヤ」。ふだんは母親の経営するLuv Beatのスタッフを務めている。面倒見はいいが縁の下の力持ちタイプで、音楽やライブに情熱を注ぐ人たちが大好き。さまざまなバンドへの加入脱退を繰り返しながら、Luv Beatを出入りする京のことは以前から見守っており、盛本たちに加入を断られ落ち込んでいた京にモノノケムジカを紹介する形で、彼と寝古川了たちを引き合わせた。一度は加入を断りながらも迷い続ける京を励ましながら背中を押し、彼がモノノケムジカに加わったあとも応援や助言をするなど、さまざまな形で協力している。
寝古川 了 (ねこがわ りょう)
バンド「モノノケムジカ」のリーダーを務める青年。ドラムを担当している。久地楽新汰とは学生時代からの友人。長髪を後ろに縛った猫目の青年で、個性的なメンバーのツッコミ役を担うことが多い。夜森京以上に服装に無頓着なところがあり、シャツの襟元はいつもズルズルに伸びている。愛称は「ガワさん」。音楽はもちろん音楽活動終了後の打ち上げ飯をこよなく愛するグルメ好きで、セイロンカツライスをおいしそうに食べる京の姿を見て、かつての自分たちの姿を思い出し、彼を熱烈にスカウトする。最初は断られたものの、砂原摩耶香の助けもあって京を新メンバーとして迎えることに成功した。「音楽はうまい飯でできている」が信条で、ライブ後に食べる食事を特に楽しみにしており、それを次のライブの糧にしている。最終的には、京セラドーム大阪を客で満杯にしたあとの金龍ラーメンの味を知ることを目標としている。兄の一と両親の四人家族で、幼少期から父親のドラムを聞きながら育ち、父親の影響でドラムを始める。高校時代は軽音部に所属するも理想と合わず、すぐに帰宅部になった。それでも音楽への熱意が捨てられず、文化祭の出し物のために声を掛けたクラスメイトの新汰と親しくなる。高校卒業後は近畿大学に通っていたが音楽活動のために中退し、これをきっかけに父親とは険悪状態になっていた。東乃亜のイベント終了後、父親との確執が原因でモノノケムジカを脱退し、引っ越し業者に就職する。モチーフは猫。
久地楽 新汰 (くじら あらた)
バンド「モノノケムジカ」のボーカルとギター(フロント)を担当する青年。寝古川了とは学生時代からの友人。金髪の好青年ながらマイペースで楽天的な性格で、その行動原理や発想には謎が多く、付き合いの長い了ですら理解できていない。出会ったばかりの夜森京のipodを無言で拝借し、自分の歌声を吹き込んでから返すなど、無自覚に非常識な行動に走ることがあるため、京からは「サイコ野郎」呼ばわりされている。新曲のタイトルや作詞なども担当しているが、「水道代2億円」や「リビングに噴水」など、かなり個性的なタイトルが多い。いずれのタイトルも、枕元にセットしたスマートフォンに録音された久地楽新汰自身の奇妙な寝言をもとに決められており、深い意味や創作性はまったくない。ほかのメンバーとは異なり無職だが実家は裕福で、両親に大金をもらっていきなりマイギターを買ったり、ライブのたびに靴を買い替えたりなど、常人とはかけ離れた金銭感覚の持ち主。音楽への熱意は強いものの、本音ではイベントや集客に興味がなく、あくまでステージで思いっ切り歌や演奏ができることにやりがいを感じている。それでも京たちと同様に、ライブ後に食べる打ち上げ飯の味と感動は忘れられず、楽しみにしている。高校時代は毎日を退屈に過ごしていたが、文化祭の出し物のために同じクラスの了に声を掛けられたのをきっかけに音楽を始め、彼にギターを教わった。了とは別の大学に通っていたものの偶然スタジオで再会し、彼と鳥野ジンと共にモノノケムジカを結成した。ライブ中はエフェクターが踏みにくいという理由で、いつも裸足でステージに立っている。モチーフはクジラ。
鳥野 ジン (とりの じん)
