四年生

四年生

就職や将来への不安など、大学4年生の恋人同士が直面するリアルな葛藤を綴った青春ドラマ。物語は、2人の主人公たちのその後を描いた続編『五年生』に続く。

正式名称
四年生
ふりがな
よねんせい
作者
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概要・あらすじ

大学4年生の島明夫相馬芳乃は、同じ教授のゼミに所属している恋人同士。芳乃は弁護士を目指して活動中だが、明夫は就職活動への意欲が湧かずフリーターになろうとしていた。将来に対する考え方の違いから、ぎくしゃくするようになる2人。このまま関係が続いていくのか、あっさり終わりを迎えるのか。煮え切らない中途半端な状態が続くが、明夫は思うところがあり、遅まきながら就職活動を開始する。

登場人物・キャラクター

島 明夫 (しま あきお)

法学部に所属している大学4年生。ダラダラとした日々を送っているダメ学生で、同じゼミの相馬芳乃と付き合っているが、就職せずにフリーターになると言いだしたことから芳乃との間をこじらせてしまう。それでも就職への意欲が湧かずにいたが、芳乃との関係を壊したくないと思っており、どうにか現実に折り合いをつけて就職活動に臨む。

相馬 芳乃 (そうま よしの)

同じゼミの島明夫と恋人関係にある大学4年生。前の彼氏と揉めていた時、明夫に相談に乗ってもらったのをきっかけに付き合うようになった。弁護士を志望する才色兼備の優等生で、東京の法律事務所への就職をすでに決めており、現実から目を背け続ける明夫との間に軋轢が生じる。

教授 (きょうじゅ)

島明夫と相馬芳乃が所属しているゼミを受け持っている法学部の教授。専門は民事訴訟法。学生への接し方はフランクで明夫と芳乃の関係を承知しており、ダメ学生と弁護士を目指す才媛というデコボココンビをよくからかっている。

入間 裕介 (いるま ゆうすけ)

島明夫、相馬芳乃と同じゼミの同級生で、有賀直子の彼氏。金髪にピアスという派手な出で立ちだったが、髪を黒く染めていち早く就職活動を開始。明夫とは対照的に早々と保険会社の内定を得た。就職祝いに2人だけで飲むなど、明夫とは気の置けない間柄。

有賀 直子 (ありが なおこ)

島明夫、相馬芳乃の大学の友人。入間裕介と付き合っている。彼氏との仲は良好で、裕介が就職活動に苦しんでいた時には食事の世話に、論文指導に、書類整理にと公私両面でサポートした。自身の就職活動も順調で、互いに高め合えていると芳乃にうらやましがられている。

島明夫の父 (しまあきおのちち)

島明夫とは正反対の古風で真面目なタイプ。息子のことを気にかけていて、明夫が相馬芳乃を連れて帰省した時には彼女の顔を見るためにわざわざ会社を休んで待っていた。妻の島由紀子とは見合い結婚だが、その前から彼女に惚れ込んでいて、伝手を頼って自分から見合いに持ち込んだという意外な一面を持つ。

島 由紀子 (しま ゆきこ)

島明夫の母親。息子のことを全面的に信頼している甘い母親のように見えるが、彼の頼りない部分もしっかりと把握している。結婚前から島由紀子にベタ惚れだった島明夫の父が強引に見合いに持ち込んだということになっているが、実は彼女の方も見合いの前から夫のことをよく知っていた。

野村 洋子 (のむら ようこ)

島明夫の高校の同級生で旧姓は服部。高校時代は目立たないタイプだったが早々に結婚し、良太という男の子をもうけた。高校の仲間たちと集まった時、赤ん坊の姿を見て何か心に残るものがあった明夫は、再び子供を見せてもらおうと相馬芳乃を連れて彼女の家を訪ねる。

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