概要・あらすじ
国友優架は恋愛に対して前向きな考えを持っている明るい女の子。入学したばかりの高校で、素敵な男の子、志木望と出会う。父親同士が仲が良いこともあり、2人はあっという間に仲良しになる。だが、仮のカノジョから本命のカノジョへと昇格し喜んでいたのもつかの間、望の恋愛温度の低さに、優架はどうすればもっと好きになってもらえるかと悩む。
登場人物・キャラクター
国友 優架 (くにとも ゆか)
高校1年生の女子生徒。オシャレで性格も明るく、相手への思いやりもある優しい少女。恋愛に対してとても前向きな考え方を持っており、いい恋をして女を磨きたいと思っている。2歳の時に事故で母親を亡くしている。
根岸 塔子 (ねぎし とうこ)
高校1年生の女子生徒で、国友優架のクラスメイト。優架とは同じ中学出身で、その頃からの友達。恋愛の最初のドキドキが好きなので、いろいろな異性をとっかえひっかえして付き合っている。サッパリした考え方をしている。
石丸 桂 (いしまる かつら)
高校1年生の女子生徒で、国友優架のクラスメイト。バスケットボール部に所属しており、美人で背が高くスポーツが得意。恋愛には奥手で、せっかく好意を持ってくれた異性に対しても警戒してしまう。
千葉 広貴 (ちば ひろたか)
高校1年生の男子生徒で、国友優架のクラスメイト。優架とは同じ中学出身で、その頃からの友達。実は優架にとって最初の彼氏だったが、今では恋愛関係を清算し、良き男友達となっている。ひとつ年下のカノジョと付き合っている。
志木 望 (しき のぞむ)
高校2年生の男子生徒。カッコ良く、女性からの人気が高い。父親同士が同業者で仲が良いことから国友優架と縁を深め、交際に発展する。あまり深いこだわりを持たない性質で、本気で異性を好きになったことがない。
瀬田 涼子 (せた りょうこ)
高校2年生の女子生徒。父親がリストラされたせいで家があまり裕福ではなく、毎日アルバイトをして家計を支えている。図書館で本を借りるのを唯一の楽しみにしている。精神的に大人で、落ち着いている。
古谷 海斗 (ふるや かいと)
高校3年生の男子生徒。整った顔立ちの持ち主で、モデルとして活躍中ということもあり女性からの人気が高い。伊東紗央里とは5年以上付き合っているためもはや家族同然となっており、ついつい他の異性に目移りしてしまう浮気性タイプ。
伊東 紗央里 (いとう さおり)
高校3年生の女子生徒で、写真部に所属している。古谷海斗と付き合っているが、海斗が浮気を繰り返していることに気づいたうえで放置している。精神的に大人で、自分の感情を表に出さない。
筒井 輝 (つつい ひかる)
高校1年生の男子生徒。関西出身で、関西弁を話す。国友優架とは同じ中学出身だが、高校は違う。中学2年生の春に転校生としてやってくるやいなや、優架に一目惚れして猛烈にアタックを開始するなど、行動的で自分の気持ちに素直。
寺門 弘 (てらかど ひろし)
国友優架の通う高校の卒業生であり、教育実習にやってきた大学4年生の男性。世界史の授業を担当しているが、話が上手で生徒たちから人気がある。高校生時代に、浜中亜希子と付き合っていた。
浜中 亜希子 (はまなか あきこ)
国友優架の通う高校の卒業生であり、教育実習にやってきた大学4年生の女性。英語の授業を担当している。美人だが性格が悪く、筒井輝の家庭教師をしていた時にちょっかいを出し、優架と輝が別れる原因を作った人物でもある。
司 (つかさ)
高校2年生の男子生徒。根岸塔子のことが以前から気になっており、彼女の悪事を止めたことをきっかけに付き合うようになった。それ以降、些細なことで別れてはまたもとの鞘に戻るということを繰り返している。
国友 暁充 (くにとも あきみつ)
国友優架の父親で、推理小説家。最初の妻を事故で亡くしているが、その後も前向きに恋多き人生を送っている。娘である優架にも、いい恋愛をしていい女性になって欲しいと願っている。ゴルフが趣味で、料理の腕前もなかなかのもの。
国友 容子 (くにとも ようこ)
国友暁充と再婚した28歳の女性。元は暁充の担当編集者だった。美人で仕事のデキる女性。国友優架とは義理の母子だが、恋愛のことなどを相談できる姉のような存在となっている。
志木 遼一郎 (しき りょういちろう)
志木望の父親で、社会派ミステリーのベストセラー作家。ゴルフが趣味。国友優架のことを気に入り、息子である望にカノジョとして推薦する。
佐智恵 (さちえ)
国友暁充の2番目の妻だったが、1年くらいで離婚した。その前の夫との間に息子の十和がいる。ネイルサロンを経営しており、家庭に入るよりも仕事に生きるタイプ。
十和 (とうわ)
進学校に通う高校3年生の男子生徒。佐智恵が国友暁充と結婚する前の夫との間の息子。国友優架とは1年だけ義理の兄妹だった。無駄な話をしない頭が切れる冷静なタイプ。優架に対する態度は冷たいが、実はその行動は好意の裏返しだった。
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