不協和音ラプソディ

不協和音ラプソディ

音痴で歌が苦手な谷口康生と、同じクラスの優等生、田村学の学園生活を描いたコメディ。舞台となるのは、2人が中学3年生から高校1年生を修了するまでの2年間。「ララ」昭和57年7月号から昭和59年3月号にかけて不定期に掲載された作品。

正式名称
不協和音ラプソディ
ふりがな
ふきょうわおんらぷそでぃ
作者
ジャンル
青春
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概要・あらすじ

音痴が悩みの谷口康生にとって、毎年の学年別合唱コンクールは悩みのタネ。昨年までは逃げてやり過ごしていたが、クラスの優等生である田村学に目をつけられ、今年はついに放課後の練習を強要されてしまう。最初は乗り気でなかった康生だが、学の熱意に根負けして練習に参加するうち、少しずつ音痴を克服していく。そしてついに彼らは、学年別合唱コンクールの当日を迎えるのだった。

登場人物・キャラクター

谷口 康生 (たにぐち やすお)

音痴で歌が苦手な中学3年生。その弱点を克服し、学年別合唱コンクールでクラスに貢献したのをきっかけに、文化祭や予餞会などのイベントで表舞台に立たされる。面倒なことは嫌いだが、やるとなったら真剣に取り組む性格。田村学とともに女装で出演した演劇では、アドリブを利かせた掛け合いで観客を沸かせるなど、舞台度胸もある。その才能を見込まれ、高校進学後は演劇部の沢渡一子から熱烈な勧誘を受ける。

田村 学 (たむら まなぶ)

谷口康生のクラスメイト。クラスの優等生で、合唱コンクールや文化祭などのイベントでは先頭に立って生徒たちを仕切っている。学年別合唱コンクールでせめて努力賞を取りたいと、歌が苦手な康生に練習を強要。康生が仮病を使ってサボった時は、自宅に乗り込んで課題曲のテープを渡すなど、並々ならぬ熱意で合唱コンクールの成功を目指す。 康生と同様に、以後の文化祭や予餞会では表舞台に立たされることとなる。

沢渡 一子 (さわたり いちこ)

谷口康生と田村学が進学した高校の1学年上の先輩で、演劇部の部長を務めている。部員不足で廃部の危機に立たされた演劇部を存続させるため、経験者である康生と学を勧誘する。目的のためには手段を選ばない一方で、周到に計画を立てる策略家の一面も備えた女傑。

渡辺 朔巳

谷口康生と田村学が進学した高校の生徒会長。コンクール等での実績がない演劇部を廃部にしたいと考えており、沢渡一子からは目の敵にされている。最終的には演劇部の再起を図る一子に利用され、女装姿で出演させられてしまう。

柄田 (つかだ)

高校1年生になった谷口康生と田村学のクラス担任で、古文の教師。1学期の期末試験で「古文は80点以上取らないと補習」と宣告。さらに予想外の試験問題で生徒たちを翻弄する。

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