概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
遠野 清子 (とおの さやこ)
不動産会社「福賑不動産」で主任を務める地味なOL。優しくて面倒見がよく、会社の同僚から慕われている。困った人を放っておけない性分だが、舐められやすいところがあり、部下の仕事を肩代わりしたり尻拭いするはめになったりすることが多い。実母は男性に依存するタイプで、幼い頃から遠野清子を実家に預けて育児放棄し、恋愛にのめり込んでいた。それにもかかわらず、現在は恋人とのトラブルや困り事があるたびに清子のもとを訪れ、問題を丸投げしてくる。金銭面でも清子を当てにしている状況のため、清子は質素倹約の暮らしをしているが生活に余裕はない。独身女性には不向きな古びたアパートで一人暮らしをしていたが、アパート解体による立ち退きを半年後に控えたある日、工事のトラブルによって突然帰る場所を失い、アパートのオーナーにして会社の上司である行定圭亮のマンションで共同生活を送ることになる。これをきっかけに、行定と過ごす時間に幸せを感じるようになり、心惹かれていく。あんこが大好きで、何かにつけて仕事仲間にまんじゅうや大福などを配ることから、一部の部下からは銘菓を揶揄して「ひよこ大福」と呼ばれている。
行定 圭亮 (ゆきさだ けいすけ)
不動産会社「福賑不動産」で部長を務める男性。イケメンだが仕事に厳しく冷徹だと噂され、社内では一目置かれながらも煙たがられている。しかし実際は、少々きつめな口調ながら、自分のことだけでなく部下のフォローも抜かりなく行っており、不器用だが相手を思いやる優しさを持つ。仕事においては厳格でとっつきにくい印象を与えるが、自宅で酒を飲むとタガが外れて人が変わり、甘えん坊で素直になる。その記憶は翌朝には忘れているが、自覚はしているため、なるべく酒は飲まないようにしている。そんな中、新しくオーナーになったアパートでトラブルが発生し、住人であり部下の遠野清子が家を失うきっかけをつくった。その場に居合わせたこともあり、清子を自分のマンションに招くことを決め、同居生活を開始する。この同居生活によって清子に惹かれ、溺愛するようになる。実は離婚歴があるが、元妻とは契約結婚で、文字どおりビジネスライクな結婚生活を送っていた。もともと私生活に潤いを求めないタイプで、食事は最低限の栄養とカロリーを摂取し、適度な運動を行って空いた時間を資産管理と睡眠にあてる決まったルーティンの中で暮らしていた。しかし、清子との生活で影響を受け、食事を楽しむなど二人の時間の中で幸せを見いだすようになる。
書誌情報
今夜、うちにおいで~冷徹上司の理性が溶けたら 3巻 大誠社〈Only Lips comicsめちゃコミックオリジナル〉
第1巻
(2023-09-07発行、 978-4865182033)
第2巻
(2024-02-08発行、 978-4865182149)
第3巻
(2024-10-10発行、 978-4865182347)