概要・あらすじ
ある日拾ったダッチワイフのユリア100式とひょんな事から同棲が始まった大学生の久保瞬介。ただの機械だと思っていたのに常に迫ってくる性欲旺盛なユリア100式に振り回されつつ誘惑と戦う日々をドタバタと過ごす。
登場人物・キャラクター
久保 瞬介 (くぼ しゅんすけ)
大学生。秋葉歩のもとから逃げ出したダッチワイフのユリア100式を拾った事から、ユリア100式との同居が始まる。中村まりあという許婚がいるため、ユリア100式の誘惑をすんでのところでかわす日々を送っている。プロレスに造詣が深く、ユリア100式などに対してプロレス技でツッコミを入れることが多い。
ユリア100式 (ゆりあひゃくしき)
秋葉歩によって作られたダッチワイフで、最初にセックスした男性の男性器を記憶し、その人の性奴隷となる機能を有する。秋葉歩の元から逃げだし、久保瞬介に拾われて同居を始めると、久保瞬介の人柄と性器に惹かれ、ことあるごとに発情して彼の貞操を奪おうとしている。
秋葉 歩 (あきば あゆむ)
自らの性欲処理のためにユリア100式シリーズを製作した人物。しかしユリア100式だけでなくユリア105式らにも受け入れてもらえず、逃げられてしまう。ユリア100式らからは「博士」と呼ばれている。
ユリア105式 (ゆりあひゃくごしき)
秋葉歩によって作られたダッチワイフで、ユリア100式よりも優れた性能を持つ。久保瞬介の貞操を奪うことに失敗した後は、良夫に引き取られるが、良夫が18歳未満なためにセックスは保留している。良夫宅では等身大フィギュアを装い、母親の目をごまかしているが、それが原因で良夫は母親からあらぬ誤解を受けている。
ユリア108式 (ゆりあひゃくはちしき)
秋葉歩によって作られたダッチワイフ。ユリア100式らと違い、育成することが可能となっているため、少女の見た目をしている。秋葉歩のところから逃げ、久保瞬介のもとに転がり込んだ後は、山本一平に拾われ、ともに暮らしている。
良夫 (よしお)
久保瞬介が家庭教師として行くはずだった家の息子で高校生。ユリア105式に好意を持ち、彼女を引き取るも、18歳未満という理由でユリア105式からセックスは保留されている。かなりのフィギュア好きであり、ユリア105式がダッチワイフであることを知った際もまんざらではない様子を見せる。
山本 一平 (やまもと いっぺい)
大学生で小学校の教師を目指している。好青年であり、保護者のような立場でユリア108式に接しているが、なぜか彼女を誘拐したことになっている。
ルーシーMarkⅡ (るーしーまーくつー)
秋葉歩に対抗したアメリカのマスターが作った汎用人型プレイドール。ユリアシリーズをライバル視している。ユリアシリーズと違い、不特定多数の人間とプレイできるフリーセックスシステムを搭載しており、開放的で自己主張が強い性格をしている。日本に来た後は芸能人としてデビューするが、セックスができないために不満を募らせている。
ルーシーMark3.5 (るーしーまーくさんてんご)
アメリカの博士が作った汎用人型プレイドールだが、開発途中で資金が尽きたため、下半身は女性向けダッチハズバンドのものが使われている。つまり、下半身には男性器がついており、いわゆるふたなりとなってしまった。ホームステイ先の中森薫にこの事実を知られてしまうが、彼女が腐女子であったため、歓迎された後にボーイズラブの知識を植えつけられる。 姉のルーシーMarkⅡと違い少々奥手な性格をしている。
中村 まりあ (なかむら まりあ)
久保瞬介の許婚。地元の名家のお嬢様であり、箱入り娘。また、プライドも非常に高い。久保瞬介とユリア100式が同居していることを納得していないが、ユリア100式の境遇に理解を示すなどの優しさは見せる。
金田 国彦 (かねだ くにひこ)
芸能事務所に所属し、ルーシーMarkⅡのマネージャーを務めている。また、彼女をスカウトした本人でもあり、彼女をアイドルとして売り出すことにかけては真剣である。ルーシーMarkⅡなどからは「クンニヒコ」と呼ばれている。
中森 薫 (なかもり かおる)
ルーシーMark3.5のホームステイ先の女子高生。当初はルーシーMark3.5が女の子であると聞いていたため、股間の男性器を見て驚くも、腐女子であったため、彼女の境遇を知ると理解を示すどころか、ボーイズラブの知識を教えるなどする。
マスター
ルーシーMarkⅡやルーシーMark3.5の開発者。シリコンバレーに研究所を置く。秋葉歩とともに人型性欲処理器具の研究をしていたことがあり、ユリアシリーズを開発した秋葉歩に対してライバル心を抱いている。
良夫ママ (よしおまま)
良夫の母親。ユリア105式がダッチワイフであることを知らないため、良夫が等身大フィギュアに熱を上げていると勘違いしている。
クレジット
- 原作
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原田 重光