五年生

五年生

木尾士目による『四年生』の続編。単位の履修ミスから大学5年生となった彼氏と、弁護士を目指して一足先に社会に出た彼女。学生と社会人という立場に分かれたことで、変わっていく2人の主人公の関係を描く。

正式名称
五年生
作者
ジャンル
恋愛一般
レーベル
アフタヌーンKC(講談社)
巻数
全5巻
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概要・あらすじ

木更津の大学に通う島明夫相馬芳乃は交際中のカップル。就職も決まり、のほほんとした日々を送る明夫だったが、卒業目前に単位履修ミスが発覚。卒業に失敗したため、大学にもう1年通うことになる。一方、恋人の芳乃は無事大学を卒業して、東京の法律事務所で働き始める。かくして明夫と芳乃は遠距離で関係を続けることになったが、すっかり無気力になってしまった明夫は、なかなか芳乃に会えないこともあってイライラを募らせていく。

そんな明夫とどうにか付き合い続ける芳乃だったが、ある時、偶然出会った妻子持ちの中年男性に一目惚れしてしまう。しかも、その事実をベッドの上で明夫に告げてしまい、ついに2人は溜めていた思いをぶつけ合う。

登場人物・キャラクター

主人公

前作『四年生』で就職を決め、お気楽に日々過ごしていたが、単位不足で大学を卒業できず、就職も取り消しとなった。喪失感から気が抜けてしまい、取り損ねた単位を取るためだけに大学に通う無気力な日々を送るが、恋... 関連ページ:島 明夫

主人公

島明夫の彼女。ゼミの谷山教授のコネクションで東京の法律事務所に就職した。司法試験の勉強をしながら仕事をこなす忙しい日々を送っており、義務を果たすような感覚で明夫と付き合い続けていたが、仕事の途中に出会... 関連ページ:相馬 芳乃

谷山教授

島明夫と相馬芳乃が所属していたゼミの法学部教授。学生の面倒見が良く、留年して引きこもり気味の明夫にハッパをかけたり、気分転換させようとゼミのコンパに呼び出したりした。芳乃が勤めている法律事務所の所長の成田とは同窓で、彼から芳乃の不調を聞いて心配するが、原因が彼女の浮気であると明夫から知らされ驚く。

吉村

谷山教授のゼミに所属している島明夫と同じ大学の女子大生。学年は明夫の一つ下だが、浪人しているため年齢は同じ。同じゼミの鳩山とかつて肉体関係にあり、現在の鳩山の彼女である本田と敵対している。男好きのする肉感的なタイプで、ある思惑を持って明夫に接近する。

鳩山

谷山教授の法学部ゼミに所属している島明夫の後輩男子。交際中の本田がかつて明夫のことを好きだったことから、コンパの席で明夫に絡んだ。吉村に誘惑されて肉体関係を持ったことがある。吉村、本田との三角関係が泥沼化しており、相馬芳乃と遠距離恋愛中の明夫に本田との交際を持ちかける。

本田

谷山教授のゼミに所属している島明夫の1年後輩で、鳩山の彼女。明夫のことが好きだったが、彼には相馬芳乃という彼女がいたため鳩山と交際する。吉村から鳩山を奪う形になり、彼女との間に因縁が生まれた。明夫が留年したことから想いが再燃し、鳩山との関係がぎくしゃくしている。

入間 裕介

島明夫、相馬芳乃の友人で、前作『四年生』にも登場した。2人とは同学年で同じゼミに所属していた。学生時代は金髪にしていたが、現在は黒髪に戻して社会人としてバリバリ働いている。大学3年生の時から有賀直子と付き合っていて、卒業後も順調に交際を継続中。

有賀 直子

島明夫、相馬芳乃の友人で、前作『四年生』にも登場した。入間裕介の彼女。大学時代は3人と同じ谷山教授のゼミに所属していて、3年生の時のコンパを機に裕介と付き合うようになった。卒業後も裕介との交際を継続していて、週の半分は自分のアパートで一緒に過ごしている。

長谷川 稔彦

テープ・リライターをしている細身の中年男性。年齢は42歳で妻と耳に障害を持つ息子がいる。屋外でテープ起こしをしている時に相馬芳乃と知り合い、しばしば会うようになるが、突然待ち合わせ場所に息子を連れてきて芳乃を困惑させる。

長谷川の妻

長谷川稔彦の妻。夫が相馬芳乃とたびたび会っていることに気づいており、芳乃を呼び出して夫との関係を詰問した。一見穏やかな落ち着いた女性に見えるが、強い情念を秘めていて芳乃を精神的に追い詰め、ついにはナイフで刺そうとする。

長谷川 隆行

長谷川稔彦の一人息子。本好きの内気な少年で、父親に連れられて相馬芳乃に会い、好きな本について彼女と話した。生まれつき耳に重度の障害があるが、補聴器を使用すれば会話を理解することは可能で、発声もある程度できる。

相馬 由起乃

大学入学を目指して猛勉強中の相馬芳乃の妹。大学に受かったら一人暮らしをする予定。しっかり者の芳乃とは正反対のルーズなのんびり屋で、よく姉や母親に突っ込まれている。芳乃と島明夫が付き合っていることを知っていたが、破局寸前と聞いて驚く。

成田

東京で法律事務所を営んでいる弁護士。同窓生の谷山教授に頼まれて相馬芳乃を引き受けた。芳乃が自律神経失調症を患って調子を崩したこともあり、仕事を減らして司法試験に集中させようと週3日勤務などの特別待遇を提案する。

佐久間

成田が営む法律事務所に勤める女性。公認会計士だが、事務仕事もこなすベテランで、ストレスから自律神経失調症となった相馬芳乃の相談に乗る。厳しいところもあるが、芳乃の状態を気にかけていて、彼女の仕事を減らそうという成田の提案に賛成する。

倉橋

成田が営む法律事務所に勤める30歳過ぎの男性弁護士。司法試験話にかこつけて相馬芳乃を口説こうとするが、芳乃に「彼氏がいる」と釘を刺される。それでも別れ際にボディタッチをするなど、まだちょっかいを出そうとしたため隠れて見ていた島明夫に背後から跳び蹴りを食らう。

書誌情報

五年生 全5巻 講談社〈アフタヌーンKC〉 完結

第1巻

(1999年1月20日発行、 978-4063141962)

第2巻

(1999年6月21日発行、 978-4063142112)

第3巻

(2000年1月19日発行、 978-4063142303)

第4巻

(2000年8月21日発行、 978-4063142488)

第5巻

(2001年1月20日発行、 978-4063142600)

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