バンド「モノノケムジカ」のベースを担当する青年。妹の鳥野智映と暮らしている。大柄な体型で、黒髪の短髪だが長い前髪で目元が隠れているうえに無表情で、何を考えているかわからないところがある。寡黙でめったにしゃべらないが、誰に対しても優しく仲間思いのまじめ性格の持ち主。一方でいきなり走り出すなど、誰にも予測できない行動を取ることがある。目元が隠れているため、付き合いの長い寝古川了ですら彼の素顔をよく知らない。また、了からは「まじめで職人気質だが悪く言えば無欲過ぎる」と評されている。智映と共に複雑な家庭環境で育ち、母親から複数のピアスをさせられてもいっさい逆らわないなど無欲で従順すぎることから、智映には長らく心配されていた。このため、バンド内での扱いを心配した智映によって一時的にモノノケムジカから引き離されるが、音楽仲間とのひと時を楽しむ姿を見せ、彼女の理解を得られるようになった。かなりの甘党で、一定時間糖分を摂取しないと暴走する。このため毎朝の朝食時に、必ず甘い飲み物を飲んでいる。実はアイドルが大好き。モチーフはカラス。
砂原 倫子 (すなはら りんこ)
大阪のライブハウス「Luv Beat」のオーナーを務める中年女性。砂原摩耶香の母親。パンクファッションに身を包み、強気な性格ながら面倒見のいい一面を持つ。Luv Beatによく出入りする夜森京のことも、摩耶香と共に厳しく優しく見守ってきた。また、京がモノノケムジカに加入してからはライブ会場の提供はもちろん、さまざまな形で彼の音楽活動に協力している。夫の東乃亜とは、離婚して以来かなり険悪で、再会するたびに苛烈な態度を取り、彼にとって天敵となっている。
シマ
ライブハウス「Luv Beat」のスタッフを務める青年。砂原摩耶香の同僚。にこやかな表情を浮かべ、穏やかで優しい性格の持ち主。加入脱退を繰り返しながら、Luv Beatによく出入りしていた夜森京やモノノケムジカのメンバーとも知り合いで、ひそかに京がどのバンドに加入するかの賭け事をしていた。モノノケムジカの新体制が決まった記念に、彼らを誘っていっしょに豚まんを食べに行った。
雨衣 鷺代 (あまい さぎよ)
大阪の人気バンド「ハタタガミ」のボーカルとギターを担当する女性。相棒の寅尾鳴々子とは対照的に、明るく陽気でサバサバした性格で、豪快で男勝りなところがある。藤井寺市出身で、愛称は「サギちゃん」。酒癖は悪く、酔っ払ったまま食べ歩きをして夜森京の服を汚してしまったことがある。ライブハウス「Luv Beat」でのライブをきっかけにモノノケムジカと知り合い、京の依頼を受けて泉大津の大型フェス出演に協力する。これ以降も何度かモノノケムジカと交流している。小学生の頃に鳴々子の親が営むピアノ教室に通い、そこで彼女と出会い、親友になった。鳴々子とのコンビバンドであるため周囲に舐められることが多く、特に鳴々子が変な絡み方をされるのを見て、矢面に立たされがちな彼女をかばうために、派手なコスプレ衣装でステージに立つようになった。モチーフはサギ。
寅尾 鳴々子 (とらお ななこ)
大阪の人気バンド「ハタタガミ」のドラムを担当する女性。相棒の雨衣鷺代とは対照的に、おとなしく控えめな性格の持ち主。八尾市出身。ライブハウス「Luv Beat」でのライブをきっかけにモノノケムジカと知り合い、京の依頼を受けて泉大津の大型フェス出演に協力する。これ以降も何度かモノノケムジカと交流しており、寝古川了に頼まれて八尾市の案内を務めたこともある。親がピアノ教室を営んでおり、小学生の頃に通っていた鷺代と出会い、親友になった。鷺代の実力に追いつくために、筋トレをして激しいドラミングにも対応できるようにするなど地道な努力を重ねているが、音楽を愛する一番の理由は、鷺代が自由に歌っている姿が好きだから。モチーフはトラ。
鳥野 智映 (とりの ともえ)
