ワンダービット インサイダーケン編

ワンダービット インサイダーケン編

のめりこんだ作中で起きたことが、自分の体にまで影響する特殊能力「インサイダー」を持つ実体験(ケン)が、能力に苦悩しながら暮らす日々や、能力を持っているために挑まれたバトルを描いた作品。ケンがのめりこむものは漫画、映画など多岐にわたるが、作中ではゲームを題材にしていることが多い。第10話を描いた後に唐突に編集長に終わりを告げられた作品で、これは島本和彦にとっても初めての経験だった。しかしこの終わり方が島本和彦のノリに合っていたため、本作は島本和彦のお気に入り作品の1つとなっている。「ログイン」1990年23号から1991年11号までで連載された。

正式名称
ワンダービット インサイダーケン編
ふりがな
わんだーびっと いんさいだーけんへん
作者
ジャンル
ゲーム
関連商品
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概要・あらすじ

インサイダー能力により、漫画や映画内でキャラクターが負ったのと同じような怪我を実際に受けてしまう実体験(ケン)は、その能力のため何事にも没頭できないことに悩んでいた。ある日、街を歩いていたケンは、「ゲームなら漫画や映画、小説と違って人の決めた結論にしばられることなく、自分の力で運命を切り開くことができる」と気付き、ゲームセンターでバイクゲームをプレイする。

しかしゲーム中にクラッシュしたことでケンは大怪我を負ってしまう。そして入院した病院でハイリー・コンドル夜目羅恋に出会ったことで、ケンの運命は大きく変化していく。

登場人物・キャラクター

実体 験 (じったい けん)

強力なインサイダー能力を持つ男性。そのため「インサイダー・ケン」とも呼ばれる。インサイダー能力のせいで体に傷を負うことが多い。漫画を買う時はあらかじめ店員に結末を聞いてバッドエンドの場合は買わない、映画は危険な描写が一切ないものしか見ないなど慎重に生活している。夢で自分を痛めつけていた人物にそっくりだという理由で初対面のハイリー・コンドルにいきなり襲い掛かるなど好戦的な性格だが、様子のおかしい秋葉を危険承知で助けに行くなど友達想いの一面もある。

夜目羅 恋 (やめら れん)

入院した実体験(ケン)を見舞いに来た女性。ケンには劣るが強力なインサイダー能力を持つ。優しい性格をしており、ケンとハイリー・コンドルの喧嘩を仲裁することが多い。インサイダー能力でコンドルの計画に協力している。

ハイリー・コンドル (はいりーこんどる)

入院した実体験(ケン)を見舞いに来た男性。大金持ちのコンドル財団の御曹司でもある。自分の計画のためにインサイダー能力を持つ人間を調査しており、インサイダー能力の確認のためにケンに接触する。しかし初対面のケンからいきなり殴りかかられ、ハイリー・コンドルも反撃して喧嘩となったため、ケンとの仲は悪い。

女牙 重傑 (めが じゅうけつ)

実体験(ケン)がコンドル財団の城で出会った男性。アウトサイダー能力を持ち、勝負を持ちかけて何人ものインサイダーを再起不能にしている。ケンにインサイダー能力を感じ、レースゲームで勝負を仕掛けてくる。

秋葉 (あきば)

実体験(ケン)と同じ学校に通う男性。少しだけインサイダー能力を持つ。ゲームを愛しており、秋葉が作ったゲームの完成度は高い。ケンも秋葉の作ったゲームがきっかけでゲームにハマる。学校ではパソコン同好会に所属しており、同じ同好会会員の西武A子のことが好き。

西武 A子

秋葉と同じパソコン同好会に所属する女性。少しだけインサイダー能力を持つ。リアルタイムロールプレイングというジャンルのゲームに入り込んでしまい、母親が心配するほどにやつれてしまう。

その他キーワード

インサイダー

何にでものめりこみやすく、入りやすい能力、またはこの能力を持つ人間の総称。人によって能力の高さに差があり、高い能力を誇る実体験や夜目羅恋は、ゲームや漫画などで受けたダメージや感覚が自分の体にまで影響が及ぶ。

アウトサイダー

何をやるにしても客観的になり真剣にのめりこまない能力、またはこの能力を持つ人間の総称。危険な技も積極的に仕掛けてくるため、インサイダーと有利な立場で戦える。

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