鳥野ジンの妹。カメラマンをしている。黒髪のセミロングヘアで眼鏡をかけたまじめな女性で、写真を撮る時はヘアバンドをしている。ふだんはおとなしい性格ながらカメラを持つと人格が豹変し、相手を問わず口調と態度が荒々しくなる。当初は人見知りな態度を見せていたため、この荒々しい一面が明らかになる前は、夜森京から親近感を持たれていた。兄のジンを通してモノノケムジカのアーティスト写真の撮影を依頼されるが、ジンが本当はモノノケムジカの活動を嫌がっていると思い込み、引き離そうとする。ジンと共に少々複雑な家庭で育ったため、昔から誰にも逆らわない従順過ぎる彼を心配していた。しかし、ジンの本音と音楽仲間たちへの思いを知り、彼らの活動を応援するようになる。それ以降は写真撮影やチラシのデザインなど、さまざまな形でモノノケムジカに協力している。幼少期から寡黙でめったに感情をあらわにしないジンのよき理解者となって支えている。
盛本 (もりもと)
大阪のバンド「Mag Mouse」に所属する青年。針田の友人。短髪で眼鏡をかけ、温厚な性格をしている。かつて夜森京のMag Mouse加入を断ったことがあるが、針田が悪口を言ったことは申し訳なく思っており、京のその後を心配していた。東乃亜のイベント終了後に京と再会し、加入を断った件を改めて謝罪した。ぶっきらぼうな針田には少々手を焼いているが、彼とは付き合いが長いためよき理解者となっている。
針田 (はりた)
大阪のバンド「Mag Mouse」に所属する青年。盛本の友人。黒髪の短髪で顔にそばかすがあり、不機嫌で不愛想な表情を浮かべていることが多い。がさつな性格だが音楽への愛は強く、クールに見えてかなり負けず嫌いな一面もある。かつて夜森京のMag Mouse加入を断ったことがあり、その時に堂々と悪口を言ったため彼にとっては因縁の相手となっている。順調に活動していたが客足が絶えたことで悩みを抱えるようになり、モノノケムジカで活躍する京に強い羨望や嫉妬心を抱くようになる。東乃亜のイベント終了後に京と再会して挑発し合うものの「シンプルに他人の成功が憎い」という本音をぶつけ、激論の末に京の共感を得て和解した。モチーフはハリネズミ。
間宮 (まみや)
大阪のバンド「青兎馬(あおとば)」に所属する青年。かつて青兎馬に所属していた夜森京に、友好的に接した数少ない人物。小太りな体型にジャージを着用し、いつも明るく陽気な人懐っこい性格をしている。だが、その明るさゆえの少々無神経な一面が京へのプレッシャーとなり、京が青兎馬を脱退する原因にもなっていた。東乃亜のイベントに参加し、終了後に京と再会する。
東 乃亜 (あずま のあ)
ファイブゼロレコード制作部のA&R(アーティスト・アンド・レパートリー)を務める中年男性。モノノケムジカを気に入り、ファイブゼロレコードが主催の音楽イベントへの出演を依頼する。長髪で顎ヒゲを生やしており、つねに不愛想で寡黙な雰囲気を漂わせている。その風貌から夜森京たちからは外国人男性と間違えられていた。実は砂原摩耶香の父親で、砂原倫子の元夫。倫子からは嫌われているが、娘の摩耶香のことは今でも大切に思っている。気の強い倫子を苦手としており、ふだんのクールな振る舞いも彼女を前にすると一気に崩れて萎縮してしまう。イベント当日は「一番よかった出演者に北新地サンドをおごる」と豪語して出演者たちをがっかりさせるが、唯一北新地サンドに盛り上がっていたモノノケムジカがみごと獲得することとなった。
集団・組織
モノノケムジカ
大阪のライブハウス「Luv Beat」を中心に活動しているバンド。当初は寝古川了、久地楽新汰、鳥野ジンの三人バンドだったが、夜森京が加入してからは四人バンドとして活動するようになる。無所属で無名のバンドだが、いくつものライブやイベントへの出演を重ねるうちに徐々に活動の範囲を広めていき、東乃亜からも一目置かれるようになる。ライブ終了後などに大阪の飲食店に直行し、おいしい打ち上げ飯を楽しむのが定番となっている。